「インセプション」(2回目) - 2010.08.29 Sun
前回より、少しは分かった。
1回目は、3段階目の雪の中の場面あたりから、いまいち理解があいまいになっていた。
誰が、なぜ、崖を登っているのかとか、誰が何をやってるのか分かりにくかったし、父親に会わせることで目的が達せられるのかとか。
2段階目で、なぜ浮いてる皆をまとめているのかとか、最後に謙さんは助かるのかとか。いろいろと分からなかったのだ。

エレン・ペイジとディカプー。
(c) 2010 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
もっとも今も分からないのは、そもそも謙さんの目的は達成できたのかということ。
相手の会社をダメにしたいわけでしょう。息子よ自分の道を行け、ってことでOKなのか。自分の道を行って、もしそれが会社を大きくしたい、となったら、なんにもならないのでは?
なんにせよ、アイデアと映像と音楽がすごい。
映像のスケールに感激して泣き、ディカプーの悲しい運命に泣き。
夢の中では死なない、なんていっておきながら、アレなもんだから、スリルが出てくるし。(知らなかったメンバーにとっては、詐欺みたいなものでしょ。)
ディカプーが夫婦トラウマを抱えているから、危険が増えるし。
ラストは、どちらにも取れるように、できている。
でも、映画は、わかりにくかったら、いかん。という考えもあるので、たとえば、あとで観た「ソルト」のほうが、すっきり面白くて、より好みだったなー。
わかりにくくても面白い!というところまで、たどり着く映画も、たまにはあるけど、これは、もやもやが残りすぎの感が。

謙さんとマリオン・コティヤール。
(c) 2010 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
(8月21日 ワーナー・マイカル・シネマズ 板橋)
INCEPTION
2010年 アメリカ作品
監督 クリストファー・ノーラン
出演 レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、エレン・ペイジ、マリオン・コティヤール
参考:インセプション@ぴあ映画生活

