fc2ブログ
topimage

2023-06

1996年に見た映画ベスト8とワースト3 - 2010.11.04 Thu

各年のマイ・ベスト・ムービーを、記事にしていく企画。(ワースト・ムービーがある場合も。)
さかのぼって、今回は1996年。


この年に見た映画は全部で124本。映画館や試写会では11本くらい(だんだん過去にさかのぼっているので、このあたりから記憶も記録も、あやふやになる)。

映画館で観た数が少ないので、テレビ、ビデオなどで見た旧作も合わせて、ベストを選ぶ。
映画の製作年度は関係なく、「1996年に見た映画」を対象とする。

内容を覚えていない映画も多いので、当時書いた「1行メモ」の星の数を参考にして選んだ。メモの文章を『 』内に、主演者と監督名も、記録と記憶のために書いておく。
下線は当ブログ内にリンクあり。


◎ベスト8(順不同。ここでは見た順に並べる。初見の映画に限る。)

ポスター
「ストレンジ・デイズ 1999年12月31日」

「ストレンジ・デイズ 1999年12月31日」(1995年)
『テンションの高さが続く傑作!』
映画館で観て、本当に気持ちが高揚した、そんな記憶が強烈にある。2008年に「ハート・ロッカー」を作ったキャスリン・ビグローが監督! この監督、パワフルなんだなあ。
レイフ・ファインズ、アンジェラ・バセット主演、キャスリン・ビグロー監督。

「恐怖の報酬」(1953年)
『すごい力技!』
クルーゾー監督には「悪魔のような女」(1955年)という傑作もある。注目すべき監督です。
イヴ・モンタン、シャルル・ヴァネル主演、アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督。

「マディソン郡の橋」(1995年)
『涙ぼろぼろ! 名作』
名画座で観た。観賞時の気分が完全に映画と同化したかのような経験。
メリル・ストリープ、クリント・イーストウッド主演、クリント・イーストウッド監督。

「あなたが寝てる間に…」(1995年)
『いい。抱きしめたいような映画。』
上記「マディソン郡の橋」と同時上映だった。この日は、すごく感動しやすかったのかも?
サンドラ・ブロック、ビル・プルマン主演、ジョン・タートルトーブ監督。

誘う女(1995年)
『おもしろい。ニコールの魅力いっぱい。』
とにかく、ニコールに尽きる! ニコールニコールニコール! 色っぽいっ!
ニコール・キッドマン、マット・ディロン主演、ガス・ヴァン・サント監督。

「八月の鯨」(1987年)
『おばあちゃん姉妹の日常のある日。風景とともに、きれいな映画。とても素敵です。』
今も時々見たくなる。DVDが出ていないのが信じられない。
リリアン・ギッシュ、ベティ・デイビス主演、リンゼイ・アンダーソン監督。

「フェノミナン」(1996年)
『これはいい! この監督って、いいのばかり作る。』
上記「あなたが寝てる間に…」もタートルトーブ監督だったからねえ。最近の「ナショナル・トレジャー」などより当時のほうが好き。
ジョン・トラボルタ、キーラ・セジウィック主演、ジョン・タートルトーブ監督。


グースっす。
「グース」
Photo:AFLO


「グース」(1996年)
『心洗われるとは、こういうことでしょう。アンナ・パキンもGOOD。カモもGOOD。』
上記「フェノミナン」と「グース」は試写会で。すごくラッキーだった。このあと「グース」は映画館にも観に行った。
アンナ・パキン、ジェフ・ダニエルズ主演、キャロル・バラード監督。

ほかには「未来は今」「ブロークン・アロー」「スパルタカス」「ギルバート・グレイプ」「ノートルダムのせむし男(1939年)」「ドラゴンハート」「ザ・ロック」「クール・ランニング(これもタートルトーブ監督作品)」「ブリキの太鼓」なども、よかった。


●ワースト3(すべて星ひとつ。順不同。ここでは見た順に並べる。初見の映画に限る。)

「スターゲイト」(1994年)
『つまんねー。ワーストに入る。』
まさに。ワーストに入れましたよ。暗くて、よくわからないシーンがあったような記憶が。
カート・ラッセル、ジェームズ・スペイダー主演、ローランド・エメリッヒ監督。

「美しき諍い女」(1991年)
『つまらん。』
当時、つまらんの一言で終わってますね。若い女性のヌードがあるけど、4時間の映画だった。再見したら感想は違うかも?
エマニュエル・ベアール、ミシェル・ピッコリ主演、ジャック・リヴェット監督。

「マークスの山」(1995年)
『刑事って、みんな、こんなに喧嘩っぱやいのか?』
記憶なし。よっぽど喧嘩してたんだな。
中井貴一、萩原聖人主演、 崔洋一監督。


ほかの年度のベストムービー記事のリストはこちら

● COMMENT ●

1行の感想が端的にその時の気持ちを表していて面白いですね(笑)
結構、その観た時の気分で感動が大きかったり小さかったりもあるよなあ、とも思ったり。
そしてこの11本の中では3本しか観たことなかった(^^;)
タイトルは知っていても観てないのが多いなあと改めて思いました。

