「天使と悪魔」 - 2009.06.08 Mon

主演の冒険カップル、教授と科学者。
最初のほうは体調のせいか、昼食後のせいか、眠くなって、一瞬字幕を見逃したところも。
ラングドン教授(トム・ハンクス)が犯行予告を推理して追いかける手際は、ずいぶんと、さくさく、うまいこと進む印象だが、映画だから、エンタメだから、いいでしょう。そうじゃないと楽しくないし、2時間ちょっとで終わらないし。
犯人の手際のよすぎるところや、射撃がうますぎるのも、まあ、そんなこともあるかと思いましょう。
勢いと、はったりで、よく考えればオカシなところを隠蔽して見せきる力技。
ヴァチカンに対する、秘密結社イルミナティの復讐を、ラングドンたちが止めようとする話。(ラングドンと入力すると「欄愚鈍」と出てくるのに笑った。愚鈍って…笑)
イルミナティって、聞いたことあるなあ。やはり、何かの映画だったように思う。
映画では、教皇が亡くなり、次の教皇の選挙が行われる。
その選挙をコンクラーベというが、日本人の私は、どうしても「根くらべ」と想像してしまうのであった。
密室にこもって教皇を選び、民衆には、結果を煙の色で知らせるという、いかにも儀式めいたもの。形式主義といいますか。
ユアン・マクレガーは教皇の侍従。ラスト近くでは、SF映画のヒーローのよう。
あのあたりは、映画ならではの視覚効果を存分に使っていて、おもしろかった。
ラストの「ひねり」から続く見事な着地は、(私にとっては)心地よく決まって楽しめた。

聖職者なんですから、ガンを飛ばさないでください、ユアン。
教皇警護のスイス衛兵隊長の役で、ステラン・スカルスガルドが登場。
最近「マンマ・ミーア!病」なので、彼を見ると、あ、冒険野郎のビル・アンダーソンだ! と思ってしまう。(笑)
前作「ダ・ヴィンチ・コード」より、すっきりと冒険味がアップされた感があって楽しかった。
人間というのは、主義主張を持つのはいいけど、どうしても、それで対立して相手を傷つけるようなことをしがちになる。
そういう歴史を繰り返す。なんとかならないものか。
「天使と悪魔」というタイトル、ひとりの人間の中にある二面性を表していると見てもよさそう。
(6月7日 ワーナー・マイカル・シネマズ 大井)
ANGELS&DEMONS
2009年 アメリカ作品
監督 ロン・ハワード
出演 トム・ハンクス、ユアン・マクレガー、アイェレット・ゾラー、ステラン・スカルスガルド、アーミン・ミューラー=スタール
参考:天使と悪魔@映画生活

