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2020-12

2002年 ベスト&ワースト映画 - 2007.06.26 Tue

各年のマイ・ベスト・ムービーを、少しずつ記事にしていこうという遠大な(?)企画。
今回は、2002年のベスト&ワースト映画。今回も、当時ホームページで書いた感想を中心に記しておきます。

この年は「マルホランド・ドライブ」を8回(映画館で6回、DVDで2回)、2001年から公開中の「ムーラン・ルージュ」を7回(映画館で4回、DVDで3回)観た。同じ日に、この2本をハシゴして観たことも2回あった。
私にとって、これほど同じ映画を繰り返して観ることは、かつてなかった。そんな映画が2本、ほぼ同時期に現れたわけで、なんとも幸せというか、特別な時期だった。

また、マリリンのDVDボックスが8月に発売され、DVDで彼女の作品を、たくさん観た年でもある。

この年に観た映画の総数は150本。


映画館で観たベスト7(初見の映画に限ります。)

ナオミ・ワッツ嬢の出世作
画像は「マルホランド・ドライブ」のナオミ・ワッツさんとデヴィッド・リンチ監督。

1.「マルホランド・ドライブ」…ぶっちぎりのトップ1。
ワーナー・マイカル・シネマズ板橋で「マルホランド・ドライブ」を観るか、または「ムーラン・ルージュ」の4回目を観るか。電車に乗ったあとも迷っていた。
結局、「マルホ」を観たわけだが、その決断が、運命的な出会いというものなのか。
当時の日記での感想は、たいてい短い文章だ。どう書いていたかというと…
『面白かった。ナオミ・ワッツローラ・エレナ・ハリングの主演2人がすごくいい。
デヴィッド・リンチの濃密な世界を旅して2時間半があっという間に。』
1回目の感想なので、大絶賛ではなく、1回観ただけでは分かってない、というふうなのが今となっては垣間見えます。

以下は順不同。
「アザーズ」ニコール・キッドマンはもちろん、こどもたち、雇い人たちともに、いい味でてます。光と闇の彩りも素晴らしい。
デボラ・カー主演の「回転」を彷彿させる、品格ある幽霊談。だがしかし、一筋縄では…。

「8人の女たち」豪華女優がいっぱい! カトリーヌ・ドヌーヴ、エマニュエル・べアール、イザベル・ユペール、ファニー・アルダン…なんとダニエル・ダリューまで!
楽しく、おしゃれで、きれいで、華麗で、皮肉で、怖い。
ヴィルジニー・ルドワイヤンは、もろにオードリー・ヘップバーンだね。

「チョコレート」…人生はビター・チョコレートの味わい。ビリー・ボブ・ソーントンの抑制された演技。ハル・ベリー熱演。ラストが、とっても、いい。

「スパイダーマン」…面白かった。ユーモアもあり、アクションはスムーズでワンダフル。特別に武器を持たないところもいいなあ。
トビー・マグワイアの強そうでない外見も、普通っぽさを、かもし出していい。
ヒロインのキルスティン・ダンスト、ちょいとオバさん顔に見えるが、19歳だぞ!
胸のあたりは色っぽいぞ!
悪役グリーン・ゴブリンのウィレム・デフォー。いいぞ二重人格。やられ方もユーモアあるし。なんか顔がシュワちゃんに似てるような…。
そういえば続編はシュワちゃんが悪役の予定らしい。それじゃあ、バットマンとおんなじじゃん。
前半の、高校を舞台にした青春学園ドラマの部分も楽しめる。だいたい無駄なストーリーがなく、終わりまで、あっという間だった。
身近な者が悲劇に遭ったり狙われたり、親友の父親が宿敵だったり、彼女をめぐって親友と三角関係になるという、王道の展開だが、そこを快調にクリアして、若者の成長物語にしているのは立派。
ラストシーンは、にやり。そうそう、そうなるべきだよ。王道。
相変わらず、エンドクレジットの終わりまで観ずに帰る人がいる。
彼らは、そうして、オリジナルの、「スパイダーマンのテーマ」のメロディを聴き損ねたのであった。かわいそうに。
(筆者注:このときは、調子に乗っていたのか、文章が長い。アーノルド・シュワルツネッガーは結局、出演しなかった。)

「ロード・オブ・ザ・リング」…ひとつの物語世界を見事に作り上げてます。ここまで作ってくれるんだ。次に何が起こるか楽しみで、3時間もあるくせに、あっという間に終わりました。でも、さあ、これからってところなんだよね。壮大なる第1章。
イアン・マッケラン、ヴィゴ・モーテンセン、ショーン・ビーンがいい。

「カタクリ家の幸福」…妙な可笑しさに、笑ってしまうこと必至のホラーコメディミュージカル。マイペースおじいちゃんの丹波哲郎が最高! 
ジュリー、顔、太ってるよ!


