「クライマーズ・ハイ」 - 2010.03.18 Thu

ただ、原作を先に読んでいる場合の、いつも同じ宿命的な問題なのだが、話がわかっているだけに、そのぶんのスリルや新鮮さがなくなる。
映画を見ながら、そうだったなあ、そういう話なんだよねえ、と思うのだ。
映画で印象に残った人物は、次長(蛍雪次朗?)、販売局長(伊東康男?)、同僚?(でんでん?)。
?というのは、確実に、この人だといえないから。日本の俳優、よく知らないんだもん。(それでも日本人か! と言わないよーに。外国の俳優も、見ても分からない人、多いし。)
次長や販売局長の、いやらしさ、ネチネチした感じ。ほんと、嫌だね~。つまり、おいしい役柄だ。
同僚?(でんでん?)は、日航機事故記事の全権(すべての権限を持った、ということでしょう)の悠木(堤真一)の味方で、いい人だった。
新聞社内に、共同通信のニュース速報が流れる、というのが、へえーおもしろいなあ、と思った。
カーク・ダグラスが新聞記者で…エース・イン・ザ・ホール(これは「最後の切り札」という意味らしい)…なんていう話を映画の中でしていたが、これはビリー・ワイルダー監督の映画「地獄の英雄」(1951年)。
私は何年か前にWOWOWで見たが、心に印象を残す映画だった。録画しておけばよかったなあ。
飛行機の墜落で亡くなった人たち。なぜ、こんな事故に遭わなければならないのか。乗客が墜落までの間に書いた遺書を読む場面があるが、泣かずにはいられなかった。
飛行機って、乗りたくないな…。(でも、ロサンゼルスのマリリンのお墓には行きたい。船で行く? 笑)
(3月13日)
2008年作品
監督 原田眞人
出演 堤真一、堺雅人、尾野真千子、遠藤憲一、でんでん
好き度☆☆☆★(3.5点。満点は5点)
● COMMENT ●
TB有難うございました。
>オカピーさん
原作を先に読むか、映画を先に見るかは、どちらを、より楽しみたいか、という選択のように思えます。
今回は、けっこう忠実に映画化しているなあと感じました。付け足しもありますけど。
販売局長が○●○関係者。いわれてみれば。(笑)
殴り込みに来ましたしね!
あの事故は、私もテレビニュースで印象が残っています。
No title
販売部の暴力団風の感じ昔の新聞販売のイメージでしたね。
ベルトもしてサスペンダーもつけるっていうのが可笑しかったです。
こんにちは!
原作の面白さが上手く出てましたか?
どなりこんできた販売局長には、
会社の中にああいう人がいるの?って驚きました。
私が印象に残ったのは、遠藤憲一。
いやらしい感じだったのが、
最後には同じ目的に向かってくれましたよね。
原作
tbありがとうございました。
この映画は、原作を先に読んでいて正解だったかもしれませんよ。
私は映画だけ観たら、なぜ過去の栄光に先輩たちがしがみついていて、悠木に意地悪をするのかちょっとよく分からなかったですから。
あとで原作を読んで、なるほど~と思いました。
>Nanakonaさん
新聞勧誘、私は大嫌いで、以前、とくにY新聞のしつこさに、今後いっさいY新聞は取らないことを誓いました。野球球団も大嫌いですけどね。
ベルトとサスペンダーって、どういう話なのか理解してません、私。苦笑?
>YANさん
社内のゴタゴタは、うまく出てるなと思いました。
販売のほうは、きっと、いつも編集が遅いから刷り上がりも遅れて、苦労しているんでしょうね。そんな不満の蓄積で、ついヤクザっぽく…?(笑)
遠藤憲一の役は原作と一緒で、飲んで、やりあったあと、歩み寄ってくれたんですね。
いろんな俳優を見られる映画でもありました。
>ノルウェーまだ~むさん
なるほど、そうかもしれません。
「おおくぼれんせき」(大久保・連赤)と言ってはいますが、説明したとしても、それが何なのかよく分からない観客はいると思いますしね。
エゴといいますか、男の嫉妬、あー、やだやだ、です。
TB有難うございます☆
たしかにまだ~むの仰るとおり、
繰り返しでてくる「過去の栄光」は、最初の方では解りにくかったですよね~。
若い方は特にかも知れませんが、説明的にならないように次第にわかる様なセリフになっていたと思いますね。
この事故の後は、数ヶ月に1回はあった北海道出張の度に周りが心配してタイヘンでした(笑)
>kiraさん
過去の栄光。ほんと、つまらないことで威張るなあと思いますけどねー。
そのくらいでしか偉そうにできないんでしょうね。
北海道出張ですか。飛行機は空を飛ぶというのが不思議。地に足がついてないのは怖いんですー。
おはようございます。
飛行機、怖いですよね~。私も同じです。特にあんな事故のシーンを見てしまうと恐怖も倍増。でも船旅は優雅のようでも、タイタニックの悲劇が再び起きたらどうしますか~と、脅かしてみたりして(笑)是非いつかマリリンのお墓に飛行機でビューんと行ってきて下さいませ♪
ベルトとサスペンダーの人の映画、やっぱりボーさんはご存知だったのですね。
>kiriyさん
つい、ツイッターに入ったー。つい行ったー!
…だじゃれ好きで、すいませぬっ!
うーむ。船も沈没か。。。じゃあ、行けないじゃないですかー! じゃ、橋を作ってください。
「ベルトとサスペンダー」が「地獄の英雄」からの言葉だった、ということを把握していなかったんですよ、私は。いま気づきました。映画見ても、聞いてないのか。ばかでしょー。
こんばんは♪
私はTV版は観てないのですが、原作をじっくり再現したみたいですね。
「おおくぼ れんせき」は「大久保、連赤」だったのですか。
女の嫉妬より男の嫉妬の方が怖いと思います、ふふ。
あの新聞社の様相は、スッゴい面白かったですよ。そのうち読もうかな。
それにしても、ボーさんトコはマメに更新されてて...見習わなくっちゃあぁぁ...(汗)
>あんさん
私もテレビ版は見ていません。
大久保事件、連合赤軍、ですね。いまどきの人は分からないんじゃないかと。
え、男の嫉妬のほうが怖いですかー??
原作は、映画にないところも、もちろんありますし、おもしろいですよ。
我が家は、日記から移行したブログなので、見た映画は全部書く。つまり更新「しなきゃならない」んです。
ぜひ、見習ってください。(笑)
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そのほうが映画が楽しめ、純粋な映画評を書くにも都合が良いですからね。^^
おかげさまで本作は楽しめました。
TVのほうが良いという人もいますが、僕は前半を観たところでギブアップ。
ビデオ映像というのはどうも迫力がないので、嫌いです。
また、映画版に比べて全然モタモタしていましたよ。
>販売局長
暴力団関係者かと思いました。(笑)
演じた役者の名前は僕もよく知りません。
近年俳優への興味が大分なくなって全然憶えないの。ははは。
あの事件があったのは、大学に余分に行っていた関係で本来より大分遅れて就職した年のことでした。高校野球の第4試合が終わる頃に何やら速報が出始めたのをよく憶えています。
もう四半世紀も経つんですね。ふーっ。