或る日の出来事

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港の町、守加護(すかご)。クラブの支配人の備後(妻夫木聡)は、ギャングのボスである手塩(西田敏行)の情婦マリ(深津絵里)に手を出した。
それがばれてしまい、ボスの手下たちは備後とマリの逢引き現場に乗り込む。備後発見! ビンゴ!

殺されそうになる2人だが、ボスがデラ富樫という殺し屋を捜しているのを知った備後は、とっさにデラは知人なので連れてくる、と嘘を言う。
命をながらえた備後たちだが、デラ富樫は知り合いでもなんでもない。
困った備後は、映画の撮影に見せかけて、売れない俳優の村田(佐藤浩市)に、デラ富樫を演じてもらおうとする…。

勢揃い。
(c) 2008 フジテレビ 東宝

三谷幸喜監督のコメディ。三谷さんらしいといっていいのか、よく知らないが、ほのぼの系で、じつに、まっとうな感じ。(というのが正しい表現か分からないが。)
自分は映画でデラを演じていると信じ込んでいる村田と、彼がデラだと思っているギャングたちとの「すれ違い」の笑い
その間で右往左往する備後たち。

たしかに、おかしくて声を出して笑えたところもあった。映画への愛も感じる。
だけど…ゆるい、というか、平板というか、だらんと続くというか。もう少しピシッピシッとしたところが欲しい。
まったりしちゃって、あとに印象に残ることがないような…。

女優陣の魅力が弱いのもある。深津絵里さんは、まったく私のタイプじゃないし(個人的な問題だが)、綾瀬はるかさんは、そもそも出番が少ない。
印象からすれば、戸田恵子さんのほうが、よっぽど大。いいとこ取り。
といっても、戸田さんが、しょっちゅう衣装替え、早替わりまでしていたことには、映画鑑賞後に雑誌で読むまで気づかなかった…。

劇中映画も「カサブランカ」のパロディっぽく、それでもいいけど平凡

監督が語る元ネタは、このページを(ページが存在する限り)参考に見てもらうとして…。(監督が語っていた中で、私が一番笑えたのは、伊吹吾郎=グルミット、というところ。)

ビリー・ワイルダー監督好きの三谷さんがお好きで、マリリンが出演している映画「お熱いのがお好き」のパロディもあるか?と思って観ていたが、似ているのは、すかご(シカゴ)の町のギャングが出てくることくらいか。
西田さんなどは、「お熱いのがお好き」に出てくるギャング、スパッツ・コロンボみたいに、スパッツはいてたっけ?(注意して見てなかった。)
「完璧な人間はいない」の名ゼリフは出てきましたね。

柳沢愼一のガンさばきは素晴らしかった。
市川崑監督のゲスト出演(出演作として遺作になるのか!?)も見逃せない。「黒い101人の女」なんて映画、検索しそうになった…というのは嘘。2002年に小泉今日子さんが出たドラマ「黒い十人の女」を見て、そのオリジナルの映画も見ていたから。

パーツパーツは、いろいろと面白くて悪くないんだけど、まとまって後で振り返ってみると、私にとっては優等生過ぎるのか記憶に残らず、まあまあか、というくらいの印象なんだよねえ。

(6月14日)

2008年作品
脚本・監督 三谷幸喜
出演 佐藤浩市、妻夫木聡、深津絵里、綾瀬はるか、西田敏行、小日向文世、寺島進、戸田恵子

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評価☆☆☆(3点。満点は5点)

コメント

こんばんは。

TVのお笑い番組に出て、必死に映画の宣伝する三谷監督の姿が
映画以上にインパクトあるものでした(笑)。
三谷作品はTVドラマを含めて、ほとんど観たことがありませんでしたので
物珍しさも手伝って楽しむことができました。
ただ、ボーさんが仰るとおり、曲者が揃った男性俳優陣に比べ、
女優さんはお上品過ぎたかもしれませんね。妖艶なヒロインであれば
どんな感じになったかなぁ・・・と思わなくもありません。

2008.06.21  マーちゃん  編集

まあまあ、ですか…

昨年の前情報だと、『お熱いのがお好き』を相当意識して作った、みたいなコメントがあったので、楽しみにしていたんですけど…マリリン風な女優さんはいないんですね。残念!
それでも私も見に行ってみようかと考えております。まだまだいろいろあって見にいけないんですけどね。

2008.06.21  たけし  編集

>マーちゃん

おはようございます!
三谷さん、よく出ましたねえ、テレビに。仕事とはいえ大変でしたでしょう。とぼけた味が好きです。
ヒロイン…備後がふらふらと引かれる女ですから、妖艶でも面白いですね。
そのヒロインも、ストーリーの中では、あまり重きをなしていなかった印象でした。

