「ナイト ミュージアム」 - 2009.07.28 Tue

博物館の動物や人間が夜中に動き回っているんじゃないか、と、ふと考えてみるのは、ちょっと想像力がたくましい子どもだったら、意外とあることだろう。
そんな想像や夢が映画になったコメディ。
バツイチで現在無職のラリー(ベン・スティラー)。やっと、自然史博物館での仕事が決まるが、その内容は夜警だった。
しかも、夜ごとに展示物の動物や人間が動き回って、ドタバタ騒ぎ。
いちどは辞めようと思ったラリーだが、展示物たちの歴史を勉強したり、頭を使って騒動に対処しようとする…。
セオドア・ルーズベルト大統領、ローマ帝国のオクタビアヌス、フン族の王アッティラ、アメリカの白人西部探検隊の通訳・ガイドとなったサカジャウィア、モアイ像、ライオン、シカ、カウボーイ、エジプトのミイラ(王様)、恐竜ティラノザウルスの骨格標本などが登場。
サルはラリーの鍵を盗んだり、イタズラばかり。
サルとラリーが、ビンタしあう場面が、いちばん笑えた!
ティラノザウルスに追いかけられるが、彼(?)がやりたかったことは、じつは…というオチも面白い。
しかし、なんたって、夜警の先輩役で、ディック・ヴァン・ダイクとミッキー・ルーニーが出ているのが、びっくり&すごい。
まず、ヴァン・ダイクといったら、私が大好きな「メリー・ポピンズ」(1964年)ですよ。1925年生まれというから、80歳じゃないですか! 続編にも出ているらしいし。
ルーニーは、さらに年上の1920年生まれ。1930年代を中心にミュージカル映画で大人気だった人。ジュディ・ガーランドとのコンビも有名だった。
本作では、やたらと口が悪いというキャラを演じている。
博物館のドタバタだけで映画になるのかとも思っていたが、主人公の成長物語もあり、わりと楽しめた。
(7月25日)
NIGHT AT THE MUSEUM
2006年 アメリカ作品
監督 ショーン・レヴィ
出演 ベン・スティラー、カーラ・グギーノ、オーウェン・ウィルソン、ロビン・ウィリアムス、ディック・ヴァン・ダイク、ミッキー・ルーニー
参考:ナイト・ミュージアム@映画生活

評価☆☆☆(3点。満点は5点)
● COMMENT ●
昔の名前が・・・
これは予告を見た時に「超~~~面白そう!!」って思って物凄く期待して観に行ったんです。
そうしたら意外に普通ーーで、、、(汗)
でも、博物館の展示物が動くって発想は大好きだし、ドタバタ劇も好きなので、続編も観に行くつもりです。あまり期待せずに(笑)
こんばんは~♪
博物館コメディ映画に、博物館級の俳優さんをキャスティングするとは!なかなかシャレてますよね^^
>lalakiさん
本作にルーニー氏が出ているのは知らなくて、見た後に調べて知ったのですよ。
びっくりでした。そもそも映画に出るほど、お元気と…(以下、割愛)
ロビン・ウィリアムスも、蝋人形になっていてもおかしくないくらいですか?(笑)
私はスティラーわりと好きなほうです。「トロ・サン」は、ま、人の好みは好き好きということで!(爆)
>由香さん
続編行かれますか。私も、チェックしとこうかなーとは思ったり…。まだ決定してません。
なんにしても、軽~い気分で観るのが正解ですよね!
>あんさん
やだなあ、あんさん。そんなに、すごい方々なのですよー!
「メリー・ポピンズ」見てなければ、ぜひ! あ、ミュージカルお好きでしたっけ? ディズニー系は?
蛇足ですけど・・・
アレは凄すぎて、笑いも凍ります・・・。
勝手に割り込ませて頂きます。
最初、同名の、違う人なのかと思いましたが、その後もあの路線で歳を重ねられましたよね。
私の見間違いでなければ、ファミリー系



お邪魔しました。
こんばんは★TBコメありがとです、
さすが、昔の映画をよく観てるボーさんあの三人衆は御存知でしたか~
>サルとラリーが、ビンタしあう場面が、いちばん笑えた
あはは、わたしココが一番笑えないと思ったシーンで
やっぱり笑うツボの好みってありますよねー^^
続編は是非観て欲しいですよ♪
フツウーに楽しいです♪
>lalakiさん
あのルーニーちゃ~んは、変の極みでしたよねー。
どう対応したものか(しなくてもいいんですが)、困りはてます!
>モペットちゃんさん
そういうコメディ方面に生き残りをかけたのか…(笑)
情報ありがとうございまっす!(^○^)/
>migさん
三人衆の1人は、残念ながら知らなかったです。
サルと人間のビンタ合戦。ビンタ自体は嫌いなことなんですが、人間がサル相手にむきになってる様子が、おかしかったのです。そもそもサルがビンタしているというのも笑えました。
なるほど、好みは様々ですね。
続編、観賞候補に一応入れておきます。
私もとっても楽しんじゃいました~
オーウェンウィルソンのちっちゃい生意気カウボーイが印象的で可愛かった^^
ただ、ロビン・ウィリアムスの真っ二つ場面だけは
子供にトラウマにならないかな・・・とちょっと心配に。
(ホラーじゃないからいいか?)
>わさぴょんさん
そういえば、続編の予告編でも出てきたような気が。
体が真っ二つだけど、これはね、ろう人形なんだよと、しっかりポイントを叩き込めば、トラウマから救えることでしょう。(叩き込むほどのことか?)
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ダイクとルーニーなら、背後に沢山の「神話」がくっついていますからね。
おっしゃるとおり、メリーポピンズもジュディ・ガーランドもくっついて来るし、ルーニーには、エヴァ・ガードナー(なんと結婚してた!身長差がスゴイ)もいるし、「おかしな・おかしな・おかしな世界」というコメディの傑作も思い出しますし、ダイクには、明るく元気だった頃の、"Happy comes, goes lucky!" のアメリカがそのまま乗っかってます。
その彼らが博物館の夜警とは、彼らが芸能博物誌の対象だけにいい得て妙。
同じく、昔の名前になりつつある、ロビン・ウィリアムスもそういった意味ではピッタリですし、さて、これから仲間入り・・・という感じのスティーラーが主役ということで、かなりキビしいアメリカ芸能界の、まるでチャップリンの「ライム・ライト」に、バスター・キートンが出演していたり、没落した大スターと大監督の悲劇:{サンセット大通り」を思い出したりしていましたが、オットどっこい!この後、スティーラーは「トロピック・サンダー」で大巻き返しにでたのも、アメリカ芸能界の逞しさを見せてくれた思いがしました。
というわけで、私は笑うというより、感心してこの映画を観た訳でした・・・。