「レッドクリフPartⅡ ―未来への最終決戦―」 - 2009.04.27 Mon

小喬(リン・チーリン)と尚香(ヴィッキー・チャオ)
(c) 2009, Three Kingdoms, Limited. All rights reserved.
おもしろくないと思ったところを挙げよう。
まず、ヴィッキー・チャオが敵陣に潜入してスパイをするのだが、女だということがバレないのが変で、そこからして、もはやシラけた。もしかして、そういうことは、ささいなことなのか、ジョン・ウー映画って。じゃあ、私が見る資格がないのか。少なくともパート1は、そんなに違和感があるシーンは私にはなかったと思うが。
男装して、こそこそ人目を隠れて探るだけなら、まだ分かるが、大っぴらに軍隊大勢のなかに顔をさらしつづけるのだから、びっくり。兵隊たちの目は女が見分けられないくらいの節穴だったのか。戦ばかりで、女を見忘れたか。(笑)
劉備一家のチョー強キャラ三羽烏(さんばがらす)、関羽、張飛、趙雲の活躍が、ラストの戦いまでないのも、楽しくない。実際も、そういうことだったのかもしれないが、あの笑っちゃうほど強い3人の活躍が、途中ずっとないのは残念なことだ。
最後の決戦にしても、同じようなシーンをだらだらと。わくわくしない。火が燃えようが、爆発しようが、そんなものには感激しないでしょ。
中村獅童だけが、いきなり、いいとこ持ってって得した。
最後、曹操を追い詰めるも、詰めが甘い。孫権・劉備連合軍側のほうが天子の意思にそむいた形の逆賊のはずなんだから、いまさら遠慮せずに徹底的にやるべきでは?
史実と違ってくると困るというなら、ああいう展開にしていくのが間違いじゃ?
各自のキャラ、戦いぶりを鮮明に紹介したパート1に比べて、団体戦に突入した今回は、戦の見せ方も、ありきたり、興味をわかせずに終わった。

孔明(金城武)の策略、大成功! でも下手すりゃ死んでる、危なすぎ!
(c) 2009, Three Kingdoms, Limited. All rights reserved.
ぐっと感動した場面は2つだけ。
団子をわけるシーン。(詳しくは書かない。)
ヴィッキー・チャオが戦場で悲しむシーン。(同上。)
つまらなくはないですよ。ちゃんと飽きずにしっかり観てたから。
(4月18日 ワーナー・マイカル・シネマズ 大井)
RED CLIFF
2009年 中国・台湾・韓国・日本・アメリカ作品
監督 ジョン・ウー
出演 ヴィッキー・チャオ、リン・チーリン、チャン・フォンイー、中村獅童
参考:レッドクリフ PartⅡ ―未来への最終決戦―@映画生活

