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2024-02

「ローマの休日」 - 2010.04.05 Mon

午前十時の映画祭にて名画観賞。

つかのまの休日を楽しむ
(c) 1953 Paramount Pictures. All rights reserved.

説明することもないような、有名な映画。名画中の名画。
見るのは5回目だが、約10年ぶり、しかも映画館では初めて。
もう、いうことなしに素敵な映画。改めて、そう思った。
楽しいし、切ないし。

オードリー・ヘプバーンの輝くような新鮮な魅力。
脚本の良さ。
ローマ・ロケの素晴らしさ。

撮影には、フランスから「美女と野獣」(1946年) 、「ベルリン・天使の詩」(1987年) などの名カメラマン、アンリ・アルカンが加わっているし、音楽は、やはりフランスの名作曲家ジョルジュ・オーリック。
イタリアのローマを舞台に、ヨーロッパの感覚をもった撮影と音楽が加味されたといえるのかもしれない。アメリカ映画とは言いながら。

私がもっとも好きな女優であるマリリン・モンローさんとは、好対照なキャラクターといえるオードリー・ヘプバーン。
この初主演作は1953年、マリリンが主演で脚光を浴びた「ナイアガラ」も同じ年なのである。
日本ではヘプバーンのほうが人気があるので、その点が気に入らないのだが、彼女の映画を見たならば、そのキュートさには降参する。

この映画では、王女の役だが、本人がそもそも持っている気品(母親が貴族出身)が大きな武器。
舞台を経験し、映画の端役も経てきていたから、演技もちゃんとできている。
アカデミー賞の主演女優賞は、まったくおかしくない。

1970年代に愛読していた雑誌「ロードショー」に、「ローマの休日」のいくつかの場面の音声を収録したソノシートが付録でついたことを思い出す。
映画を観ながら、ああ、この場面のヘプバーンとペックのセリフだ、と懐かしさがあふれた。

ちょっと調べていたら、女学生の役で出ていた2人が、キャスリン・ワイラー、ジュディ・ワイラーで、ウィリアム・ワイラー監督の娘なのだそうだ。
ペックにカメラを取られそうになった子と、それを先生に教えた子だと思う。

(4月4日 TOHOシネマズ ららぽーと横浜)


王女としての役目からは逃げられない
(c) 1953 Paramount Pictures. All rights reserved.

ROMAN HOLIDAY
1953年 アメリカ作品
監督 ウィリアム・ワイラー
出演 オードリー・ヘプバーン、グレゴリー・ペック、エディ・アルバート、ハートリー・パワー、パオロ・カルリーニ

参考:ローマの休日@ぴあ映画生活

好き度☆☆☆☆(4点。4.5点にしてもいいけど。満点は5点)

● COMMENT ●

No title

オードリー・ヘプバーンはボーさんの守備範囲外の女優さんだと思っていましたが、毛嫌いせずにちゃんと「午前10時の映画祭」に足を運んでしかもちゃんと評価されているところが素晴らしいです♪
ソノシート!
当時はいろんな雑誌に付録としてついていましたね。懐かし~♪

>kiyotayokiさん

マリリンとは違うタイプですからね。
でも、すばらしい女優と思いますよ~。
この映画は、やはり映画館で観てみたかったんです。
アクションものなどではないので、大きさで圧倒されるような良さではないですけれど。
あのソノシート、実家には、まだあるかもしれません。もしかしたら。

こんにちは。

この映画については、ボーさんと過去にトークさせて貰っていますので、いま改めてのコメントは、さしあたり見当たりません。
ボーさんのレビューを拝読して、ワイラー監督の娘さんのエピソードは、初めて知りました。新知識を得ました。ありがとうございます。
以前に、お読み頂いているかも知れませんが、私のリアルタイム鑑賞記をトラックバックさせていただきました。

これも、いいなぁ~

関東では早いですねぇ・・・(うらやま)
『ローマ』VHSで繰り返し見たり、、20年前くらいに映画館で見ました。古い記憶で申し訳ございませんが(苦笑)あのバイクの楽しいシーンやら、最後の会見でのオードリーの圧倒的な気品やら、大画面ならではの感動があったので、今年も見に行けたらいいなぁ、と思ってます。大阪は夏以降ですけど・・・(遠い目)グレゴリー・ペッ君の、包容力もたまりません。。。

>アスカパパさん

こんばんは!
ありがとうございます。
海外のサイトで、出演者のリストを見たら、「スクールガール」役で、ワイラーの名前が2つありましたので、監督の実の娘と最終的にわかりました。
リアルタイムの評は、いまどきのブログの中では貴重ですよ。すばらしいです。

