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2017-06

「ボーン・アルティメイタム」 - 2007.12.01 Sat

本作で第3作目となる「ジェイソン・ボーン・シリーズ」。
スパイアクション映画として、立派に名を残すシリーズになったのではないだろうか。

記憶をなくしたボーンが、CIAでの自分の過去の秘密に迫る。
アルティメイタムとは「最後通告」。最後の決戦に挑むボーン。
CIAの新しい作戦を取材する新聞記者ロスに接触するボーンだが、すでにロスはCIAにマークされていた。
ロスの命が危ないと知ったボーンは、ロスを誘導しながらCIAの追跡をかわそうとする。
この攻防が、ドキドキワクワク、すごく緊迫感があって、おもしろすぎるほど、おもしろい!
CIAの科学技術を駆使した追跡を、知力をはじめとするスパイとしての能力を存分にボーンが発揮して逃げ切れるのか。

ひとつ、引っ掛かったのは、ボーンがロスと連絡を取る手段について、あんなに都合良く準備できるか?という点。(ネタばれしたくないので、分かりにくい表現になってしまうが。)

CIAのパメラ(ジョアン・アレン)はボーンの味方に?
(c) 2006 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

この新聞記者がらみの場面だけでも、すごいと思うのだが、さらに、まだまだ、追跡・逃走劇あり、カーチェイスあり、殴り合いありの、相手の裏はかきまくるわで、退屈しない
監督は前作と同じで、短いカット割りを重ねて、たたみかけていく手法と、カメラぶれの臨場感は相変わらず、どころか、エスカレートしているようだ。

私が、もっとも驚いたシーンは、映画の中盤に現われる。
前作のラストシーンが、なんと! 本作と、こんなふうにつながるなんて!
私は、こんな工夫には、過去に観た映画の中で出合った記憶はない。
もちろん、続編でなければ使えない手だが、一体これは、前作を作ったときから考えてあったのだろうか、それとも、後から、いいこと思いついたとばかりのナイスアイデアか。
頭のいい脚本に感心する。

ボーン抹殺に躍起になる上司と対立する、CIAの職員パメラ・ランディ(ジョアン・アレン)の存在が利いている。
悪者ばかりいるような印象に取られがちな組織内の「良心」を代表し、CIAの評判が落ちるのを防いでいる。(半分冗談。)
3部作すべてを通じて、ボーンと関わるCIA支局員ニッキー・パーソンズ(ジュリア・スタイルズ)は、今回、もっとも活躍した感がある。
ボーンとの昔の関係がどんなものだったのか、なにやらありそうですね。

ボーンの姿と、テレビニュースを見るニッキーの姿を、交互に見せるラストも印象的。上手い。

ただ、これはどうなのかと引っ掛かった場面を、先にあげた点に加えて、さらに言えば…。
まず、ボーンが、どうやって○○○に侵入できたのか。これは謎ですねえ。
そして、カーチェイスで少なくとも2度は普通なら死ぬかケガするだろうというところを、平気でいること。「ダイ・ハード」じゃないんだから、これはスーパーマンすぎるのではないかと思った。
カーチェイスに強すぎるボーン。カーチェイスならボーンにおまかせ。
知恵を使ったリアルさと、屈強なスーパーマンという嘘っぽさを両立させようという狙いなのだろうか。両方の、いいとこ取りで面白くなるのは分かるが、スーパーマンぶりが、少し行きすぎているのではないかと感じた。

ニッキー(ジュリア・スタイルズ)もボーンに協力? パソコン、VAIOじゃないね。
(c) 2006 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

(11月18日)

THE BOURNE ULTIMATUM
2007年 アメリカ作品
監督 ポール・グリーングラス
出演 マット・デイモン、ジョアン・アレン、ジュリア・スタイルズ、デヴィッド・ストラザーン、パディ・コンシダイン、スコット・グレン、アルバート・フィニー

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評価☆☆☆★(3.5点。満点は5点)