評価☆☆☆★(3.5点。満点は5点)
● COMMENT ●
う~む
どうも、トム・ハンクスのマジなノリにも馴染めず、この頃は胸ヤケ感が・・・。
「フォレスト・ガンプ」の頃は絶妙の、マジとボケのバランスだったんですけどね。
なんだか、ユアン・マクレガーが新境地を開いておるようですね、中だるみの長かった彼には、
今後、少々期待できるかも、と思っております。
トラバは後ほど・・
そういやここ最近、カメルレンゴのファンサイトを幾つか見かけるようになったんですが、「カメルレンゴ≒カメル連合」のネーミングに思わず爆笑。いや、みんな考えるもんだな~(笑)
ちなみに、我が家のパソ子は「卵愚鈍」と出ました。
ボーさんちと頭脳レベルは同じみたいっす。
こんにちは!
なかなか面白そう~
私は原作を読もうと文庫本3冊を買ってきた所です(^^ゞ
読み終わるのはいつの事やら・・・
「イルミナティ」は「トゥームレイダー」で、
アンジーに敵対する
秘密組織として出てきましたよ。
つい最近テレビ放映があって偶然気付きました。
>kiyotayokiさん
好きな映画での印象が強い俳優だと、あ、出てる!と、ちょっと嬉しくなります。
ステランは最初から怪しくて、結局…。以下カット。
>lalakiさん
トム・ハンクスは毎度ながらで、他も俳優が特筆ものというわけではないのですが、全体のハリウッド的な力はあるかな、と。
ユアンは終盤の中心人物でしたよ。
>小夏さん
映画で原作通りやるのは、無理な話ですよね。
マイパソコンでは「かめる連語」です!
ファンサイトなんて、ありますか! 不思議な響き、カメルレンゴよ永遠に!
「卵愚鈍」、愚鈍には変わりないんですねー。かわいそうなラングドン。頭いいのに。次から次へと謎解きしてるのに~。
>YANさん
私の場合、前売券を買ってしまう、という計略(?)も使います。そうすると、どうにかして観にいくことに。
原作は文庫本で3冊ですか。面白いといいですね~。
おお!イルミナティは「トゥームレイダー」で出てきてましたか。私も観てましたから、聞いてるわけですよね。
情報ありがとうございます!
こんばんは^^
まさに映画的な面白さって言う感じでしたよね^^
>彼を見ると、あ、冒険野郎のビル・アンダーソン
あはは~~。そうですね。「マンマ・ミーア!病ボーさんにとっては、
そう見えちゃいますよね^^私は、彼を見ると、パイレーツの
ビルターナー(ジョニー大好きで何回も観てるので)だって
思ってしまいますもん(^_-)-☆
イルミナティ、私もどこかで聞いたことがあるようなと思っていたら、
先日放送されたトゥームレイダーに話があって、そうだったんだ~って
わかりました^^(上で、すでにYANさんが書かれていますが^^)
>ひろちゃんさん
おお、ビル・ターナー! おんなじ「ビル」じゃないですか。
これからは彼を「ビル役者」と呼びましょう。(って、本作では違いますよね。)
イルミナティ。ひろちゃんさんが書かれていましたが、フリーメーソンは似たような感じがしますよね。
日本の明治維新にも暗躍したとか噂のある…。
前作よりも面白かったですよね~スピード感があって。
だけど原作既読者には不満の多い作品だったかもですぅ~
内容が薄いんだもん(泣)
まぁ~2時間チョイの時間に纏めるならこれが限界かもですが、、、
無理して映画化せんでも、、、って思っちゃいました。
こんにちは、コメTBありがとうです、
そうですね~、ダヴィンチコードよりは良かったのでわたしもフツウ評価ですよ!
あれでも。
ユアンは確かに最後の方なんだか突飛だったしSF映画の主人公みたいでしたよねちょっとびっくりの展開でした。
その頃は犯人とかもうどうでもよくなってました(笑)
あ、マリリン、今発売中ひなのちゃん表紙の「グラマラス」(雑誌)の中ほどに少しグラマー特集かなにかで掲載されてましたよ~
>由香さん
この映画は、原作と、だいぶ違う印象らしいですね。
原作を気に入った方は、映画を観て、こういう原作なんだと思われたくないでしょう、きっと。
映画化は、次も、するでしょう。絶対やること請け合いです。
でも次回は、もう少し原作ファンも満足できるように作ってほしいものですね。
>migさん
あ、あれ普通評価だったのですか。
前作よりは、単純に追っかけエンタメ的に内容を絞ったのが、功を奏したでしょうか。
おおっ! マリリン情報ありがとうございます! 明日チェックしてみます。
こんばんは^^
ラングドンって覚えにくかったのですが「欄愚鈍」で一発で覚えました。賢く見えない名前ですが(笑)
原作は、文庫本だと3巻もあるから、そりゃ内容は片っ端から端折るんでしょうね~。
>あんさん
欄愚鈍、いいですよね。そういう日本版主人公がいても!
原作を、開き直って、いじった感じ。
読んでみたいけど、文庫本とはいえ、もしも3冊買うとなると、けっこうしますよね。
こちらですいません
「映画賞」のほう、コメントしようにも
自分が観たのは「レッドクリフ2」のみでした。
でも、いろんな「しょう」のアイデアは面白いですね!
作品賞が一番楽しみです★
こちらの記事に、6月に自分のコメントがあるんですが、
その時に本を買っていたとは・・・
レンタルになる前に慌てて読み始めたので、
買ってから半年間も放置していた事に気付きました。
本はもちろん人間描写に長けていて内容が濃いですが、
映画はかなりエンタメとして楽しめるように、
上手にまとめてあるなあと思いました。
>YANさん
訪問、コメントありがとうございます。
「赤壁2」しか見たものが合いませんでしたか。パート2は、もうちょっと、あるかな…?
あ、ほんとだ、半年前にコメントが! 3冊あるというのも、すごいというか商売上手というか。
本と映画との表現の違い、うまくできていた映画のようですね。
人間の二面性
そうか!衛兵隊隊長さんはマンマミーアの方でしたね!
ぐっと難しそうな顔をなさって、さすが役者さんです。
謎解きが忙しすぎて、なんとなく置いてきぼりをくらった私なので、なんとか原作を入手して読みたいと思っています。
>ノルウェーまだ~むさん
そうですよ、私にとっては何度も観た「マンマ・ミーア!」で、おなじみすぎる人なのでした。
謎解きの詳しいことは、もう忘れてるので、なんとも言えませんが…。原作は読んだら面白いかもですね。
オンボロなパソコン、フリーズ気味なので、のちほど(日本時間、夜)、うまくいったら、うかがいまーす。
No title
ご親切に、「コンクラーベとは…」と、説明字幕(?)が出てきましたが。
科学者が、開発した何たらエネルギーを
「電力会社にだけは、奪われたくなかった」みたいなことを言っていましたが、
ケチくさいこと言ってないで、今、分けてくれよ!と日本国民全員が思ったのではないでしょうか。
「稲妻

など、含蓄ある台詞が所々ありました。
周りから原作を(原語で

読まない(読めない)けれどっ。

>モペットちゃんさん
コメ、ありがとうございます。
いまや日本国民が生活の不安とコンクラーベ状態?
電力会社、なんて台詞がありましたか。代替エネルギーがあったら、どんなんでも欲しいものです。
このシリーズ、第3弾があるのか(という前に、原作3作目があるのか)。あったら、なんとなく見ちゃいそうです。
ボールペンコーナーのマリリンは、情報ゲットしています。実際に見てはいないですけど。でも、知らないニュースかもしれないので、情報は歓迎です!
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間違えて、違う映画をTBしてしまったような(^^;
ステラン・スカルスガルドは僕も「マンマ・ミーア」の印象が残っていたので、どんなに悪そうな顔をしても、悪人には見えませんでした(^^ゞ。