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2019-09

「飾窓の女」 - 2009.12.07 Mon

録画しておいた、WOWOWのフィルムノワール特集。何本か書いてきたけど、まだ残りがあるのです。
この映画は、おもしろかった



ナチスが支配するヨーロッパから逃れてアメリカに来た映画関係者は多いが、フリッツ・ラング監督も、そのひとり。ドイツ時代は「メトロポリス」(1927年)、「M」(1931年)などの名作をつくっていた。アメリカでは、小粒でもピリリとした作品が多いような印象がある。(もちろん、全部は見ていないけど。)

ポスター

主演のエドワード・G・ロビンソンは大学(?)教授の役。私は彼に対してギャング映画のスターというイメージをもっていたので、珍しく感じた。
妻子が夏の休暇に出かけるのを送り出した教授。(当然、私はマリリンの「七年目の浮気」を思い出す。)
友人たちが、(フリーになったから)じゃあ、リタ・ヘイワースを探しに行くか、などと冗談を言う。1944年当時にはリタ・ヘイワースは男の憧れの存在だったんだなあと再認識した。

教授が飾り窓(今で言えば、ショーウィンドウだよね)の絵の女性に見とれていると、モデルの女性本人が現れて、いっしょに飲みにいくことになる。


ジョーン・ベネット、エドワード・G・ロビンソン
ジョーン・ベネットとエドワード・G・ロビンソン

彼女のアパートにまで教授が行ってしまったのが悪運の始まり。
彼女と馴染(なじ)みの男がやってきて、女の部屋でくつろぐ教授を見て誤解してしまい…。

事件に巻き込まれた女と教授は、協力して窮地を逃れようとする。
親友が検事なので、教授は事件の捜査の進展を知ることができた。それは幸運だったが、無関係を装い平気な顔をしていなければならない、というのはスリルがある。その後、さらにドキドキする展開に。

女のほうにも、ある危機がやってくる。女と教授は相談しつつ、なんとか切り抜けようとするが。

ラストには不満をもつ人がいると思うが、私はこれでもいいと思う
そこに至るまでの話がおもしろかったこともあって、いい幕切れだと感じたのだった。

(11月23日)

THE WOMAN IN THE WINDOW
1944年 アメリカ作品
監督 フリッツ・ラング
出演 エドワード・G・ロビンソン、ジョーン・ベネット、ダン・デュリエ、レイモンド・マッセイ、エドムンド・ブレオン

参考:飾窓の女@ぴあ映画生活

評価☆☆☆★(3.5点。満点は5点)

● COMMENT ●

弊記事までTB&コメント有難うございました。

こんばんは。

主人公エドワード・G・ロビンソンが犯罪心理学の専門と言う割りにはうっかりした言動が多いと思っていたのですが、それはあの幕切れとも関係がある(つまり伏線です)のかな・・・と考えている僕であります。

建物や部屋そのものがサスペンスに貢献するのは最近の作品にないご馳走でした。

>オカピーさん

こんばんは!
あ、犯罪心理学の先生という点は見逃していました! なんてこった! そうでした…ね。
関係あるかもしれませんねえ。
それにしても教授、何人にも目撃されてましたよね~。(笑)

部屋の出入り口と、外への出入り口の関係も、面白いものでした。

ラング!

出ましたねー、フリッツ・ラング!

「メトロポリス」はもう何回観たか判りません。
全くのサイレント映画で、BGMも無しにどこかの公会堂での試写会で観たのが最初でしたが、全く無音でも夢中で観たのを覚えています。

「ドクトル・マブセ」や「M」は、それこそフランスの暗黒映画のそのまたオリジナルのような作品ですから、ラングにとっては横綱相撲のようなものではなかったか、と、想像できますね。

「メトロポリス」の人造人間女の「マリア」は、それこそ永遠で唯一無二の「ファム・ファタール」かも・・・。

何時もご訪問頂きありがとうございます。

あのラスト、私個人は気に入りましたが、意見が分かれるところかもしれないと思っていました。
ボーさんも、肯定して居られる模様で、何だか嬉しい気分です。
古い監督さんですから、この人の他の作品は「外套と短剣」しか観ていませんが、ヒッチコック以前のサスペンスの巨匠かも?。機会があれば、もっと観たいです。

>lalakiさん

「メトロポリス」「M」は見ています。やはり記憶に残るものです。
ありふれていない映画なんですよね。
フリッツ・ラング、という名前だけで、もう、映画界で、さんぜんと輝いている印象がありますよ。

この映画は、なかなか楽しいと思いますので、機会があったら見てください。海賊版でも、ないかな。。。?

>アスカパパさん

ああいうエンディング、昔の映画ということでもありますし、それほど否定する気は起きませんでした。
戦時中ということや、監督自身がヨーロッパから逃れてきた、「悪夢」のようなこと、が影響しているのかも、などと深読みもしました。
ラング作品、WOWOWあたりで、もっと放送してほしいですね。


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