2009/01/07(Wed) 23:00
♪OKコラル〜♪という歌がオープニングから聞こえてくると、ワクワクする。
ディミトリ・ティオムキンが作曲し、フランキー・レインが歌う名曲だ。
この歌、映画の途中でも何度か流れる。場面が転換するところ、たとえばワイアット・アープ(バート・ランカスター)が兄を助けるためにトゥームストンへ行くときに、旅路についた馬を映しながら、♪ワイアットはトゥームストンへ行く〜♪みたいに、話の説明をしながら歌われるのだ。いいねえ。
ワイアットは、恋人を置き去りにして、兄の加勢に行く。恋人より肉親を選んだ、苦渋の決断! …うーむ。西部の男は、やはり、そうなるのか…。
飲んだくれで、肺の病が重い、賭博師ドク・ホリデイ(カーク・ダグラス)とワイアットの友情は、ドクが正当防衛で相手を殺したのにリンチにかけられそうになったのを、ワイアットが助け、ドクが恩を感じたことから始まった、という話になっている。
そして、トゥームストンでのアープ兄弟とクラントン一家の決闘でも、結局、ドクはワイアットたち兄弟の助っ人になる。
カーク・ダグラスのインテリっぽい見かけが、もとは医者だったドク・ホリデイに合っているような気はする。
ダグラスの個性が強いので、ランカスターは、どうしても印象的に負けている。

ドクの彼女役は、ジョー・ヴァン・フリート。「エデンの東」(1955年)で、キャル(ジェームズ・ディーン)の母親を演じて、アカデミー賞助演女優賞をとった人。ここでも、いい味出してます。
OK牧場というけれど、英語では「OKコラル」。コラルは「家畜の囲い」の意味で、当時は、馬を貸したり預かったりする商売をする場所のことだったようだ。
ワイアットの兄バージルのお嫁さんが、死ぬかもしれない決闘なんて止めてよ、みたいなことを言うが、もっともな意見で、決闘をしなければ収まらないような西部開拓時代のアメリカって、いったい何? と思ってしまう。
西部劇は見ていて面白いけど、その暮らしを実際に考えてみると、ワイルドだよなあ、と。
デニス・ホッパー(誰、それ?なんていう方もいるんでしょうねえ…)がクラントン一家の末っ子を演じている。まだ子どもといえる年齢で決闘になど参加せず、親を安心させるように、ワイアットが彼と個人的に関わるシーンがあるのだが、最後には、ワイアットは彼と決闘せざるをえなくなる、という展開になる。
スタージェス監督には「荒野の七人」(1960年)、「大脱走」(1963年)など、痛快アクションの傑作がある。
また、本作の後日談のような形で、「墓石と決闘」(1967年)という作品も作った。
OK牧場の決闘を扱った映画では、ジョン・フォード監督の「荒野の決闘」(1946年)が有名だが、あちらが叙情的(音楽だって♪オーマイダーリン、クレメンタイン♪…「雪山賛歌」のメロディ)なのに比べて、本作はストレート!でした。
(12月21日)
GUNFIGHT AT THE O.K. CORRAL
1957年 アメリカ作品
監督 ジョン・スタージェス
出演 バート・ランカスター、カーク・ダグラス、ロンダ・フレミング、ジョー・ヴァン・フリート、ジョン・アイアランド、デニス・ホッパー
参考:OK牧場の決斗@映画生活
評価☆☆☆★(3.5点。満点は5点)
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『荒野の決闘』の感想文を書いた際、『OK牧場の決斗』についてもふれました。昔TVで観たけれど内容を忘れてしまった・・・と。西部劇の...
『炎の人ゴッホ』でゴッホに扮したカーク・ダグラスは力演でした。彼は『探偵物語』始め、多くの映画で熱演していますが、この『OK牧場の決斗』のドク・ホリデイも正にはまり役。
ドクはワイアット・アープ保安官に受けた借りを返しに、離れた地で保安官をしているアー
「OK牧場の決斗」 アメリカ仁侠映画の金字塔。
【原題】GUNFIGHT AT THE O.K. CORRAL
【公開年】1957年 【制作国】米 【時間】1...
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私なんかも、映画好きの両親のワル乗りもあり、カウボーイ・ハットに、二挺拳銃用のホルスターにコルトをさして、良く悪を倒しに空き地に向かったものです。銃の引き金を引くと、ヒモのついたコルク玉が発射されたものですが・・・。
そんな私には、ドク・ホリデイはアンチ・ヒーローの鑑でしたね。日本人には天保水滸伝の平手造酒(ひらて・みき)そのもので、分かりやすかったですし。
正に西部劇は浪曲とおんなじでした。