「ソルト」 - 2010.09.04 Sat
予告編は見ていた。「ソルト」? 塩? スパイなのか、そうでないのか。で、逃げる映画?
じつは、あまり興味を惹かれていなかった。
ごめん。それほど気乗りしないまま観はじめたら、これがまあ、おもしろいこと!

とにかく、これはアクションもの。たぶん、あとには心に残らない、映画館の大画面と音響のなかで、その場で存分に楽しんで観るべき映画。
いつも言うけど、こうしたアクション映画は、テレビの画面で見たら、映画館で観たときと比べて、どれだけ満足感が低くなるか見当もつかない。考えるのも恐ろしい! 臨場感、迫力が違うんだから。
アンジェリーナ・ジョリーのアクションものは、いくつか観てきたけど、映画の内容としては、今回がいちばん私は好きだ。
オープニングは、スパイ嫌疑で拷問されているソルト(アンジェリーナ・ジョリー)。
彼女の正体はアメリカ側の機関関係者なのか、逆にロシア側なのか…。
この疑問がベースにあって、逃げながら標的を追う、というパターンへ移る。標的を追うということは、やはりロシア側なのか!? いや、真犯人を捕まえるためか?
そんなスリルを味わう楽しさ。
どちら側の人間にしろソルトはスパイの訓練を受けているわけで、逃げるにしても標的を追うにしても、手際がいい。
その行動を見ているだけで、こういうことをするのか、かっこいいなー! 危ない! すごいなー! と、さまざま興奮するのである。

そういうアクションを演じるアンジー(いちおう説明しておくと、アンジェリーナの愛称)が、また、サマになること!
「お熱いのがお好き」のマリリン・モンローさんの役である、甘くとろけるシュガー(砂糖)と反対の、ぴりっとしたソルト(塩)味を堪能!
ジェームス・ニュートン・ハワードの音楽も、かっこいい。
この暑い夏、涼しい映画館で、さらにスカッとしたい方には、おすすめの一品。
もちろん、単純なアクション映画は好みません、という方には、おすすめしません。
エンドクレジットで、監督がフィリップ・ノイスだと知って、ちょっと感動。(このように、ほとんど何の情報も知らずに映画を観ている場合も多い。)
なぜかというと、私には、この監督さん、「今そこにある危機」(1994年)、「セイント」(1997年)などのアクションものよりも、人間ドラマの「裸足の1500マイル」(2002年)が印象深かったから。
アクションも、えらく、いけるじゃない。
(8月22日 ワーナー・マイカル・シネマズ 板橋)

SALT
2010年 アメリカ作品
監督 フィリップ・ノイス
出演 アンジェリーナ・ジョリー、リーヴ・シュライバー、キウェテル・イジョフォー、ダニエル・オルブリフスキー、アンドレ・ブラウアー
参考:ソルト@ぴあ映画生活

好き度☆☆☆☆(4点。満点は5点)
● COMMENT ●
かっこいい!
>ノルウェーまだ~むさん
かっこよかったです!
もしかして、シリーズにしようとしてるなんて、まったく思っていなかったんですが、ありうるみたいですね。
こういうアクションは映画館で観てこそ面白い。
期待してなかったぶん、楽しさアップでした!
>さえさん
終わってみれば、これはアンジー以外にいないと思えるくらいに、似合っていた役でした。
ヒットしていないのなら、宣伝段階で、いまひとつ惹かれるポイントがないのが痛いところでは? なんて思います。
私は見終わったときに、続編があるだろうと考えていなかったのですけど、思い返せば、ばっちり「つづきありの可能性」の終わり方でしたね!
DVDじゃ、もったいない!
私も、映画館で満喫しましたよ。DVDじゃ、もったいないですよね~。
アンジーが、カッコ良過ぎ。
どんな展開になるのかワクワク感があったし、ほんとに楽しめました!
こんばんは♪
のかもしれませんね^^
確かにこの猛暑の中で、スカッとしたい人にはお薦めですよね(^_-)-☆
だけど、後に何も残らないにも同感です(笑)
スピーディーな展開、アンジーのアクションにドキドキ、ハラハラ
スリルを味わいました\(~o~)/
アクション好き、アンジーファンなら、確実に楽しめる作品だと思います(*^o^*)
こんばんわ!
アンジー男前でしたね(笑)
映画の中の誰よりも男前でした!
そしてセクシー!
マリリンのかわいらしいセクシーも好きですが、
アンジーのカッコイイセクシーも好きです。
>チェズさん
DVDじゃ、もったいない、まさに、そうです!
どちら側の人間なのか、というサスペンスも、ちゃんとありますし、アクションは楽しめるし、サイコーですね。
>ひろちゃんさん
期待なしで観ると、たしかに、反動で(?)面白い場合は、より面白く感じるのでしょうね。
ちょっと悲しい部分もありますけど、かっこいいアクションにはスカッとしますよね。
アンジーは、アクションなしの映画でも演技で魅せることができるし、アクションもできる、これが素晴らしいんですよ~。
>maru♪さん
男前!
じつに、そのとおりな、かっこよさ、タフさを見せてくれました!
しびれます。しびれすぎです。
砂糖なマリリンも、塩なアンジーも、素敵ですよね~。
No title
本当なら彼女に負けるような成人の男の方が滅多に居ないでしょう。
あほらしいので彼女のアクション映画は、もう観ません(笑)
>jkさん
見る人次第で、いろいろでしょうね!
DVDでも楽しめました♪
パソコンの調子が悪いようで・・・困りましたね。
ボーさんの仰るように、ほんとアンジーのアクションの凄い事!
次から次へと、よくあそこまでスリリングな事を
やってのけるもんです。
出産後の女性とは思えない!ブラボー★
真の悪者は、あまりにも当たり前な俳優でちょっとガッカリ・・・
もっと驚きが欲しかったなあ。
>YANさん
いま帰宅途中で、ケータイからです。帰ってもパソコンがつながるかどうかわかりませんし。
悪者キャラなんでしょうか、あの方。似合うといえば似合う…。
それにしてもアンジー、いいですよね。(アンジーと聞くと相変わらずローリング・ストーンズのアンジーという一節を思い浮かべる私です。)
こんちは
前半の机の脚から砲塔つくっちゃうとかいいっすね。後半はちょっと息切れ感があるかな。個人的に主人公の立場がはっきりしないのは苦手ですね。
>ふじき78さん
かっこよくて惚れ惚れしました。
どっちの立場なのか分からないのがサスペンスでした。
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アンジーがものっすごく格好良かったですよね!
アクションもなかなか☆
新しい女スパイキャラの誕生です~
涼しい映画館でスカッとするのに最適ですね☆