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2017-08

「OK牧場の決斗」 - 2009.01.07 Wed

♪OKコラル~♪という歌がオープニングから聞こえてくると、ワクワクする。
ディミトリ・ティオムキンが作曲し、フランキー・レインが歌う名曲だ。



この歌、映画の途中でも何度か流れる。場面が転換するところ、たとえばワイアット・アープ(バート・ランカスター)が兄を助けるためにトゥームストンへ行くときに、旅路についた馬を映しながら、♪ワイアットはトゥームストンへ行く~♪みたいに、話の説明をしながら歌われるのだ。いいねえ。
ワイアットは、恋人を置き去りにして、兄の加勢に行く。恋人より肉親を選んだ、苦渋の決断! …うーむ。西部の男は、やはり、そうなるのか…。

飲んだくれで、肺の病が重い、賭博師ドク・ホリデイ(カーク・ダグラス)とワイアットの友情は、ドクが正当防衛で相手を殺したのにリンチにかけられそうになったのを、ワイアットが助け、ドクが恩を感じたことから始まった、という話になっている。
そして、トゥームストンでのアープ兄弟とクラントン一家の決闘でも、結局、ドクはワイアットたち兄弟の助っ人になる。
カーク・ダグラスのインテリっぽい見かけが、もとは医者だったドク・ホリデイに合っているような気はする。
ダグラスの個性が強いので、ランカスターは、どうしても印象的に負けている。
ビデオジャケット(海外盤)
ドクの彼女役は、ジョー・ヴァン・フリート。「エデンの東」(1955年)で、キャル(ジェームズ・ディーン)の母親を演じて、アカデミー賞助演女優賞をとった人。ここでも、いい味出してます。

OK牧場というけれど、英語では「OKコラル」。コラルは「家畜の囲い」の意味で、当時は、馬を貸したり預かったりする商売をする場所のことだったようだ。
ワイアットの兄バージルのお嫁さんが、死ぬかもしれない決闘なんて止めてよ、みたいなことを言うが、もっともな意見で、決闘をしなければ収まらないような西部開拓時代のアメリカって、いったい何? と思ってしまう。
西部劇は見ていて面白いけど、その暮らしを実際に考えてみると、ワイルドだよなあ、と。

デニス・ホッパー(誰、それ?なんていう方もいるんでしょうねえ…)がクラントン一家の末っ子を演じている。まだ子どもといえる年齢で決闘になど参加せず、親を安心させるように、ワイアットが彼と個人的に関わるシーンがあるのだが、最後には、ワイアットは彼と決闘せざるをえなくなる、という展開になる。

スタージェス監督には「荒野の七人」(1960年)、「大脱走」(1963年)など、痛快アクションの傑作がある。
また、本作の後日談のような形で、「墓石と決闘」(1967年)という作品も作った。

OK牧場の決闘を扱った映画では、ジョン・フォード監督の「荒野の決闘」(1946年)が有名だが、あちらが叙情的(音楽だって♪オーマイダーリン、クレメンタイン♪…「雪山賛歌」のメロディ)なのに比べて、本作はストレート!でした。

(12月21日)

GUNFIGHT AT THE O.K. CORRAL
1957年 アメリカ作品
監督 ジョン・スタージェス
出演 バート・ランカスター、カーク・ダグラス、ロンダ・フレミング、ジョー・ヴァン・フリート、ジョン・アイアランド、デニス・ホッパー

参考:OK牧場の決斗@映画生活

評価☆☆☆★(3.5点。満点は5点)

● COMMENT ●

昭和の子供は皆ガンマン好き

私が、のび太やジャイアンみたいにコンクリートの土管が放置してある空き地で遊んでいた頃は、昭和もまだ30年代でしたが、その頃はテレビの「ララミー牧場」や「ライフル・マン」などの影響で、「真昼の決闘ごっこ」なども存在いたしました。

私なんかも、映画好きの両親のワル乗りもあり、カウボーイ・ハットに、二挺拳銃用のホルスターにコルトをさして、良く悪を倒しに空き地に向かったものです。銃の引き金を引くと、ヒモのついたコルク玉が発射されたものですが・・・。

そんな私には、ドク・ホリデイはアンチ・ヒーローの鑑でしたね。日本人には天保水滸伝の平手造酒(ひらて・みき)そのもので、分かりやすかったですし。
正に西部劇は浪曲とおんなじでした。