>unikoさん

「ペッ君」!
いいですねー、それ! 入力間違いじゃないですよね? 笑

ぜひぜひ、ミニモニ。…じゃなくて、観に行ってください。本作は、私も古い記憶なのでした。

いいなっーていっても、他のいい映画を、先に上映してるじゃないですか。
マリリンは5月から? これも見逃せませんね?(そっと強制している。)

キラーン★

オードリーさんはぶりっ子な感じがちょっとあれですけど、ローマの休日ではガッツリとハマってましたね!なんて愛らしい人だと思った記憶があります。
ボーさんは古い映画のトリビアをよくご存知ですなー。
ふぉっふぉっふぉっ。
個人的には同じペプバーンならキャサリンさんのほうが好きかなヾ(*´∀`*)ノ

>Rさん

キリーン☆(動物か!)
ほんと、王女らしい可愛さといいますか。ぴったりすぎます! 奇跡。
古い映画を知っているということは、おじいさんなんですねー。

おっと、キャサリン・ヘプバーンなんて出てくるのも、相当な通(つう)でっせ、あんたはんも隅におけまへんな~。

中学生の時だったと思いますが、生まれて初めて観た洋画になるかも?これまでに何回観賞したかなぁ?
もしかしたら(ミュージカル映画を除いて)最もよく見た映画かも知れません。
「そっくり」という翻訳も
「瓜二つ」
「クリソツ」
「影武者?」
…と何通りか覚えているので、日本語訳もバージョンが幾つかあるのでせう。

祖母には「もう何べん付き合わされたか分からんねわ〜」と言われましたが、テレビで&車椅子を押して(!)映画館で「何べんも」一緒に見たものです。春先、イタリアでの仕事があったので、改めて動画でおさらい観賞。白ブラウス・サーキュラースカート・自撮り棒を用意して、ローマ各地で「ローマの休日ごっこ」をしちゃいました。日本の家族に写真の一部を送り
「おばあちゃんに見せて」と頼んだところ(便利な世の中ですね)、祖母は
「へーっ!」と驚いていたとのこと。
そして数日後、眠るように息を引き取りました。令和まであともう少しでしたが…。

帰国したら、コロセウムの写真、真実の口の写真、トレビの泉に、ダンスパーティー会場のサンタンジェロ城…見せまくるんだ〜と、期待を抱いておりましたが、はかなく悲願に終わりました。でもスペイン広場の写真は見てくれて、それが家族との最後の会話だったようなので、まぁよしとせにゃ…ですね。

日本では、若い方々にも知られている作品ですが、イタリアではほとんど通じませんでした。「それってマストロヤンニ?」と聞かれたり、お土産屋さんには、辛うじて絵葉書が置いてあった程度。あ、レンタルバイク店も幾つかありましたね。あの2人がバイクに乗っている絵が描かれたベニヤ板が、立て掛けてありました。顔部分のみくり抜かれている、あれです。家族に
「顔の大きさと穴が合っていないから、おかしなことになってるよ!」と突っ込まれました(^_^;)

お話自体は、どこが舞台でも撮れそうじゃん?と思っていましたが、行ってみたら「やはりローマでないと、話にならないわ〜」と実感しました。「東京の休日」とか…まぁロケ地を選べば、それなりにいいものは撮れるかな?でも、皇居でダンスパーティーは、できそうにないし…。
ラストシーンの「宮殿」は、開館日の日程が合わず、訪問を諦めたので、また次回のお楽しみにしたいなぁと。

下調べしていた時に驚きましたが、衣装がイーディス・ヘッドさんなんですよねー。あの何てことのない(ように見える)白ブラウス&スカート、実はよく計算されています!
出国前に身内が
「あとスカーフ、首に巻くの忘れないで!」とアドバイスしてくれました(よく見てるわ、本当…) 。

>モペ改め「謎の」ミトンさん

おばあさまに写真を見てもらえて、よかったですね! 一部でも見られて、うれしかったと思いますよ。

イタリアではあまり有名じゃないのですか。昔すぎるのでしょうか。ヘプバーン人気も、日本は他国より高いのかもしれないですね。

イーディス・ヘッドさん、この頃あたりは、ちょっとした映画だと、いつも衣装担当に名前が出てきたような。
普段着っぽい映画でも、ちゃんと仕事してますねえ。

スカーフは、しないと!


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