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2020-08

「ヘンダーソン夫人の贈り物」 - 2008.03.26 Wed

オープニングクレジットのアニメ(プラス一部、実写)が、おしゃれ!
未亡人になったアンダーソン夫人(ジュディ・デンチ)が売りに出されていた劇場を買い、支配人としてヴィヴィアン・ヴァンダム(ボブ・ホスキンス)という男を雇う。

「ウィンドミル」と名付けられた劇場は、ボードヴィル公演をノンストップで行なうという工夫でヒットを飛ばす。しかし、他の劇場も真似をしはじめ、やがて客入りが悪くなってくる。
そこでヘンダーソン夫人が考えたのが女性のヌード



女性の裸を舞台で見せようと思いつくのだが、規制は厳しい。
さて、劇場の経営は、どうなるのか。

つい先日見た「クィーン」でも、誠実な監督ぶりを見せたスティーヴン・フリアーズの作品というのが、いちばんの注目点だった。
本当にあった出来事をもとにした映画で、ジュディ・デンチボブ・ホスキンス、大人の味の2人の演技が魅力。お互い大人だけど、子どもっぽいケンカをしたり。
口出しがうるさいので支配人に「劇場出入り禁止」にされたアンダーソン夫人が、いろんな策を考えて劇場に入ろうとするところなどは、ユーモラス
デンチさんが可愛い、と思える映画は、あまり見たことがない私である。

ポスター
やがて戦争が始まり、ドイツ軍のロンドン爆撃が激しくなり、劇場は次々に営業を中止する。だが、ウィンドミルだけは、地下に劇場をもっていることもあったが、戦争に負けないで営業を続けていた。
また、そこにはアンダーソン夫人の、ある思いも込められていたのだった…。

ヌードになる女性たちの動機が、芸術などということではなくて、仕事がないから、というのがリアル。
舞台での歌のパフォーマンスも、いい。

ただ、もうひとつ入り込んで見ることができなかった。少し軽い印象で…。
胸に迫ってこない中で、あるひとりの登場人物だけが重たい運命に陥ってしまうストーリーが、私には、後味の面でも、ちょっと引っ掛かるのだった。

映画を見たあとに調べたら、映画館上映のときはボカシなしだったとも聞く。でも、WOWOWではボカシがあったので、がっかりだった。
ボカシへの文句は毎度言い飽きたところもあるが、この作品は、ある意味ヌードがポイントでもあるので、特に、完全に、不満である。書かずにはいられない。
見たいから、という理由ではなく(見たいのは大いに見たいけど)、ボカシがあると、その映画が損なわれているように思うのだ。その映画に対して失礼なことをしている気になる。
もちろん、映画館の場合よりも、テレビは、どんな人でも視聴する機会があるので、制限を考えるのだとは思うが、映画くらいはそのまま放映してほしいものだ。
ボカシは、純粋に映画の価値を受け止める妨げになる。少なくとも私には。

(3月16日)

MRS. HENDERSON PRESENTS
2005年 イギリス作品
監督 スティーヴン・フリアーズ
出演 ジュディ・デンチ、ボブ・ホスキンス、ケリー・ライリー、アンナ・ブリュースター、ロザリンド・ハルステッド、サラ・ソレマーニ、ナタリア・テナ

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評価☆☆☆(3点。満点は5点)

● COMMENT ●

お久しぶりです(^^;ゞ
ジュディ・デンチ、かわいかったですよね~。
彼女は本当にわがままマダムの役が似合いますよね。
地味でコメディ寄りな映画ですが、女性ならではの戦争への向き合い方が丁寧に描かれてて私は好感持ちました。

>かもめんさん

わーい、おひさしぶり~! パソコン直りましたか!?
かわいいデンチは見たことなかった(のか記憶にないのか)ので、珍しいなと思いました。
「女性ならではの戦争への向き合い方」、そうですね。
その点では、女性に、より共感される映画なのかも。

そっか、テレビではボカシがね。

 こんばんは! 記事内リンクとトラバ、どうもありがとうございました。ちょっとネット落ちしていたもので、お礼が遅くなってしまってごめんなさい。

 映画館で観ましたが、確かにボカシはなかったかも。

 私もボカシはないほうがいいと思います。芸術的にそういう部分が出てくる作品だろうが、ダイレクトにエロティックな作品だろうが。

 ボカシがあると、「そこにいやらしいものがあるんだよ」と指摘されているようで、芸術系映画だと作品を穢されたように見えて、エロティック系映画だと「余計なお世話!」と興を削がれる気分がします。

 ジュディ・デンチは『ラヴェンダーが咲く庭で』でもかわいいですよ。見ようによっては「イタい」ともなってしまいますが(汗)。

>香ん乃さん

おおっ! 復活なさいましたか!
ええ、ええ、ボケボケでした。それで興がそがれた部分もあるので、罪なことですよ。
WOWOWは、R18指定の映画のときなど、放送前に注意をうながす字幕を出すのですが、ヌードの場合も、そうしておいて、本編はボカシなしで放送したらいいのでは?なんて思いましたよ。

「ラヴェンダー~」ですか。機会があったらチェックして…みるかもです。

今日DVDで観ました。ボカシはありませんでしたよ。(笑
ボカシがあるとラストの「あなたの秘密も教えて」に対する
「もう見たでしょ」の台詞がいきてこないです。

クマの着ぐるみ着てるのに踊り子たちはみんな中に入っているのが
夫人だとわかっているところなんかツボでしたワ。

>Nanakonaさん

そうですか…テレビ放送だけですね。
むうー、なんか悔しいです。こうなったら、レンタルしてこようかな!?
着ぐるみのところは、ユーモラスでしたね!

WOWWOWはボカシで自主規制なのか~

ジュディ・デンチ可愛かったですね^^
全体的に軽いコメディタッチで、ダンスもキラビヤカだったし、私はフツーに満足です♪
ボカシねぇ・・・。
今作なんかではエロな裸じゃないのに、変に隠すほうがおかしいと思いますね。
舞台上のヌードは絵画みたいだったし、みんなで裸になってる場面はコミカルだったし。

踊り子さん達が「仕事がないから」と自らに言い聞かせるトコにもってきて
「芸術論」で背中をもう一押しする場面は、なんか「うまいなぁ~」でした。

>わさぴょんさん

コメントTBありがとうございます。
テレビですから、規制もしょうがないかとは思いますが。
デンチさんが可愛い、というのが、まず意外で驚き!(失礼な)
ほんとに、絵になりきったヌードですね。
仕事がないから、やるんだ、というのもリアルだし説得力ありです。
なぜか、クレヨンしんちゃんが「ヘンだヘンだよヘンダーソン♪」と私の脳内で歌ってます。(もちろん、けなしてないですよ。)


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