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2017-09

「ダイヤルMを廻せ!」 - 2008.07.26 Sat

ヒッチ先生が、クールビューティーのグレース・ケリーを使って作った、舞台劇の映画化。

作者自身が脚本も書いたせいか、じつに、きっちりと、まとまっている。
もとが舞台劇だけに、ほとんどが主人公の家で話が展開され、場面転換の面白さはないものの、代わりに犯罪計画とその終わりまでをじっくりと見せていく。

ホームページのコンテンツタイトル(「ダイヤルBJを廻せ!」)の元ネタにもなった映画。
見るのは5回目。なぜか見てしまう。

ポスター

映画の中で推理作家が、完全犯罪はどこかで計画が狂うからありえない、という。
そして、レイ・ミランド演じる夫が考えた犯罪も、そのとおり、彼が考えたとおりには、いかなくなる。
そこで、どうするか、というのが見ていて面白い。

家の鍵が、文字どおり、事件のカギになる。
細かいことを考えると、映画の展開のようにはなりにくいと思えるが、そうなる可能性もあるから、いいだろう
俳優の魅力とその演技を見て、映画の世界に浸り、なるほど、そうなるか!とお話を楽しめばいいのだ。

窮地に陥ったグレース・ケリーを助けようとして、夫のレイ・ミランドが実は犯人だったというストーリーを、でっちあげのつもりで推理作家が考える。これが、まったくの真実を予期せず言い当てているのが傑作
妻殺し未遂なら、数年で出てこられるから、おまえが身代わりになれ、と推理作家が言う。当の犯人に対して。面白いねえ。

グレース・ケリーの美しさは、見ているだけでも幸せ。
モナコ王妃となるにふさわしい美しさ、気品があって、みとれてしまう。(モナコに観光客を呼ぶためにハリウッド女優を妃にしようと考えられた、という話もあり、マリリンも一時は候補にあったという。)

ラストの、さあ、どっちになる!?的なサスペンスと鮮やかさも見事。

(7月21日)

DIAL M FOR MURDER
1954年 アメリカ作品
監督 アルフレッド・ヒッチコック
出演 レイ・ミランド、グレース・ケリー、ロバート・カミングス、ジョン・ウィリアムズ、アンソニー・ドーソン

参考:
ダイヤルMを廻せ!@映画生活

評価☆☆☆☆(4点。満点は5点)

● COMMENT ●

こんにちは。

5回もご覧になっているのですか。私は2回か3回ぐらい・・・でしょうか。ほとんど、セリフだけで構成されたサスペンス劇ですが
最初から最後まで、心をとらえて離さない展開だと思います。階段に隠したカギが、他の住人に見つからなかったのは奇跡的ですね(笑)。グレース・ケリーのような美人が殺人を犯すハズないですよね~。

今年も観ました

BJさん、こんにちは。回数は覚えてませんがNHKBSで今年観ました。LD持ってますが、画質が劣化して観れません。
刑事に扮したジョン・ウィリアムス(同姓同名の作曲家と間違いやすい。笑)は刑事コロンボの「ロンドンの傘」の被害者役。レイ・ミランドもコロンボに犯人役で出演。アンソニー・ドーソンは「007 ドクター・ノオ」に出てました。ヒッチ先生の意外なカメオ出演(笑)

>マーちゃん

室内劇で、まとまっていて見やすいのか、ついつい、見ております。
無駄なところがないですし、倒叙ものの面白さ、ヒロインの美しさ、と揃っています。
カギのこととか、あのやり方で殺せるかとか、疑問もありますけど、面白いからいいんです。
美人でも殺人を犯すかも、ですよ?

>又左衛門さん

こんにちは!
私もBSの録画で見ました。
ジョン・ウィリアムズもコロンボに出ていたのですか。ジョン・ウィリアムズというと、いまは映画音楽作曲家しか知らない人も多いでしょうね。
ヒッチコックの登場は思わぬところに、ちゃっかりと、ですね。気をつけていないと分からない…かも?

TB&コメント有難うございました。

TBの方式が変わったんですね。
fc2にはTBできなくなったので、ちょっと残念です。
今までご苦労様でした。
仕方がないので、ハンドルネームのところへ記事URLを忍ばせておきました。

ヒッチ大先生には珍しいミステリーですね。
御大は「本格ミステリーは観客が最後の瞬間にしか興味を持っていないので作らない」と仰っていたのです(まるで知り合いみたいですが・・・笑)。

細かく言えば多少の不具合もないことはないですが、気にするレベルではないですね。グレース・ケリー・・・綺麗ですねえ。

>オカピーさん

そもそもFC2にTBできない、というケースがあるのですね。ブログ間のTBの不具合は、どうにかならないものでしょうかねえ。
すみませんが、やっていただいたとおり、記事URLをリンク、という対処などでお願いします。

この作品はミステリーといっても、ヒッチコックの言とは違って、全編、興味ありますよね。原作と演出の力でしょうか。
疑問点は、本当に、細かくいえば、であって、映画として面白ければ、私の場合、じつはあまり重視してませんし、あまり考えません。(笑)

ロバート・カミングス

忘れてましたが、ロバート・カミングスは今年再見した『逃走迷路』では主演してました。犯人に間違われて逃げるという、ヒッチ先生得意のパターンですが。犯人役のノーマン・ロイド(ちょっとプーチンに似ています。笑)は、その後刑事コロンボで監督してます。
このようにコロンボとヒッチコック映画は、関連が多いんですよ。ヴェラ・マイルズやジャネット・リーも犯人やってますしね。

>又左衛門さん

「ダイヤルMを廻せ!」は、犯人側の計画のほうから見せる倒叙もので、コロンボと近いものがありますよね。
ヒッチコック映画に出た俳優がコロンボに流れた、みたいな傾向があったりして?
サスペンス劇なのは同じようですからね。

No title

舞台劇を映画化した作品ですよね
しかし室内劇でもヒッチ先生ならではの映像は見れば見る程秀逸ですね。夫と愛人のキスシーンのシンクロ、光るはさみ、ダイヤルと指の不自然な程のアップ、ソファに投げつけられる札束などなど
ほれぼれしますな~

>dora21さん

オープニングから、ほんの数秒で(という印象)、夫婦と推理作家3人の関係を分からせる見せ方なども、すごいですね。
まさに映画作家の鑑(かがみ)、ヒッチ先生!
先生の映画は、これまで未見のものも、ぜひチェックしたいものです。

もう今では電話を掛けるのにダイヤルは回さないですもんね。この題はTVのチャンネル同様、何をどう回すのか若い人は分からないかもしれない。

「ダイヤルMを押せ」、、、、何か違うよな。

>ふじき78さん

ジーッコッと回す電話は、ダイヤルが戻るまで時間がかかって、いまどきの人間は、いらいらするかも!?
ダイヤルMを回すと、マリリンが出ると、うれしいのですが。

ダイヤルMを回すと、究極のMに繋がったりして。

>ふじき78さん

それは…うれしいような、めんどくさいような、まじめに答えてみました。


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