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2020-04

「クローサー」 - 2005.05.22 Sun

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(c) 2004 Sony Pictures. All rights reserved.

CLOSER
2004年 アメリカ作品
監督 マイク・ニコルズ
出演 ナタリー・ポートマン、ジュード・ロウ、クライブ・オーウェン、ジュリア・ロバーツ

どうしてこんなに恋愛は難しいんだろう。
晴れてカップルになっても、浮気、嫉妬、猜疑心、打算、妥協、さまざまな感情に揺れ動く。
本作のテーマは冒頭のナタリー・ポートマンのセリフ
“Hello,stranger”(「ハロー、ストレンジャー」=こんにちは、見知らぬ人)
に尽きるのではないか。人間関係は、見知らぬ他人、心のうちを知ることのできない他人との出会い。
「クローサー」は、4人の男女による、そんな恋愛模様のケーススタディ、つまり事例研究(?)みたいな映画。

私はナタリー・ポートマンが好きでこの映画を観たようなものだが、ひいき目ではなく、彼女の存在が効いている。ポイントである。
キャストに彼女が必要だったわけが納得できる。成熟した女と少女の中間にいる小悪魔的な奔放な存在。「大人」なジュリア・ロバーツとは好対照で、絶対にナタリーのほうが魅力的で得な役だ。
男2人はどうでもいいのだが、ついでに言えば、へんなところで繊細っぽいジュード・ロウ&どこかケモノっぽいクライブ・オーウェンも役柄に合っている。


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(c) 2004 Sony Pictures. All rights reserved.

この4人が、くっついたり離れたりするわけで、すべて、この4人だけで物語は進行する。
演技者4人のシンプルな舞台劇にもできそうだ。と思ったら、原作はすでに舞台でヒットしたものなのだそうだ。
4人の会話だけで話を展開するスマートさ。
場面が変わったときに、どのくらいの時間が経過しているのかも、会話によって観客に知らせるという知的な構成だ。
洒落たセリフも、ちりばめられている。
監督のマイク・ニコルズが1967年に作った名作「卒業」でも、映像表現の斬新さは際立っていたが、年齢による衰えを知らない新鮮で締まった演出には驚く。

観終わってから、それぞれの生き方を考えてみた。
なんでこんなことするんだろう、あんなふうになってしまうんだろう、と思うが、結局は、そうなっていくことを各自が選択していくのはそれぞれの性格上、避けられないのだろうか。特に男たちが情けないったらない。
そんな中で、ナタリーの役は…それは観てのお楽しみ。

自分の場合は、もっと簡潔にストレートにお互いに「好き」が持続する関係を望みたい。切に。この映画を観て、そう思った。

セックスサイトでチャットをする場面があるのだが、英単語をこういうふうに略して書くのか、と勉強になった。
to を2と書くとか you を U と書くのは、曲名で使われたりもするので知っていたが、他にもたくさん、発音上同じ音で、もっと簡単な別の単語に置きかえる、というパターン(?)などがあった。
長い単語を 「’」記号を使って省略するのも見かけた。
長い英単語を書くのがめんどくさいし、キーボードを打つのにスピードアップにもなり、しかもチャットが、くだけた雰囲気になるんだろうね。

それにしても、カットされた部分のナタリーのストリップシーン(ストリッパーという役柄ゆえ)は観てみたかった。DVD特典に加えてほしい。無理だろうけど…。そしたら買うかも!?
(5月21日)


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(c) 2004 Sony Pictures. All rights reserved.

上の写真、ナタリーなのか? ストリップシーンのスタンドイン(代役)じゃあるまいな…。

トラックバックは、「シカゴ発 映画の精神医学」様「クローサー@映画生活」様「K'S CAFE」様「ツボヤキ日記★TSUBOYAKI DIARY」様に。

評価☆☆☆★(3.5点。満点は5点)

● COMMENT ●

完全ノーカット版は

無理かもですが、未公開映像としてDVD収録される可能性はありそうですねw
それにしても、見事に全画像ナタリー・ポートマン!
……さすがです、ボーさん(^^;

>小夏さん

画像を探してたら、つい、ナタリーだらけになってしまいました…。けっしてわざとじゃありま…す!(^O^)
でも、本当に、いちばん魅力的だったんですから。いいんです。
ああ、外見だけジュード・ロウになって、彼女と付き合いたい…(~_~;)

