「ハンナ」 - 2012.12.22 Sat
相手は、ケイト・ブランシェット。この、小憎らしい感じが、とても良い。さすがである!
ネタばれあり。

憎たらしいケイトだが、銃撃を受けて一瞬動けなくなるあたり、弱さも垣間見せて、血の通った人間らしさもある。
シアーシャ、いい敵役をつけてもらって、ラッキーですよ。

対して、エリック・バナだが、計画とはいえ、シアーシャに復讐を任せるしかないというのは、いささか情けなくないか?
あとで落ち合って、終わり?
そうでないと、シアーシャの見せ場が半減するかもしれないけど、どうもね。
「ハンナ」と「バナ」で似ているから出たのか!?(そうではないに決まってる。)

終わってみると、CIAの計画とか、事件の経緯が、あまりにもサラッとした説明で済ませている感を受ける。
なんとなく分かるから、いいんだけれど。それも持ち味か。

なぜ、エリックはシアーシャを文明から遠ざけて育てていたのか。修業にじゃまになる雑音を入れないため? 安全のため?
なぜ、発信機の信号を受けたケイトが何も怪しまずにエリックたちの計画に乗ってきたのか。
なぜ、エリックはケイトの顔をシアーシャに教えておかなかったのか。写真がなかったのか。
など、いろいろ引っ掛かりはあるが、なかなか楽しく見たので、いいかな。
(12月22日)

HANNA
2011年 アメリカ作品
監督 ジョー・ライト
出演 シアーシャ・ローナン、ケイト・ブランシェット、エリック・バナ、ジェシカ・バーデン、オリビア・ウィリアムズ
参考:ハンナ@ぴあ映画生活
好き度☆☆☆(3点。満点は5点)
● COMMENT ●
>kiyotayokiさん
そのあたりは、あいまいで…。
ケイトさんは、つい先日、エルフのガラドリエルの神々しい役で逢っていたので、幅広い女優さんでいいなと尊敬します。
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「これも残酷な童話の一種なんだな」と思ったら、
その引っかかりが気にならなくなったという思い出のある一本です。
ケイト・ブランシェットは、さすがの演技でしたね♪