テレビで観たベスト5(初見の映画に限ります。そうしないと、マリリンの映画など、私が好きで再見した映画が入ってくるから。)

1.「逢びき」…デビッド・リーン監督の傑作。脚本が最高に上手い。
話の展開、場面の見せ方、ホームの向こう側とこちら側の使い方など、うならせる。
そして、最初のタイトルのシーンから早速聞こえてくるのは、ラフマニノフのピアノコンチェルト2番。マリリンの「七年目の浮気」でもおなじみの曲だ。ワイルダー監督は、妄想ラブシーンの場面に使ったが、きっとこの「逢びき」を頭に描いていたに違いない。

以下は順不同。
「いまを生きる」…よかった。うん。ロビン・ウィリアムズは合ってるね、こういう型破りな教師役は。お得意の、スターのものまねまで聞けるし。
イーサン・ホークも出演している。
それに、生徒のひとりが好きになる彼女がララ・フリン・ボイルだったって、観てる間は気づかなかった。「メン・イン・ブラック2」と、まるで違うんだもん。もっとも10年以上の時が隔たってるからなあ。
やっぱしピーター・ウィアー監督の映画はしっかりしてる。もちろん、まず、脚本や撮影がちゃんとしてるからだが。
最後は狙ってるのが分かるのに、感動させられてしまう。素直に泣かされてもいい出来だと思うよ。

「髪結いの亭主」…理想の生活。申し分のない妻。だが、永遠に続くものはない。アンナ・ガリエナ、いい女です。男の純情な夢ですね。

「マレーナ」…ある人物(ネタばれするのでボカシます)の行動はすごい。強い人だ。私もこういう人間でありたい。
少年の、大人の女へのあこがれをユーモアを交えて描きながら、口さがなく残酷な世間も見せる。
戦争によって、このようにもてあそばれた人生というのは、きっとたくさんあるに違いない。

「ロスト・ハイウェイ」…デヴィッド・リンチ監督作品。悪夢?記憶喪失?二重人格?
精神病?バッドトリップ。
もうひとりの自分。面白すぎる。パトリシア・アークエットがいい感じだぞお。


ワースト5

「エド・ゲイン」…実在の猟奇殺人者を描いたもの。厳格な母親に幼いときから植えつけられた、神や罪の意識が遠因だったとしているようだが、そんなものなのだろうか。心神喪失の判定になった、というのも素直に納得できないな。
(筆者注:あんまり覚えてないけど、まれに見る気分最悪映画だったような気がする。)

「ロゼッタ」…カンヌ映画祭のパルムドール受賞作。主演のエミリー・デュケンヌも主演女優賞を取った。
「ジェヴォーダンの獣」に出ていたエミリーについてキャリアを調べて、この女優さんカンヌで賞を取ってるのかと知り、観てみたかった。
「ジェヴォーダン~」の2年前の映画だが、まだまだどこかイモっぽい少女で、足なども日本の中高生のように、ぶっとかったりする。
内容は、貧しい母子のトレーラー暮らしの生活。母は体と引き換えにヤクらしきものを得ていたり。少女は仕事をクビになり、バイト探しや、河で鱒とり。
仕事をもらうために、裏切りみたいなこともする。
カメラは揺れ、主人公を執拗に追う。面白そうでもない日常の細かいところまで映し取るのだ。
作り物じゃない、人間の日常なんてこんなものかもしれないが、映画として面白いとは思えない。

「エボリューション」ジュリアン・ムーアが出ているから見てみたが。話がゆるゆるのエイリアン・コメディ。両生類、鳥類、哺乳類と進化してくるところだけは、ちゃんとしてる。監督がアイバン・ライトマンだけに、「変形ゴースト・バスターズ」といった観もあるか。
でも、こっちは、つまらない。