おはようございます

「荒野の決闘」は正統派西部劇で、本作は、若干マカロニ・ウエスタンが入っているかもしれませんね。決闘に向うシーンは「ワイルドバンチ」風でもありました。私は本作の記事を書いた後に「墓石と決闘」も観たのですが、なんと、ドクが復活していました(汗)。

アンチ・ヒーロー

去年の暮れに観た「ヴェラクルス」では個性の強い役をやっていたバート・ランカスターが主役のゲイリー・クーパーを完全に食っておりました。
これから売り出そうって役者さんはアンチ・ヒーローを演じるに限りますね(^^。

訂正です

「荒野の決闘」と「OK牧場の決斗」がごっちゃになっていました。「OK牧場の決斗」ではドクは生き残っていますね(汗)。ボーさん、ドクさん、ごめんなさい。

今年もよろしくお願いします。

 この映画を私はリアルタイムで観ました。その当時に記した生の感想をUPしていましたので、TBさせて頂きました。

>ダグラスの個性が強いので、ランカスターは、どうしても印象的に負けている。
 同感です。ランカスターは「荒野の決闘」のヘンリー・フォンダのアープとも比較されるので、不利ですね。
 一方、ドク役の方は、「荒野の決闘」のヴィクター・マチュアより、この映画のカーク・ダグラスの方に私は軍配を挙げたいです。

 ケットウのトウが‘闘’ではなくて‘斗’になっているのが、作品の性格を表しているようで面白いです。そういえば当時は‘斗’という字を私も用いていました。

>lalakiさん

子どものとき、ガンマンの真似ってしましたよねー。
いまは、しないのかも。

銀の玉が飛ぶ銀玉鉄砲や、火薬がパーンと音を出して匂いもする巻玉鉄砲で遊びましたねえ。
コルク玉って、それより前ですか(笑)。

平手造酒はよく知らないですが、ドク・ホリデイに似ていますか。酒屋のメーカーみたいな名前と、いつも思います。(爆)

>マーちゃん

おはようございます!
コメント時にパスワードを入れておけば、間違いがあっても後で直せますよ。(ご存じでしたら聞き流してください。)

マカロニウエスタン、なるほど分かります。「ワイルドバンチ」もそうですね。並んで決闘に向かう、かっこいい感じ!

ワイアット・アープの映画は、よく作られていますが、これじゃ、保安官なんて命がいくつあっても足りないみたいですね~。

>kiyotayokiさん

「ヴェラクルス」も懐かしいですねえ。あれはランカスターが目立っていましたっけ。
アンチヒーローは、役柄上、特異なので、それだけで目立ちますね。お得な役です。

>アスカパパさん

今年もよろしくお願いします!
ありがとうございます。
これ書かれていたのですね。見つけそこないました。

そうなんです、ランカスターのアープは、「荒野の決闘」のヘンリー・フォンダのアープという比較された場合の強敵がいるので可哀想かも。
「荒野の決闘」のヴィクター・マチュアは、ちょっとマッチョで元気に見えすぎるような…。

「決斗」という字は、いまは見慣れないかもしれないですね。
感じの見た目の印象というのはあって、なんとなく、「決闘」とは違いますよね。

映画ブログを書いています晴雨堂ミカエルです。
 
私はカーク・ダグラスが主演で、バート・ランカスターが助演だと今でも思っています。

>晴雨堂ミカエルさん

いらっしゃいませ。
印象的には、ダグラスのほうが強いですからね。
酒場女と関係があるのも、彼のほうですし!

顔が覚えられず

いつも混乱します(汗)
ワイアットの作品は何個も観てるんですけどね~。もしかして、映画ごとに細かいところが違っているのかな?

>決闘をしなければ収まらないような西部開拓時代のアメリカって、いったい何?

ホント、現代の日本で平和に暮らしてる私たちには想像もつかない世界なんでしょうね。そんな日常とはかけ離れたところがいいんでしょうか。

>宵乃さん

同じ話でも、映画によって細部が違うのはあると思いますよー。同じだったら面白くないし、あんまり作る意味がないかも。
決闘したり、喧嘩したり、先住民と争ったり、そんな歴史で開拓していったんですねえ…。


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