2008.06.22  ボー  編集

>たけしさん

そんな情報もありましたけどねえ…。
文中でリンクしているページによると、監督はヒロインを書くときに、「シカゴ」のレニー・ゼルウィガーをイメージしたそうです。計算高いけど器用でないという感じで。
「シカゴ」のレニーといえば、ちょっとマリリン風なんですけども…。
つまらなくはないと思いますので、そのうち観てください。

2008.06.22  ボー  編集

コメント&リンクありがとうございます。

ボーさんは「まあまあ」というところでしたか。
私は「かなりよかった」というところです。映画館で観ていて他の人が笑っていても私は笑わないケースが多いのですが、この映画は一緒に笑った場面が多かったです。というのが「かなりよかった」の評価となりました。

2008.06.22  アスカパパ  編集

>アスカパパさん

私も同じく笑えましたし、館内は大分笑いが起きていました。
ただ、満足するには、なにか物足りなかったのですよね。
いつものように感覚的なもので、説明は難しいのです。

2008.06.22  ボー  編集

こんにちは〜

昨日六本木の映画館行ってきました。「ザ・マジックアワー」を横目に「インディージョーンズ」見ちゃった…。
こちらもハズレじゃなさそうですね!気になってた映画なので参考になりました♪
ところで昨日、上映前の”た〜か〜の〜つ〜め〜”を楽しみにしてたのに、流れてませんでしたぁ…。わたしは出遅れてしまったのでしょうか…。

2008.06.23  ティッシュママ  編集

うんうん。

そうですね〜 そのときは笑ったのですが あまり後に残らないかも・・・

私も 女優陣は ほんとに まったくタイプではありませんでした〜
戸田恵子さんも 個人的には まったく興味がないので、また出ているなぁ〜、って冷めちゃったり。
(監督が好きなのはわかるのですが・・・)

あと 妻夫木くんも さっぱり・・・ でしたね。。 どうしてでしょ。。

ほんと もっと派手に映画のパロディをしてくれたらよかったですね!

2008.06.23  スノーパンダ  編集

私もまあまあでした。

いろんな俳優さんが出てて、クスっと笑えるところもあって楽しかったのですが、
なんだかヤマがない。佐藤浩市さんはよかったですけど。

いろいろパロディも入ってたのでしょうが、私にはわかりませんでした。
最近のお笑いコンビのすれ違いネタを思い出させました。

〔有頂天ホテル〕のほうがおもしろかったなあ〜。

2008.06.24  しねまファイブ  編集

>ティッシュママさん

おはようございます。
あくまでも参考にとどめてくださいねー。感想は人それぞれなので。
私もこの映画、六本木で観たのですが、鷹の爪には会えませんでした。そういう場合もあるんですね…。(悲)

2008.06.24  ボー  編集

>スノーパンダさん

タイプじゃなかったですか? 私は男優は全部タイプじゃないですけど(笑)。…って、そういう意味じゃないですね。
妻夫木くんは、狂言回し的な役で、かなり、しっかりしないといけないのですが、やっぱり若いのでしょうか。重みはないですよね。
パロディが、ばんばん出てくる脚本は難しいのかもしれないですね。

2008.06.24  ボー  編集

>しねまファイブさん

「有頂天ホテル」見てないんですよ。テレビでやってましたが、映画をカットしてる民放は、だいたい見ない主義なので。
そうそう、ここぞというヤマ場は、なかったかもしれません。

すれ違い…アン○ャッシュですね。土曜日もテレビで見ましたよ〜。

2008.06.24  ボー  編集

後になればなるほど・・

ボーさんもやはり感じてらっしゃるみたいですね
私も説明は難しいんですが
後になにも残らない感じなんですよね
見ている時は楽しくて大笑いしていたんですが
なんだか映画を感じないというか・・
やはり説明は難しいです。

女優さんで興味が持てたのは、私もはるかちゃんだけですよ
三谷監督は女優に興味なさそうですね(過去の作品を見ても)だから淡白に感じるのかな

2008.07.02  dora21  編集

>dora21さん

やはり、そうですか。
映画愛の話でもあるのですが、類型的すぎるのかなあ、とも思います。
本文で、ゆるい、と書いてますが、ぬるい、でもいいかも。
女優に興味ない監督だったら、もう私はサヨナラします。(笑)

2008.07.02  ボー  編集

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  • Author:ボー・BJ・ジングルズ
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