ナタリーポートマン様へ

「ちょっと待ったー!!」

僕も「お友達からお願いします」
(^^ゞ

>mobeerさん

うーむー。ちょっと待ったコールとは…。
三角関係になったら、もうひとり女性を加えて「クローサー」の再現か?
(・・;)

こんばんは

TB返し&コメントまでありがとうございましたo(^-^o)私はナタリー・ポートマンのファンなので、彼女びいきなBLOGになってしまってますが(笑)彼女のストリッパーシーンはちゃんと本物ですvご存知だとは思いますが、もっと過激なシーンもあったみたいなんです。でも監督が不必要だと言うことでカットになったみたいですね。ナタリーのファンサイトも運営してますので良ければまた覘きに来てくださいね(^O^)では!

>Mrs.Bingさん

ナタリー・ファンですか、それは素晴らしいです!
映画は、ストリップの詳細が大切な意味をもつもの、というものではなかったですからね。
ファンサイトも少し見てみました。後日ゆっくりと拝見いたしますっ。

大人子供

ナタリーの微妙な感性が
表に出てて、すごいよかったですね。
楽しめました。
イライラとラブラブがね。同居してて。
しかも、すがすがしいからなあ。

>wings283さん

ナタリー、いいですよねえ!
いちばん得な役ではあったのですが、見事に、こなしています。
彼女によるオープニングとラストも、かっこいい。
美貌と才能、天はニ物を与えたまう…

はじめまして。
やっと観てきたのでTBさせて貰いました。

ブログサーフィンなどをしていると結構酷評が多かったのですが、私的にはDVDを買いたくなるほど(同じくポートマンのカットストリップシーン復活希望・笑)すごく良かったです。
ただ、純潔主義とかの人には受けないかもしれませんね。

>pinocoさん

いっらっしゃいませ、こんばんは。
酷評、多いですか? 私はあまり他を見回っていないので分かりませんでしたが。どうしてでしょうね。
ほとんど4人だけの演劇、面白いと思います。純潔主義の人には…確かに受けません! 怒りの鉄拳が飛ぶでしょうか!? そんなものは、軽~く受け流しましょう。

やっと見ました。

遅ればせながら・・・ギリギリセーフで見てきました。
感想、トラックバックさせていただきました~♪
ナタリー・ポートマンが素顔で号泣するシーンの眉毛の下がり具合、あ~名前思い出せないけどあの~、「ベティー・ブルー」の女優さんの泣き顔に似てるなぁと思いました。
ナタリーの最初の登場場面にやられました(表情も会話も♪)
んで、後半のオーウェンの巻き返しにギャフンです~(笑)

>uniko@ニャンくん さん

おお、ありがとうございます。
私には、ナタリー・Pの印象が鮮やかな映画です。
「ベティ・ブルー」というと、ベアトリス・ダル? あの映画はあまり記憶になくて。似てるかどうか分からない…。
けれど、写真展に飾られた彼女の泣き顔の写真は、よかった!
…しかし、オーウェンおじさん、したたかですよね~。

やっと観ました~♪

 なので、TBさせていただきましたm(_ _)m

 70歳代のマイク・ニコルズの、若々しくて洒落た視点に感心しました。シックで味わい深い映画だったので、観られてよかったです^^

>香ん乃さん

TBも、ありがとうございます。
監督のセンス、お洒落でしょう?
これから、そちらへ拝見しに行きま~す。


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映画感想の「好き度」について。
☆☆☆☆☆(5)…GREAT!文句なし!
☆☆☆☆(4)…FINE!かなり、いいぞ!
☆☆☆(3)…GOOD.観て損はないかな。
☆☆(2)…NOT SO GOOD.ちょっとなあ…。
☆(1)…BAD!いいかげんにせい!
という感じ。★を0.5点とします。星5つは、ほとんどつけませんから、4.5点なら最高と言えます。 自分にとって面白いかどうかが重要で、世間の評判や、意義がある映画である等々は重要視しません。
好きだなあと思ったら3.5点に星が到達。


クリックで救える命がある。

小鳥頭
忘れっぽい人の同盟。
クリックしたら説明があるかもしれない
(忘れた)。


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ボー・BJ・ジングルズ

  • Author:ボー・BJ・ジングルズ
  • HP「シネマ停留所」の管理人でもある。♂。単純に映画が好き。綺麗な女優が好き。マリリン・モンローさんは、わが永遠のミューズ。

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