好き度☆☆☆★(3.5点。満点は5点)
● COMMENT ●
あれっ?
>ひろちゃんさん
キャストもいいですね。とくに、ゴードン=レヴィット君なんてクールだし。
なんだか、すごくて好き! というのも、もちろん、いいと思います。
ここに書いているのは、たんに私の考えに過ぎないのですからねッ。
「わかりにくかったら、いかん」というのはありますよね!
基本的に私もそういう映画が好きなので、これは「面白い」とは思ったけど「好き」には難しいかもしれないです。
>まおさん
老人の謙さんが拳銃自殺したなら、生き返ってハッピーエンドかもしれず…。
考えるのが面白い、という面もありますけどね~。
謙さんの目的は達成できたのか?
というのもあり?(いやムリ)
うーん、実は全てスケアクロウが見せた幻覚なんです。(笑)
兎にも角にも、自分にとっては今年の(多分)ベスト1です。
大好きな映画になりました。
興奮する作品
やっと記事が登場しましたね~
ほんとにあのインセプションで、謙さんの目的が達成できたのか、
遠回りな方法ですよね~ もっと簡単なやり方がありそう(≧ε≦)
でもきっとリサーチして、あの息子の場合は、
こう言ってやると、こういう行動に出て
会社は継がないので、衰退していく・・・みたいな
裏付けがあったんじゃないでしょうか。なんてこじつけだけど。(^^;
犯罪なのに、あの息子を救うような思いを植え付けてあげるなんて、
その優しさがいいなあ。
映像、音楽、脚本、どれも刺激的で、
私はこの作品、とっても好きになりました~★
私も観た~♪
なにからなにまで物凄い!そして繊細かつダイナミックで美しい!
唯一気に入らない点は、エレン・ペイジの作った夢を散歩する場面で
お店屋さんの軒先からバーンと破壊されていく夢が壊れる場面のぎこちなさ。(モノが飛び散る様子がいかにも作り物っぽい)
他は流れるような美麗さだったのになぁ? わざと?
アソコだけいかにもCGぽい★
最後はコマがとまったなら普通過ぎるし、
とまらなかったとしたらホラーで良くあるパターンみたい。
と、どっちにしてもありきたりなのでどっちつかずにしたんじゃないかと。
>小夏さん
コブが標的であるインセプション。マイケル・ケインが糸を引いていたりして。
ベスト1ほどに良かったですかあっ! なるほど…。
私に言わせれば「ジェニファーズ・ボディ」も、いっしょくたのステージ上なんですが(無茶いうなって?)(劇笑)
>YANさん
お待たせしました。そのわりに、たいしたこと書いてない。
1回目の記事で肩透かしを食らわせてから、だいぶ経ちました。
まあ、いろいろ説明カット、勝手に考えてね、みたいな内容でもありましたか。
ほんとに、すごいなあといえる映画ですが、やっぱり、すっきりしないんですよね~。
>わさぴょんさん
ものすごいですか。たしかにねえ。
あの店なんかの爆発シーンは、私は面白かったです。
ああいうふうに崩壊するのかどうかは別として、イメージ的には、よかったと思いましたよ。
スローだったから、ぎこちなかったんじゃ?
ラスト、どっちつかずにしたのは、余韻を引きますね。ずっと考えちゃいますし。頭のいい作り方です。
クリストファー・脳爛と呼びましょう。(はい?)
そんな柔らか頭のボーさんを悩ませたんですから、
そういう意味でも面白い映画ですね、この作品♪
個人的には、あのシンプルなデザインのコマが欲しいです。
でもって、仕事が間に合わなくて焦ってる時なんかに、回してみて、現実か夢か確かめてみたいです(^^;。
>kiyotayokiさん
論理が、どうでもいい映画は、ほんとにどうでもいいんですが、こういうふうに、きっちり組まれている(らしい)映画は、ちゃんと分かりたいんですよね~。
コマを使えば、夢でうなされることは、なくなりそうですね!(全部、現実だったりして!?)
>さえさん
そう感じるのは、もしかして、各階層での出来事の意外さとかはあまりなくて、階層同士のつながりのほうとか、構造のほうに重点が行っているからかもしれませんね。
なんて自分で書いていて、よくわかりませんが!
これもいいけど、「ソルト」のほうが好きなのは、同じですね~。
TB&コメントありがとうございます
ノーラン監督って複雑な話をこじれさせるのが本当に好きなんでしょうね。「プレステージ」でそれを感じました。個人的には「インセプション」は気に入りました。僕の周り否定派だらけで・・・うーむ。
私は気持ちが引きずられるような映画が好きなので、「インセプション」はかなり気に入りました。加えてジョセフ・ゴードン=レヴィットと言う俳優さんとの出会いも嬉しかったのですよ。もちろん、レオナルド・ディカプリオも良くて、つまり、私のミーハー測定器の針のゆれ幅によって、映画のお気に入り度が変わるのかもしれませんね(笑)
>takさん
複雑で、なお、こじれたら、もう大変ですよ。(笑)
そうそう、「プレステージ」はノーラン監督でしたっけ。
「インセプション」否定派、多いですか? 私の周りは否定派は少数のようです。
>kiriyさん
ゴードン=レヴィットくんは良かったですよね! 「(500)日のサマー」のイメージとは違います。
気持ちを動かされる映画なら、ノーラン監督作品は、ばっちりですね。
ディカプーも良かったし、俳優は皆、わるくなかったと思います。というか、作品の内容に、演技を引き出されていたのかも…。
トラックバック
http://bojingles.blog3.fc2.com/tb.php/1932-45f990d6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
ソルトはこれからですか?
>アイデアと映像と音楽がすごい
私は、これ+キャストの良さで、おもしろ~いと
思ってしまったみたいです。1回鑑賞ではわからない部分もあるのですが、
なんかすべてに圧倒されて(笑)理屈じゃなくて好きな作品なんです(笑)