「アンブレイカブル」…そういう力があるなら、とっくに気づいてるはずでは?
言われて開花したのか? 
子どもがいきなり親に拳銃を突きつけるのは、無茶な展開だと思うし。
ヒーロー・コミックの世界をあらわしてるつもりなのか?
クーンツの書くSFみたいな雰囲気も少しあるかな。

「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」…私にとって見どころになったのは、きれいなナタリー・ポートマンと、若若しい(といっても、すでにえらく長く生きてるはずの)ヨーダくらいか。
成長したアナキンは、たいしたことないし。
これまでのシリーズで見慣れてきたことと同じことをやっても満足できないのだ。そうなってくると、SFXやアクションではなく、ドラマで見せていかなければならないと思うが、そこがまた、どうも…。

ワースト次点の2本

「カサノバ」…フェデリコ・フェリーニ監督。どうもフェリー二の作品は初期のもの(「道」とか)以外は、どこがいいのか分からない。ドナルド・サザーランド、イタリア語じょうずだね。

「すべての道はローマへ」…ジェラール・フィリップとミシュリーヌ・プレール主演だが、脚本がいまひとつ、すべってる。わざとらしいバラエティ番組のお笑いに近いような場面もある。
ドリューがドッペルゲンガー!?
特別笑、もとい、賞

「ドッペルゲンガー 憎悪の化身」…天晴れ(てんはれ、ではなく、あっぱれ、です。ご存知ですね? 誰に言ってんだ)! 楽しいB級映画。ドリュー・バリモア嬢、こんな作品、いまなら絶対出ないよね。乳出しシャワーシーンもあり、がんばっちょるよ。最後は、こりはモンスター映画かいっ!!と突っ込みを入れたくなる楽しさ。
(筆者注:これはワーストというより、B級の楽しさいっぱい作品。どちらかというと、ほめてます。
一流作品を狙っていながらダメな映画がワーストなのであって、はじめからお馬鹿を狙っていれば、それは素晴らしい映画になりうるのです。

● COMMENT ●

ん?

携帯から操作したら、途中までしか見られないぞ?

広いホームページ

広いホームページなど繰り返して観ることは
ボー(BJ)たちが、なかった遠大と広いホームページなど行けなくなったが
ノーマ・ジーンたちが、広いワースト映画をムーランすればよかった?


>ノーマ・ジーン

投稿したそばからコメントが来たんで驚いたよ!
ふだんは記事を投稿したときにコメントも書いてるでしょ? コメント単独は珍しいね。

下書きしておいた記事を、携帯から投稿したら、一部しか記事にならず、他は消えてしまっていた。
原稿のデータを残してあったから再現できて、よかったものの、携帯からの難しい操作は避けたほうがよさそうだ。
ここのメカは信用しないことにした。

おおお、壮大な企画が!
今は、レンタルなんかですぐに見れる作品が多いから、
改めて紹介してもらって「観よ!」という気になっちゃって面白いです。
「テレビベスト5」の方は、一本も観てなかった…ありゃ。
はじめからお馬鹿を狙って成功している作品って、私も好きです(笑)

>まおさん

はい、ぜひ影響されて観てください。感じ方は人それぞれなので、感動は保証はしません。(笑)
おばか映画も、いいですよね、自分の好みにハマれば。

壮大な企画、2006年から2002年まで来ました。他の年の記事も参考にしてくださいねえ。

こちらでははじめまして

おはようございます! 掲示板にお邪魔したYANです。
こちらでは、ボーさんとお呼びするんですね。

ベストの中にデヴィッド・リンチ作品が2本も入っていて、うれしいです。
こういう不思議世界が私も好きなんですよ。
特に「マルホ・・」には、私もやられました!
2度しか観てないんですが、再度観てみたいですね~
違った見方、新しい発見が増える気がします。

>YANさん

いらっしゃいませ! ありがとうございます。
名前はボー・BJ・ジングルズなので、呼び方は、その3つのうち、どれでもいいのです。(笑)

リンチ作品は刺激的な面白さがあって、いいですよね。
何回も観たい映画というものは、そんなにないと思いますが、「マルホ」はいいですよー。何回も観てください!