● COMMENT ●

ボーさん
脇見厳禁の作品でしたね。
わたしも、ボーンが不死身すぎる点はちょっと気になって、これじゃマックレーンと被るし・・・なんて思いましたが、新聞記者との接触の場面などはスリリングな知能戦で「手に汗握る」とはこのことだなと堪能しました。髪を染めるシーンでは第1作のシーンが思い出され、本シリーズを観た人の記憶までも効果的に利用した最終章、見事でした。

紅ナナカマドさん、おもしろさは満点でしたよね。
星4つあげてもいいのですが、不死身すぎるのが、ちょっと。
3作続けて観たのは正解でした。つながりが、よく分かって、おもしろさも増幅しました。

この映画が公開される前にTVで「1」と「2」をやってくれたのは大助かりでしたよね。
おかげで復習もバッチリ。思う存分「3」を楽しむことができちゃいましたから(映画会社とTV局にまんまと乗せられちゃったわけですが^^;)。
ボーさんも書いてらっしゃる通り、先入観を裏切る脚本が秀逸でしたね♪

kiyotayokiさん、そうですね、とくに「スプレマシー」を観ていないと、「アルティメイタム」の面白さは半減でしょう。
オープニングもロシアでの「逃げ」から始まってますし。
やはり映画は、脚本第一ですね。楽しめました。

ボーさん、もう11月に観てたんですね!
「アルティメイタム」の意味分かりました。ありがとうございます。
前作のラストと言うと、あのシーンかな?
期待がふくらみま~す!

YANさん、お?観に行かれるんですか?
あのシーンですね、ほんとにラストの。
あれがですね、あれが、中…(ピー音)
あ、ネタばれで消されてしまった。(爆)

ラストのシーンって・・・?

ボーさん、こんにちは!
おや、↑のコメントで私自身が、「前作のラスト」について書いてるけど、
今では、もうすでに2作目の記憶が薄れてます。

つまり、この3作目はロシアのシーンから始まってたんですが、
2作目の、ロシアとラストのNYの電話のシーンとの間に、
3作目の、ウォータルー駅・マドリッド・タンジールと
挟まっているって事ですよね?
どうも、時系列で、あれっ?と思ってしまいました。
今度は、ボーさんの記憶が薄れてるかな?
とにかく、繋がっていたのは、電話のシーンですよね?

>YANさん

こんばんは!
そうそう、そのシーンです。
おおっ!と思いますよ、あれは。

それにしても、「まっと・でいもん」も立派になったなあ…と感慨深い映画です。

No title

2作品目からつながってるのは私も「うまい!こーなってるのか!」と思いました。
潜入もふつうならコレがクライマックスでもいいくらいなのに・・・と思った。
でもあんな簡単に入れませんよねぇ?
でも後半寝ちゃって・・・

>わさぴょんさん

なぬっ! 寝たんですとー!
それは、ボーンに一服盛られたのでしょう。(笑)
そうそう、あれは、どうやって入ったのか不思議です。(あれって、あれ…?)

はい、TV放映で観させていただきました。今度は寝ませんでした^^;
↑で言ってるアレはボーさんの○○○と一緒かと。どう考えても無防備すぎ★

追跡場面はとても面白かったんですが
期待値が高すぎたのか、それだけな作品という印象が・・・
でもボーさんが「スクリーンとTVで観るのは別物」といってた通り
映画館で観たら大満足だったんだろうなとは思います。
自分に残念><

>わさぴょんさん
ついに見てしまいましたか。寝ずに!
無防備です。あきれるほどです。
どうやって侵入したか、めんどくさくて描かなかったのでしょう。(笑)
そうなんですよ、設備の違いのほかにも、自宅でテレビで見ると、盛り上がらないときがあるのですよ。映画館とは雰囲気が違いますもん。(なんて前にも言いましたっけ? 健忘症。)


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【ボーン・アルティメイタム】

【THE BOURNE ULTIMATUM】監督 ポール・グリーングラス   脚本 トニー・ギルロイ  原作 ロバート・ラドラム   製作年度 2007年  日本公開 2007年11月10日  上映時間 115分  製作国 アメリカ  

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