評価☆☆★(2.5点。満点は5点)
● COMMENT ●
こんにちは☆
私も同じような感想を持ちました~
決して悪くはないんだけど、、、前作ほど燃えさせてくれませんでしたよね。
何より劉備軍の猛将の出番が少ないことに不満でした。
デブ助いいから趙雲出せ~!って思っちゃったわん。
こんにちは!
撤退するのが早かったですよね。
前作では彼らの登場シーンが一番面白かったのに。
女性の活躍は、男女敵味方とも同じ思いで
戦っているというのが伝わって、
私としては良かったと思いましたが。
曹操への詰めが甘いのも確かにそうで、
他の戦国ものだったら、ああいう終わり方にしないですよね。
>kiraさん
あ、やっぱり、そう思っておられました?
劉備軍が出ないとなると、他の方々に活躍してもらわないと、というのもありますかねえ。なるほど、兄弟愛ですか。。。
孔明のいちばんの見せ場は、矢を得るところですね。さすが軍師、いいアイデアを思いつくものです。
優秀な鳩使いでもあったのですね!(尊敬しそう。)
>由香さん
趙雲ですね。私も、あの3人のなかでは趙雲がいいと思います。
いちばん気が利く働きができそうですし。かっこいいし。
デブ助ってねえ…笑。
>YANさん
撤退だなんて、劉備いけすかないのう、なんて思ってたら、そうでもありませんでしたね。
女性も活躍していただきたいのですが、あの潜入のしかたは変でしょう。もしや女性兵士であってもおかしくなかった、なんてこと…でもないですよね。
奥方は、勇気ありますよねー。
こちらにも~♪
つまらなくはなかたんだけど・・・だけど・・がつきます(笑)
そして、団子のシーンと尚香が戦場で悲しむシーンに
グッときたところも同じでした^^
ジョンウー版三国志と割り切って観ました(^_-)-☆
>ひろちゃんさん
同じような感想なんですね。それは心強い!
団子、私だったら食いしん坊なので、全部食べて、他人のも取るかなー。(冗談)
割り切って見ないと、きっとダメなんですよね。
おはようございます。
尚香は、女の私から見たら、結構優男に見えてしまいました。目が少女マンガや宝塚慣れしちゃっているからかしら(笑)男の人の目から見たら、見ちゃいられないよ、と言う所なのかも知れませんね。
尚香と青年のシーンは、なんとなく韓国映画のノリに感じました。韓国映画には日本人には理解できない笑いの部分があるので、なんか最初から適当に見ていたと思います。でも終盤の
>ヴィッキー・チャオが戦場で悲しむシーン
はぐっときましたね。
>劉備一家のチョー強キャラ三羽烏(さんばがらす)、
出番が少なかったのは寂しかったですね。
最後の戦いでは、どっちがどうで誰が誰なのか、私にはぜんぜん分からなくて、名もなき人々ばかり見ていました。この映画ばかりではなく、日本映画以外の戦争映画ではいつもそうなので、テキトーに見る習慣が付いているのかも知れません(汗)
ボーさんは真面目に見ているなと感心しました。
私が一番違和感感じたのは、ラストの曹操の追い詰め方です。しかも一人の独断で許してしまった様なもの。「オイオイ」と心の中で呼びかけてしまいました。願望としては、命からがら脱出して欲しかったです。涙ボロボロこぼしながら・・・。そんな曹操が見たかったかも。
でも私は孔明ファンなので、かなり満足度が高かったです~♪
>kiriyさん
男に見えましたか。たいていの観客は、最初から女と知っているという先入観も少しはあるのでしょうかねえ。
友と再会したと思ったら目の前で、というのも、ドラマなら常道ですね。しかも目の前を矢が飛んでいく。(笑)
最後の戦いは、私も誰がどうなっているのか分からないところもありました。他の映画でもありがちなことで、どうにかならないかと思うのですが。
ラストの曹操の扱いは何でしょうね。あれが男気としたら、違うんじゃないかと。カッコつけ?
女性には孔明を見たいというファンの方は多いみたいですね。
(私は、感想でも、ほとんど、かやの外です。笑)
虎視眈々と孔明暗殺を狙ってないと周瑜らしくないです。
七星壇もなく苦肉の策もなくて寂しかったです。
>Nanakonaさん
七星壇は、孔明が風向きを祈ったことで、これも全く映画にはありませんでした。
苦肉の策は、映画では「俺を鞭打て」とか申し出ていましたけど、結局やらなかったですね。
確実にあったわけではないから、はしょってもいい、ということでしょうかねえ。よく分かりませんが。
映画ではいい感じに友情育んじゃってましたけど☆
(そのときが来たら主君に従うとは言ってたけど)
尚香はどうみても女ってバレバレでしょ。
黙ってたらともかく、声でバレルって(-_-;)
私は肩車した時バレるのかと思ったけど、それも無かったし。
(ゴメン下ネタ)
>わさぴょんさん
適度な下ネタ大歓迎!
肩車しても、あんまり男女の区別は分からないんじゃないかなーと思いますよ。
つまり、あの、やわらかいから、首の神経は感知しないのではないかと。。。ね。(爆)
コメント&TBありがとうございました。
巧く表現されましたね。私もそれに似たような感想でした。どこか矛盾しているような、現実性とは程遠いようなことが多かったと思います。でも一応は最後まで面白く見ましたから。
>アスカパパさん
おもしろくなかった、と書くと、「つまらなかったんだな」と、たいてい思われますから。つまらない、までは行っていないけど、おもしろくない、ということですよね。
いよいよクライマックスの第2部で盛り上がるか、と思ったのが、案外おもしろくないので、私の評価は下がってしまいました…。
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途中姿を消す劉備軍の代わりに中心に添えたものでしょうが、
間者には男性が自然だし、敵の武将の妻が
身重を推して「たった一人」で乗り込むのも無理があり(-_-;;
オリジナル部分はかなりテンションが下がりました。
ウー監督は、どうしても兄弟愛、夫婦愛を入れたかったんでしょうね。
金城・孔明を観に行ったようなものですから、
彼のシーンには満足でした