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2020-08

「ミクロの決死圏」 - 2010.09.05 Sun

人間が小さくなって、治療のために人体の中を旅するSF映画の名作。

テレビ放映のときに何回か見たことはあるが、今回「午前十時の映画祭」で映画館で上映するというので、これは観ておきたいという気持ちが起きた。

1000円(学生以下は500円)出して映画館で観てみるか、旧作だし見るならDVDでいいや、となるのかは、上映館が近くにあるかなどの環境や、その映画の「好き度」や、映画館で観ることにどの程度意義をもっているかなど、いろいろな要素があるだろう。
私などは環境も整っているし、好きな映画は映画館で観てみたいと思うので、この映画祭では、これまで何本も観てきている。


幻想的な旅
小さくなった潜水艇のメンバーにとっては、外の人間の顔は大きい。メンバーは右からラクエル・ウェルチ、アーサー・ケネディ、スティーヴン・ボイド、ドナルド・プレザンス。上に操縦担当のウィリアム・レッドフィールドがいる。
(c) 1966 TWENTIETH CENTURY FOX. All rights reserved.


この映画、なんといってもアイデアが素晴らしい
亡命してきた科学者が銃撃を受け、脳に損傷を受ける。患部は外部から手術ができない位置にあった。
そこで、秘密裏に開発されていた、物を小さくする技術を使って人間と潜水艇を縮小させ、血流から脳へと送り込み内部から治療しようという計画が立てられる。
だが、物を小さくしておけるのは1時間に限られていた…。

治療に使うレーザー銃を使えなくしようとしたりする妨害工作があったり、潜水艇が耳のあたりにいるときは外部で音を立てないようにしたり(小さな音でも体内にいる人間には強烈な振動になる)、いろいろなスリルが次々と。

血流のなかに血球が浮かんでいるシーン、白血球や抗体が襲ってくるシーンなど、体内組織の様子は原題どおり、ファンタスティック(すばらしい、幻想的)。
サルバドール・ダリが美術を担当したという話もあるが、それは噂にすぎないらしい。


すばらしき旅
(c) 1966 TWENTIETH CENTURY FOX. All rights reserved.

今回、感心したのは、亡命科学者の到着から狙撃、手術計画から潜水艇の縮小までの過程を、ていねいに描いていること。
体内の旅に出る前の段階の描写が、これほどあったとは思わなかった。

いま作るなら、もっと、すごいビジュアルになるかもしれないが、これは1966年当時の最先端
とにかく、百聞は一見にしかず(話を100回聞くより、1回見たほうが、よくわかるよ)、というのが似合う映画。

(いつも申し訳ないが我が家はマリリン優先ブログなので付け加えさせていただくけれど、)「バス停留所」で、マリリン・モンローさん扮するシェリーに、ひと目惚れする田舎者カウボーイのボーの、お目付け役バージルを演じたアーサー・オコンネルも出演している。
ラストでは大活躍?(それ、人命を救うにしては、あまりに無造作、簡単すぎませんかー! とツッコミたいけれど。)(笑)

(8月28日 TOHOシネマズ 府中)


ファンタスティックな旅
(c) 1966 TWENTIETH CENTURY FOX. All rights reserved.

FANTASTIC VOYAGE
1966年 アメリカ作品
監督 リチャード・フライシャー
出演 スティーヴン・ボイド、ラクエル・ウェルチ、アーサー・ケネディ、ドナルド・プレザンス、ウィリアム・レッドフィールド、アーサー・オコンネル、エドモンド・オブライエン

参考:ミクロの決死圏@ぴあ映画生活

好き度☆☆☆☆(4点。満点は5点)

● COMMENT ●

このタイトルは

これは子供の頃に観た映画の中でも、インパクトの強かった映画ベスト5に入りそうな作品です。
今みたらどうかわからないけれど、当時としてはそのアイディアや映像はとっても新鮮でしたから。
日本語タイトルには変なのが多いですが、このタイトルは原題よりずっとインパクトありますね♪

>kiyotayokiさん

ありがとうございます。
SF映画って、けっこうチャチなのも多いですが、これは先進科学を参考にした(字幕でも、そんなふうなことが出ますね)もので、すごいなと思わせます。

邦題も「ミクロ」というポイントが入っていて、「決死圏」は造語かもしれませんが、「大変そう~」と想像できて(笑)、いい題ですね!

わたしも観ました。当時は、科学の進歩とそれをリアルに映像化したこの映画に、すっごいく驚いたのではないかと思います。今の時代でも楽しめます♪関係ないですけど、2001年宇宙の旅は、この映画の2年後。でも製作は1965年からスタートして、1966年から1年半かけて特撮を撮影していると本で読んだことがあるので、この映画も2001年に刺激をあたえているかも、などなどと勝手に想像してしまいました(汗)。

>さえさん

科学とSF的な想像(&創造)が見事にドッキングした作品ですね!
体の中を旅するのを見せるなんて、びっくりしますよ。今見ても面白かったです。

なるほど「2001年~」製作時に公開されていたわけですね。そのとき、キューブリック監督が「ミクロ~」を観ている可能性は、じゅうぶんありますよ!

懐かしい~

子供の頃TVの洋画劇場で観たクチです♪
同じく「子供の頃観て強烈に憶えている映画」ベスト5に入るかも!
少なくとも2回以上みてるとおもいますが、何度観ても面白いですよね(^^)

そうか~体内に入るまでの過程が丁寧に描かれてるのか・・・
もう随分昔なのでその辺の記憶は曖昧ですが
今観ても面白そう! あ~観たくなってきたー!
そして子供たちにも見せたいです♪

大好きです。

子供の頃「なぜなに学習図鑑」という伝説の児童書籍で、この映画を知りました。
「大きくなったらこの映画観る!」
男子の心を動かすのはSFなんだなぁ。

さて、僕は「映画授業」なる試みをやっておりましたが、ちょっと悪ノリで「ミクロの決死圏」みせちゃったことがあります。
http://www5.plala.or.jp/takmovie/eiga_jyugyou2006.htm

20歳前後の学生たち、反応は今ひとつ・・・。
「センセー、理科の授業みたいやったね。」
そんな答は期待してなかったのに(泣)。

>わさぴょんさん

懐かしいでしょう!
テレビの洋画劇場はねえ、2時間番組では実質95分くらいでしょうから、たぶん5分近くカットされてます。(たいしたことない? 笑)

子どもが見て、おもしろいと思ってくれたらいいですけど。

オープニングが、空港に亡命科学者が着くシーンだとは、まったく記憶がなかったのです。
やっぱり体内探検の印象が強かったせいでしょうかねえ。

>takさん

記事、読ませていただきました。
おもしろいこと、なさってましたね!
今どきの人には、ちょっと古いと思われるかもしれないですが、時代が違うことを頭に入れて見なくてはなりません。でも、そんなことは関係なく、すごいアイデアとビジュアルですよ。

「なぜなに学習図鑑」に出ていましたか! それは、すごいです! 子ども心には、見てみたいなあと、わくわくしちゃいますよね。


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