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2020-01

「ダイアナの選択」 - 2009.03.26 Thu

これは好きだなあ。繊細で美しく哀しく衝撃的で、じわじわと泣けてしまう作品だった。


ポスター
このポスター、上がエヴァン・レイチェル
・ウッド、下がユマ・サーマンだが、2人が
逆位置のものもある。

観賞の第一の動機は、大好きな映画「アクロス・ザ・ユニバース」(2007年)のヒロイン、エヴァン・レイチェル・ウッドが主演していることだったが、もしもそうでなくても、観ることができてラッキーだった。

これは、あらすじも何も知らずに観るのが一番インパクトがあっていいので、そうすると感想も何も書けなくなってしまうわけだが、それでも映画紹介に書かれている程度の前知識があっても、まあまあ問題はないと思う。
それ以上の中身があるから。
でも、トラックバック先などのブログ記事を読むときは、ネタばれに要注意!

ダイアナを2人の女優が演じる。17歳のダイアナがエヴァン。32歳のダイアナがユマ・サーマン
ふっくら顔のエヴァンと、やせ顔のユマとは、ちょっと違うなあと思ったが、いろいろ苦労して、やせちゃったんだ…と私は考えようとしていた。(笑)
胸はユマのほうが大きくて、そこは遅めに成長したのだろうか…などと下世話なことまで考察していた。(すいません。)
しかし最終的には、いろいろな意味で、必ずしも見かけが同じでなくてもいいか、とも思った。
ただ、エヴァンかユマがメイクの力を借りて、17歳と32歳をひとりで演じる手もあったのではないか。

最後まで観ると、ああ、あそこであんなことがあったけど、それも納得! と合点が行く、そういうような話でもある。

エヴァンの親友役のエヴァ・アムーリ(本名でも、エヴァンとエヴァで仲良しっぽいぞ)は、なんとスーザン・サランドンの娘なのだそう。
母親ゆずりの、しっかりした演技の片鱗が見える?
32歳のダイアナの娘エマを演じたガブリエル・ブレナンも、うまい。(うまくない子役って、めったに見ないけどね。起用されるくらいだから、みんなうまいのだろう。)

監督は「砂と霧の家」(2003年)という、ズシンと重たい映画を見せてくれたヴァディム・パールマン
今度も、いい作品を見せてくれた。(といっても、観客それぞれの好みがあるのは、もちろんのこと。)

キーポイントになる事件のことについて、映画の中では、それほど重きを置いていない。原因や内容など、深くは語られないのだ。それは、あくまでも中心の物語ではないからなのだろう。

仲良しに見える2人だが…
左が17歳のダイアナ(エヴァン・レイチェル・ウッド)、右がモーリーン(エヴァ・アムーリ)。
(c) 2008 2929 Productions, LLC.


ひとりの多感な女子学生の心、夢、将来、人生、決意、自分で手に入れられるもの、自分の力ではどうしようもないもの、などを魔法のように魅惑的な映像と語り口で見せてくれる。(ほめすぎかも?)
ラストは何ともいえない感覚に襲われる。
いろいろと感じさせてくれる、そのなかでも、映画がいちばん言いたかったのは、人生の貴重さ、素晴らしさ、かもしれない。

花の描写など、写真家の蜷川実花の感覚に近いという評があるが、監督が彼女の作品を好きだということが、どこかに書いてあったような気も…?(気のせいかも。)

エヴァンは、ミッキー・ローク主演の「レスラー」(初夏公開予定)に出演しているのだが、これもチェックしなくちゃいけないな。
美女に弱い私…。

とにかく、この映画、百聞は一見にしかず。そして先に「百聞」してしまったら、すごく、もったいない。

30代になったダイアナ
32歳のダイアナ(ユマ・サーマン)。
(c) 2008 2929 Productions, LLC.


(3月22日 シネスイッチ銀座)

THE LIFE BEFORE HER EYES
2008年 アメリカ作品
監督 ヴァディム・パールマン
出演 エヴァン・レイチェル・ウッド、ユマ・サーマン、エヴァ・アムーリ、ガブリエル・ブレナン

参考:ダイアナの選択@映画生活
「ダイアナの選択」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

評価☆☆☆☆(4点。満点は5点)

● COMMENT ●

こんばんは♪

そう、コレ観たいんですが、銀座まで行かないとですし、
あまりにも公開劇場が少ないので混み合ってるんじゃないですか?
いらした時はいかがでした?
何とか時間をとって、観たいと思ってます。

>kiraさん

おはようございます。
私は、日曜の朝いちの回に観ましたが、ガラガラでした! 東京マラソンのせいでもないと思いますが…。
たしか金曜日は女性のかたは割引なので、込むかもしれません。
ご覧になるなら、当然ですが、少なくとも映画サイトなどにある紹介以上の前知識を得ずに臨むことをお勧めします。(感想は書きにくいです。)

