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2023-09

「『セックス・シンボル』から『女神』へ―マリリン・モンローの世界―」 亀井俊介・編著 - 2010.02.11 Thu

今年初の読書。スタートを飾るにふさわしいマリリン本!

カバー
著者は、亀井俊介・保坂治夫・桐ヶ谷まり・小川剛史・松本良夫・前澤ヨシコ・渡邊真由美。
トップ記事に置いたりして、以前にも紹介した本。知っている方々が文章を書いている部分もあるので、読んでいて興味を引かれて楽しい。

小川さんの文では、とくに、アンディ・ウォーホルについて書かれたところが、さすが美術関係を勉強されただけあるなあと感じた。
私はウォーホルのマリリンは、それほど好きではないが、芸術的な価値や位置づけを知ることができた。

そして、知らない方のマリリン論だから新鮮、という意味でも、桐ヶ谷さんという方の文章が印象的だった。
「セルフ・プロデュースの天才」という項なども、おもしろかった。
マリリン・モンローの生き方は、そのままラブレターだった。』なんていう一文も素敵。
執筆者紹介を見ると、エッセイストとある。じゃあ、文章がうまいはずだよ、と納得。マリリンを語る本を執筆中、ともあるので、それは楽しみだ。

多面的なアプローチをしているので、出演映画については、6作品しか語るスペースがなかったのが、多少惜しいような気がする。
とはいえ、年譜や出演映画一覧もあるし、読みやすく、マリリン入門編としてもいいのではないかと思う。

(1月24日読了)

● COMMENT ●

今年最初の読書がこの本なんですね。
この本は、いわゆる映画評論家のような人ではなく、純粋にマリリンが好きな人だけの文章で構成されているので、他のマリリン本とはちょっと違うかもしれません。私も含めて、文章を書く事に慣れていない人も数名いたようですが、それでもマリリンへの想いを何とか伝える努力が文章に垣間見れるような気がします。私も苦戦しました…

ウォーホルのマリリン、ボーさんはあまり好きじゃない事も知っていましたが、興味深く読んで下さったようで安心しました。書いている最中は不安でしたから。しかも、刷り上がった本の自分の文章を読み返したら…過去に書いたラブレターくらいの恥ずかしさです…
それでも読んで下さり、こんな感想を書いて下さったボーさんには感謝です。ありがとうございます。

>たけしさん

本日は自宅で仕事中のボーです。
そう、ファンも一部を担当した本、というユニークな面がありますよね!
ファンはマリリンへの想いを素直に表すから、かえって生き生きしていいのではないかとも思います。
いやいや、見事な文章ですよ!
…過去のラブレターを読まれたほうがよかったですか?(笑)
もう遅いです。何百人、何千人に読まれてしまってますよ。

 

私もちょこちょこと読んでいます。
そうそう、マリリンを好きな人々で構成されている…というのが、やっぱり愛情深い本で嬉しいなあと思います。
御本人達を知っているのも、相乗効果に!(笑)
書かれている方はやっぱり、ファンだけの言葉に収まる事のない文で、新たに感じたり知れたりする部分があってすごいですね。
実は私もウォーホルはあんまり好きじゃなかったんですが、たけしさんの文(すごい!)で印象が変わりました…というか、良く知らなかったと改めて思いました。

>まおさん

愛情全開ですよね。ファンだから当然な空気です。
やはり著者を知っていると、読みながら本人の姿が思い浮かびます。あ、こんなことも、この方の頭のなかにあったんだ、なんて発見もありますね。

それと、売れたら、印税は、どう分けるのだろうか。。。なーんて!?

No title

ご報告です。
今日の日本経済新聞夕刊の「エンジョイ読書」のページで紹介されていましたよ!
3人の選者が3冊づつ、計9冊紹介するコーナーで井上章一という人が紹介。
表紙の写真と「美術や文芸に広い目配り」の見出しの記事アリ。
「読みごたえたっぷり、お薦め」で星4つが付いていました。

私は、たぶん図書館で借りて読みます。筆者の方々ごめんなさい。

>こそあどさん

なんと!
日経の夕刊ですか。私は見られないかなあ。。。
報告ありがとうございます! 知らないことなので、とても、ありがたいです。ここに書いていただければ、関係者の一部には伝わるようにしますし。
借りて読んでも、かまいませんよ。もうからないのは、ちょっと残念ですが、読んでもらえないよりは、よほどいいです。

こそあどさん、情報ありがとうございます。筆者の一人です。
井上章一さんって、歴史とか人文学みたいなのの評論家のあの人?そんなスゴい方まで読んでいらっしゃるとは…
でも日経だと自分も読めないです。残念!

図書館で借りてでも全然いいですので、ぜひ読んで下さい。売れる事より読んでもらう事のほうが個人的にはうれしいので。

No title

井上章一さんの肩書きは「風俗史家」となっていました。
ところどころ抜書き(ちょっと要約)しますと、

モンローを論じたさまざまな文章、いずれもおもしろい。
「七年目の浮気」のスカートがまくり上げられる場面、映画は上半身と下半身を別々に映し出していて、その全身像を世界へ伝えたのは写真。
モンローの神話は映画だけを追いかけていてもわからない。というのは
卓見である。モンローをとりあげた美術や文芸への広い目配りにも脱帽。
オードリー・ヘップバーンをモンローと並びうる女優としてあげている執筆者と
モンローに比べればとるにたらないという執筆者どうしのずれも楽しめた。

とのことでした。
日経のこのコーナーに出た本は朝日新聞の日曜の読書のページにも載る事があるのでご覧になってはいかがでしょうか。

図書館なんて書いてごめんなさい。
うちは旦那の趣味の本でいっぱいなのです・・・。

>たけしさん

こういう情報、うれしいですね。
私たちだけではチェックしきれないところもありますし。

>こそあどさん

改めてのご紹介、ありがとうございます。
それこそ図書館に、その新聞は置いてあるかもしれないですよね。コピーもできるかも。


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  • Author:ボー・BJ・ジングルズ
  • HP「シネマ停留所」の管理人でもある。♂。単純に映画が好き。綺麗な女優が好き。マリリン・モンローさんは、わが永遠のミューズ。

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