懐かしい

過去の鑑賞作品ベストという企画は面白いですね。

「マルホランド~」は、うちの父がDVDを買ってきて、先に両親が見たんですよ。で、解釈が分かれて、結局よく分からなかったらしく、「オマエも見ろ!見て解説してくれ!」といわれ、私も見ました。でも正直一回見ただけではよく分からず・・・。けど見終わってなんともいえないせつない物悲しい気持ちになりましたねー。ナオミ嬢が、すばらしかった。
そのあと、この作品を詳細に分析したHPを見つけ、ようやく「そういうことだったのか!」と理解しました。
また見たいなー。

>紅玉さん

コメントありがとうございます!
え、おもしろいですか? では、紅玉さんもレッツ・トライ!

私も映画を何回か観たあとで、解説したHPを見たことがありますが、あんまりじっくり読んでません…。
自分なりの解釈をしたほうがいいかと思って。とはいえ、分からない部分も多いです。
あの映画の雰囲気に完璧にハマるんですよね。ベストマッチ。フィット。
で、その詳細な分析のHPって、どこですか? こっそり教えてくださいよぅ。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

>○○さん

ありがとうございます。あ、匿名にしなくてもいいか…。
基本線としては私の考えていることと同じですが、私が気づいていなかったところまで解説されていて、すごいと思います。
ただ、それを信じきるだけでは、つまらないので、その上で、自分で感じたことを大事にしていくほうがいいですね。違う解釈は出てこないかもしれないですが、もしも、そうじゃないんじゃないか?という部分が出てくると面白いと思います。

こんにちはー♪
「カタクリ家の幸福」「ロゼッタ」は未見ですが、良いと言うなら見てみたい気も^^
「逢引き」は見たことあるかなぁ~記憶があいまい☆
ワースト次点の2本は名前も知りません^^;
「チョコレート」がベストの方に入ってて嬉しいなぁ♪
ビリー・ボブ・ソーントン好きなんです~(*^^*)
(彼が鬼教師に扮する「ミスター・ウッドコック」楽しみ♪)
「髪結いの亭主」も大大だ~い好きな作品です^^
その他は私も観た事のある作品ですが、まさかボーさんが「エド・ゲイン」をご覧になっていたとは!
とか言って、私はツタヤで借りて観たんですが。
殺人鬼モノ(特に実録)って、結構好きで・・・☆
後味はやはり悪かったですね。作品としても×。

「今を生きる」ってどこでも絶賛されてるけど、
私的には「そんなに良かったかなぁ・・・?」な作品。

あとは、だいたい(程度の差はあれ)好きなものばかりです~♪

>わさぴょんさん

こんにちは!
めったに日本映画を観ないのですが、なぜか観た「カタクリ」。ミュージカルだったから、ですね。
「ロゼッタ」は、つまらなかったほうですよ、私には。
ビリー・ボブで、いちばん最近観たのは「がんばれベアーズ」のリメイクでした。うさんくさそうなのがいいですよね。(ほめてる?)
「髪結い~」、ルコント監督、好きですねえ。「親密すぎるうちあけ話」も、すごくよかったです。(ブログ内に感想あります。)
「エド・ゲイン」は、観なきゃよかった、という映画。真に迫ってるかもしれないけど、映画として、どうなんだろ、とは思いました。
「今を生きる」は観ていると、うまく感動させられてしまうんですねー、まんまと。単純なのかもしれません。


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映画感想の「好き度」について。
☆☆☆☆☆(5)…GREAT!文句なし!
☆☆☆☆(4)…FINE!かなり、いいぞ!
☆☆☆(3)…GOOD.観て損はないかな。
☆☆(2)…NOT SO GOOD.ちょっとなあ…。
☆(1)…BAD!いいかげんにせい!
という感じ。★を0.5点とします。星5つは、ほとんどつけませんから、4.5点なら最高と言えます。 自分にとって面白いかどうかが重要で、世間の評判や、意義がある映画である等々は重要視しません。
好きだなあと思ったら3.5点に星が到達。


クリックで救える命がある。

小鳥頭
忘れっぽい人の同盟。
クリックしたら説明があるかもしれない
(忘れた)。


プロフィール

ボー・BJ・ジングルズ

  • Author:ボー・BJ・ジングルズ
  • HP「シネマ停留所」の管理人でもある。♂。単純に映画が好き。綺麗な女優が好き。マリリン・モンローさんは、わが永遠のミューズ。

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