「スパイダーウィックの謎」 - 2008.04.29 Tue
この映画は、どうして観ようと思ったのか、自分でもはっきりしない。
予告編を観て少し面白そうだと思い、フラッと申し込んだ試写会応募に当たってしまったはいいが、平日の試写会は仕事の都合で、まず行けないという例にもれず、今度もまた、あきらめたのだった。
そのリベンジみたいなもの?
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(c)2007 Paramount Pictures. All Rights Reserved. |
やっぱり、フレディ・ハイモアは、うまいです。
子役の中でも実力ピカいち。(他の子役をよく知らないので、いいかげんに言ってるが、実力があるのは確か。)
しかも2役だ。しかも(たぶん)双子の兄弟で2役。
同じ画面に2役が同時に映ることも多くて、私などは、まず、同じ人間を同時にフィルムに収める技術に感心してしまう。
私みたいな「素直で、良い子で、大人しめ」な子どもと、「すねてて、ちょい悪で、わんぱく」な子どもを、違和感なく演じ分けるハイモア君。
末恐ろしや。大人になったら、ただの人、にならないように。ましてや、子役の何人かがたどったような転落人生は、やめてね。
閑話休題。(難しげな言葉、いちど使ってみたかった。)
妖精たち、とくに、シンブルタックとホグスクイールの性格が楽しい。
ブラウニー種族のシンブルタックは、家にいて「妖精図鑑」を守ってきた。怒るとボガートという悪い妖精になる。はちみつが大好物で、怒っていても、はちみつを与えると静かになる。はちみつラッパ飲みである。
彼の怒り具合が、見ていて楽しい。笑えてしまうくらい。
ホグスクイールは、ホブゴブリン族。悪の親玉妖精マルガラスに種族を絶滅させられ、復讐を誓っている。
彼は鳥が大好物。
鳥を見つけると必ず、そちらに気を取られる様子が、見ていて楽しい。笑えてしまうくらい。
シンブルタックの声はマーティン・ショート、ホグスクイールの声はセス・ローゲン。コメディ系の俳優が、ばっちり決めている。
ハイモア君のお姉ちゃんには、サラ・ボルジャーが扮した。調べてみたら彼女、ハイモア君と1歳しか違わない。ハイモア君、彼女と比べると何だか、ずいぶん年下に見えるなあ。
原作は5巻あるそうだが、映画は1本でまとめちゃったのだろうか。結末まで行ってるように思えるのだが。
とすれば、ものすごくコンパクトにまとめたものだ。本作自体、96分で終わっているのだから。
その短さが、スキッとした印象で好感はある。
舞台になるのも、家と、その周辺がほとんどで、あとは町と別世界が少しずつというコンパクトさ。
「風の精」のやりたいことが、いまいち分からず。ラストもあれでいいのかな? とも思うが、ま、いいでしょ。
ゴブリン、トロール、スプラウト…ほかの妖精たちや、安全地帯をつくるサークルなど、子どもが見ても楽しめそう。
上半身が鷲、下半身がライオンという伝説の生物グリフィンの飛ぶ場面は、これぞファンタジー。
乗ってみたいな グリフィンに。
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(4月26日)
THE SPIDERWICK CHRONICLES
2008年 アメリカ作品
監督 マーク・ウォーターズ
出演 フレディ・ハイモア、サラ・ボルジャー、メアリー=ルイーズ・パーカー、デヴィッド・ストラザーン
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評価☆☆☆(3点。満点は5点)
● COMMENT ●
フレディとサラが1歳違い!?
>香ん乃さん
1歳しか違わないって…びっくりでしょー! 絶対ハイモア君が若すぎ。年齢詐称か!?(何の理由で…)
ドリュー、子役から、うまくいってますからね。フレディも、そうなってほしいものです。
妖精たちも面白く見ました。
青田刈り、がんばってください! 私は女優のほうを少しだけ担当します!
そういう訳でしたか(笑)
おお、閑話休題を正しく使っている!
私、前はこの逆の使い方だと思ってたんですよね。
(本題から余計な話へ入る時の言葉だと)
90分近くですきっとまとまっている娯楽作はいいですね。
>まおさん
もしかして、色っぽいお姐さんが出てないから見ないとか思いました? そんなこと…あります!(笑)
閑話休題、予告編は面白そうに思えましたよ。(この使い方は微妙?)
DVDになったら、ぜひ、ご覧くださいましー。
思うに・・・
実写の部分をずっと前(フレディ君が成長期に入る前)に
撮っちゃったからじゃないかなぁと。
その後、CGの部分を合成するのに時間がかかって
公開が遅れて今になったんじゃないかなと思うんですが、
実際のところはどうなんでしょうね(^^ゞ。
>kiyotayokiさん
私は、お姉ちゃんと比べて幼い、という意見なので、お姉ちゃんはハイモア君より後に撮った、ということになれば納得できますね。
真実は、藪の中…?
1歳違い!
そうだったんですか、サラ・ボルジャーと譜レディ・ハイモア君は、一歳違いだったとは。
知らなかったです~。
ボーさんは褒められているのですが、私は正直、フレディ・ハイモア君、大丈夫かな?なんて思っています。
ちょっと出すぎてやしませんかー?
私は、この次の彼の作品、『奇跡のシンフォニー』はスルーしちゃおうと思います。ぶっちゃけ。
>とらねこさん
やっぱり1歳違いとは見えないですよねー。
ハイモア君、出すぎてます? 他に何に出ているか、あんまり認識してないので…。
というか、私は女優メインで映画を観ますので、ハイモア君は、どうでもいいというところもありますが!(笑)
あ、「奇跡のシンフォニー」、予告編見ました。ピアノも弾けるとしたら、才能だらけ?
文中でリンクしてますので、トップに書いてありますように、TBは消しますね。
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ファンタジーがあまり得意ではない私ですが、この映画は楽しく観ました。「ほぼ1軒の家の中だけ」で起こる不思議な出来事を描いたわりには、スケール大きく&おもしろくできあがっていたので。でも、確かに、「風の精たち」の意向には疑問をいだいたというか、そこをもっと詳しく見せてもらいたかったな、と思いました。
フレディはすごいですねぇ~。私は子役と若手俳優の青田刈りには頑張ってるのですが(自慢するなよ)、彼はやっぱり欧米ではピカイチですよ。素敵な青年俳優になる容姿と実力は充分なので、男性版ドリュー・バリモアのように、子役で終わらないで輝いてほしいもんです。