「殺人捜査線」 - 2008.11.08 Sat
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ウォラックが舞台やテレビで活躍してから映画デビューを果たした後、間もない頃の映画。テレビシリーズ「捜査線」のスピンオフ作品ということだ。
監督が「ボディ・スナッチャー/恐怖の街」(1956年)〔これは「インベージョン」(2007年)の元ネタ映画でもある〕、「ダーティハリー」(1971年)などのドン・シーゲル、脚本が「夜の大捜査線」(1967年)、「ポセイドン・アドベンチャー」(1972年)などのスターリング・シリファントというのを、映画を見始めてから知って、得した気分。
ヘロインを隠した人形などのおみやげを客に買わせ、その人が帰国して税関を無事に抜けたあとに、それを奪うという密輸方法。
ウォラックと相棒のロバート・キース(息子のブライアン・キースも俳優だった)は、ヘロインを回収する(奪う)役。
映画が始まって20分過ぎに、やっとウォラックたちが登場。ロバート・キースは特徴のある、いい面構え。殺しもいとわない実行役のウォラックをうまく動かす。ウォラックの役名がダンサーだから、イメージとしても動く役か。(画像の左端がウォラック、右から2人目がキース)
回収したブツが少ないことを説明するために、正体不明のボス(ヴォーン・テイラー。ヒッチコック監督の「サイコ」〔1960年〕にも出ている)に接触するウォラック。この場面、ボスの態度が不気味で恐ろしくて良かった。
と思ったら、あっけなく…。予想外の展開、いいねー。
最後は、車で逃走のうえ、やはり、あっけなく…。
でも、いい。ハードボイルドで、無駄なく90分以内にカチッとおさまり、楽しめた。
トウキョウ・コネクションが決めたこと、という言葉とか、東京で買った日本人形が出てくるところも親近感(?)あり。
(11月7日)
THE LINEUP
1958年 アメリカ作品
監督 ドン・シーゲル
出演 イーライ・ウォラック、ロバート・キース、リチャード・ジャッケル、メアリー・ラロシュ、シェリル・キャラウェイ、ワーナー・アンダーソン
評価☆☆☆★(3.5点。満点は5点)
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