「ジェニファーズ・ボディ」 - 2010.08.23 Mon
![]() |
(c) 2009 Twentieth Century Fox |
「マンマ・ミーア!」で大好きになった彼女アマンダ・セイフライドさんが出ているから、観ないわけにはいかない!
ミーガン・フォックス嬢との共演で、ちょっと毛色の変わった作品なのだが、主役の女の子ふたりで魅せてくれる。
私には、それで少なくとも十分なのである。
タイトルにもあるジェニファーはミーガンの役ではあるが、映画での語り手はアマンダ。彼女の視点でストーリーは進み、最後まで彼女が活躍するのだ。
「マンマ」ファンの私には、それも、うれしい。
はじめはメガネっ子のアマンダ。イケてないことを表すための小道具としてのメガネであって、イケてるミーガンとの対比にもなっている。
気づいてみると、後半のアマンダはメガネがなくて、魅力もアップしている。計算どおりか。
ジェニファーに起きる異変の原因についてだけは、私は気に入らない。
あんなに残酷なことは嫌だった。何か違う原因に変えてくれたら、もっと大好きだったんだけど。

(c) 2009 Twentieth Century Fox
ジェニファーに異変があった後でも、女の子ふたりの間には友情が保たれている。
異変の夜、ジェニファーがアマンダを訪ねてきての出来事など、このあたりの不思議な感覚は、もしかしたら「JUNO/ジュノ」の脚本家ディアブロ・コディのセンスかもしれない。
ちょっと、ぶっとんだ感じ、というのか、そんな面をもっているに違いない。
エンドクレジットに乗せて、アマンダのある行動が描かれるが、私はその場面で胸がすっとした。
ざまあみろ! 天罰てきめん! ってこと。

(c) 2009 Twentieth Century Fox
オープニング、女の子の部屋の窓から一瞬見える恐ろしげな影から始まって、むむっと思ったが、終わってみればホラーといえるほどではない。血まみれシーンはあるけど。
ファンタジックなガールズムービーといってもいいのではないか。
プロム・ナイトだったか忘れたけど、ちょっと「キャリー」を思わせるところもあったり、夜のプールでの女子ガチ対決などなど、おもしろい場面も多い。

(c) 2009 Twentieth Century Fox
普通には評価が高くないのも、わからないでもないし、もしも劇場未公開でもおかしくはなかったなと思うが、私は好き。
ほかでは見られない新鮮な感覚がある。
監督のカリン・クサマは、「イーオン・フラックス」の監督さん。主役の女優さんの魅力をうまく生かせる人なのかな。ディアブロ・コディの個性的な脚本を得て、おもしろくて変なショーを作ってくれた。

(c) 2009 Twentieth Century Fox
個人的には、アマンダが載っているので、ついつい、パンフも買ってしまったしね。
(8月1日 TOHOシネマズ みゆき座)
JENNIFER'S BODY
2009年 アメリカ作品
監督 カリン・クサマ
出演 アマンダ・セイフライド、ミーガン・フォックス、ジョニー・シモンズ、アダム・ブロディ

(c) 2009 Twentieth Century Fox
参考:ジェニファーズ・ボディ@ぴあ映画生活

好き度☆☆☆☆(4点。満点は5点)
● COMMENT ●
世間の評判、悪いんですか? 観てみたいわ~
>わさぴょんさん
B級で、変なもの好きだったら、楽しいと思う可能性はあると思います。
おもしろい、と感じるかどうかは、その人の感覚次第なので、見てみるしかない!
あ、でも出演者のファンかどうかは、重要かも!
画像を6枚も載せている記事なんて、ほかにないですよ。
面白い派です
ダメな人の気持ちは気持ちで分かるんですけど、個人的には面白かったです。多分、ミーガン・フォックスを中心に見るかどうかで映画の見方が変わるんじゃないかと思うんです。
>ふじき78さん
面白かった、という方がいると、頼もしいですね。(あんまり、いないみたいなので。)
主役はアマンダでしたね。彼女の目線で語られるのが中心ですし。
映画は、観る人の捕らえ方で、面白いかどうか決まるものですから、人それぞれで構わないのですけど…。
観ましたよ♪
なんと言っても二人のキスシーンがいいですよね~~~
すっごく瑞々しい綺麗なサクランボが二つって感じで
しかもエロくてサイコーでした~~(≧▽≦)
>わさぴょんさん
わはは! サクランボいいですねー。
♪黄色いサクランボー。(古い!) ピンクかな?
私はなんたって、アマンダ好きですからね!
ラストのアマンダ、なんだか赤ずきんちゃん風に思えたのですが、新作で赤ずきんちゃん(の新解釈?)演るそうです!
弊記事までTB&コメント有難うございました。
美人が最初眼鏡をかけて出てきて、後で眼鏡を外して美女度を強調するというのは、ヒッチコックが「白い恐怖」で発明したアイデアで、以降色々な作品で用いられていますね。
眼鏡をかけると不美人に見えるかどうかは当人、見る人の個人差もあるでしょうが、一般的にはそうでしょうね。
採点は抑えましたが、アイデアとしては良い映画だったと思います。もう少しニヤニヤできると☆はぐっとUPしたんだけどなあ。
>オカピーさん
「めまい」ではバーバラ・ベル・ゲデスさんがメガネっ子で、キム・ノバクさんとの対比を強調させてるのかな、などと思いましたが…。
さすがヒッチコックというべきでしょうか。
私はアマンダが出れば、うれしくてニヤニヤしちゃいます。(笑)
トラックバック
http://bojingles.blog3.fc2.com/tb.php/1926-980af67e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
いや~ん面白そうじゃないですか!!
「イーオン・フラックス」もスタイリッシュで映像に的に美しい作品だったし
ボーさんの仰るように、女性をキレイに撮るのが得意分野なのかもしれませんね。