ボーさん
おはようございます。

ボーさんも評価高くて嬉しいです♪
ユマも良かったしエヴァンレイチェルも良かったんだけど
二人の共通点ってブロンドってだけですよねー(笑)
エヴァンの不良ムスメっぷりは似あうけど
ユマが昔ワル(笑)だったとは思えませんーー
早くDVD欲しいな(気がハヤすぎ)

>migさん

おはようございます!
migさんが日本公開してから、もう1回観たというので、どんなものかと興味を持ってました。
よかったですよ~。夢のようでありながら鮮烈でもあり。その他いろいろ。

監督は、早い時点からエヴァンに対して、君にぴったりの脚本があるよ、と言っていたそうですが、ユマにはどうだったのでしょうね。エヴァンに似た30代女優って誰がいるのかな…。

是非見に行きたいです

この映画はとても気になっていたので、是非行こうと思っています。春休み中なので微妙ですが、ボーさんの感想を読んだら行かなくちゃ!感が強くなりました。とても楽しみです。

>Michiyoさん

こんばんは!
そちらでも上映しているのですね?
さて、観て、どう思われるかは分かりませんが…。
もし観ましたら、感想を聞かせてくださいねー。

こんばんは!

タイトスカートで有楽町からギンザ4丁目まで、
全力疾走して、、間に合いました~(^_-)b

凄~く好みの作品になりました!
エヴァ・アムーリはママの若い時に良く似ていますね!
花の描写や色彩感覚、そういえば蜷川実花さん的だったかも♪
蜷川実花さんは、何度か恭子ちゃんを撮ってらっしゃるんですよー。

DVDが出たらもう一度観なおして見たいです☆

>kiraさん

おつかれさまでした!
走った甲斐があった映画になって、よかったですね!
地下鉄線が使えれば「銀座」や「銀座一丁目」が、より近いですけれど。

これは感覚で見る映画といってもいいかもしれません。
エヴァちゃん、くりっとした目のあたりとか昔の母親似ですよねー。
実花さんは深キョンも撮っていましたか。うん、似合います。

おぉ~!

ネタバレせずにこれだけ書けるとは
サスガ!!です。
エヴァン・レイチェル・ウッド
ますます美しかったですね~。
予告で流れた「レスラー」も楽しみです。

>miyuさん

えへへ。おほめにあずかりまして、ありがとうございます。
ネタばれしたくない典型の映画ですよね。
エヴァンは「アクロス・ザ・ユニバース」を観るまで知らなかったのですが、もう見逃せませんね! 「レスラー」も。

百聞しちゃったクチです(´д`)

雑誌の映画紹介で短い2,3行を読んだだけだったのに
その文章に惑わされて、そこばっか注目しちゃうはめに★

ここから完全ネタバレ~~

私が雑誌で読んだのは
”銃乱射事件で「どっちか殺す」と言われて生き残った方の女性の話”って文章。
なので最後あー友達の方、撃たれる撃たれる・・・(やっと・・・)
と思ってたらダイアナが撃たれたのでビックリ。
あれはどういうことですか!
映画紹介の記事が間違ってたんですか!(時間を読む前に戻したい~)

もしかして、17歳のダイアナは死んで
生き残った友達の方がダイアナと改名してたのか、とか
色々考えちゃいましたよー!!

>わさぴょんさん

ネタばれしすぎな紹介ですねえ。
その書き手の考えだと、ダイアナが生きていた場合の人生を、友人が想像して作ってあげた、ということでしょうか。
これは私もはっきり分かっていません。
ダイアナが死ぬ瞬間に見た将来の自分の姿、という解釈もありますよね。
再見したら、もっと考えが固まるかもしれません。

追記:ふと思ったのは、ダイアナじゃないから、エヴァンじゃなくて、見かけがユマ・サーマンに代わったのかも! ということなら、その書き手の考えは正しいのか…? よく分からないけど。

No title

こんにちは~♪

ボーさんの2009年ベストで上位に位置する映画ですが、、、観ちゃいました~♪

私はラストで一瞬「へっ?」って思いましたが、、、後からじわじわと感動しました。
こういう後から映画の断片が自分なりの解釈で繋がっていくような映画も好きです♪面白かったですね!

>由香さん

こんばんは! ありがとうございます。はい、私の2009年第3位です。
理屈じゃないんですよね、私の場合は、すべて自分の受けた感覚で好き嫌いを言ってます。
どういうわけだ?と考えてしまいますが、わからないとしても、それを含めて映画全体の感じが印象として良かったなーと、あとまで残りました。
こういうのは、見直すと印象が変わりそうで怖いです。


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小鳥頭
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  • Author:ボー・BJ・ジングルズ
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