>まおさん

ありがとうございます。
この頃は、基本的に1行でメモしていましたから、簡単そのもの。
「マディソン郡の橋」「あなたが寝てる間に…」の2本立ては、思い出に残ります。映画館がどこだったか思い出さないのに。
いろいろと心が感じやすくなっているときは、きっと、映画にも感動しやすいんでしょうね。

気が向いたらレンタルしてみてくださいねえ~。

こんにちは。

恒例の企画ですね。

ボーさんの8作品の中では、「恐怖の報酬」と「マディソン郡の橋」以外の作品は、残念ながら未見です。その中で「八月の鯨」だけは絶対観たいと思っています。私の年齢領域の映画ですもので。
「恐怖の報酬」と「マディソン郡の橋」については、今更私が改めて述べる要なし。名画の領域に入る作品ではないでしょうか。

ほかの作品では「ブロークン・アロー」=劇場鑑賞。「スパルタカス」「ノートルダムのせむし男」=劇場鑑賞。「ブリキの太鼓」は観ています。
ワースト3の中で、観ていますのは「マークスの山」です。筆を執る気が起こらないので、未レビューの儘です。

それから、例に依りまして、私の1996年映画もゲスト参加させて下さい。
①「浮き雲」アキ・カウリスマキ監督。貧しくとも逞しく生きる“生活”が滲み出ていました。
②「ブラス!」マーク・ハーマン監督。「ダニー・ボーイ」。「ウィリアム・テル序曲」。「威風堂々」等々。音楽は人生を潤す。音楽は感動を呼ぶ。
③「世界中がアイ・ラヴ・ユー」ウディ・アレン監督。棺桶から出てくる亡霊に併せた骸骨の踊りがとても愉快。
④「ノートルダムの鐘」(1996/9/17シネマデプト友楽で鑑賞)アニメ上の人物に魂が乗り移っているようでした。
⑤「Shall We ダンス?」(劇場鑑賞)周防正行監督。香川京子さん、あのような形で出演されていたとは!。(個人的な話題で失礼しました)
⑥「陽のあたる教室」(鑑賞月日未記録だが、シネマデプト友楽で鑑賞。当時購入したパンフレット保存)スティーブン・ヘレク監督。多少甘いが、風格充分。
⑦「マーズ・アタック!」ティム・バートン監督。「我々は友人だ」と言っては、地球人を殺す火星人。意外に憎めないのは何故だろう。
⑧「イングリッシュ・ペイシェント」アンソニー・ミンゲラ監督。水も漏らさぬ緻密さ。愛と恩讐の叙事詩。
⑨「私家版」ベルナール・ラップ監督。「書くってことは、自分をさらけだすことだ」という台詞が、私にとって収穫でした。
⑩「セブン」(1996/2/20シネマデプト友楽で鑑賞)デヴィッド・フィンチャー監督。第6/7の殺人で、この作品はいつの間にかサイコ・サスペンスに変貌しているのだ。だから後味が悪いのだよ。きっと。とは、当時の鑑賞記の抜粋です。

ワースト作品。
「悪魔のような女(リメイク版)」(1996/7/16シネマデプト友楽で鑑賞)ジェレマイア・チェチェック監督。既にオリジナルでネタバレしているからミステリーの興味も湧かない。全く意味のない作品。

以上ですが、劇場鑑賞の旨を記してない作品は、総てTV又はDVD鑑賞した1996年作品です。

>アスカパパさん

こんばんは。毎度ベスト10ご披露、ありがとうございます。
「八月の鯨」は、もし衛星テレビで放送したら録画したいのですが、最近見当たらないようです。ぜひ、どうにかしてご覧ください。(もしもレンタルを利用しようとしても、DVDはないのです。)

ベスト10のうち、2、3、5、7、8、10は見ています。
「マーズ・アタック!」が入っているのは、ちょっと意外でした。けっこう皮肉が利いた映画ですけど、おもしろく見られたわけですね。
「セブン」は、私は嫌なんですよ。あのラストが。細かいところの記憶は薄いのですが。
「ブラス!」は私は別の年(私が見た年)のベストに入れました。

「悪魔のような女」リメイクは、そうでしょうね。私は見ていないはずなんですけど、話を知っている人には、ちょっと面白くもないでしょう。

レイフ・ファインズ賛

「ストレンジ・デイズ」懐かしい!!
内容は「???」ですが(笑)傑作か否かは別として、好きな作品。CDかMDみたいなメディアに記憶を保存でき、しかも他人の記憶も体感できるという発想が面白い。また観たいです。

 とにかくレイフ・ファインズが不思議な魅力を発信してるんですよ。特に「眼」と「喋り方」が。「シンドラーのリスト」では完璧なドイツ人に見えましたし、クローネンバーグの「スパイダー」も好きな作品。それと「イングリッシュ・ペイシェント」は外せませんね。

ジョセフ・ファインズと兄弟なんですね。最近知りました。彼もまた魅力あります。

>又左衛門さん

「ストレンジ・デイズ」はパワーありました。2000年を迎える人々の熱狂が充満していましたね。映画館だから、なおさら盛り上がったような気がします。

レイフとジョセフと、どっちがどの映画に出ているか、よくわからなくなるところもあるのですが、とくに冷たさとか鋭さなどのほうで、存在感がある人ですね。

こんにちは^^

ボーさんに言われたので(笑)会社から
堂々と書いてます(笑)
でも、本当はこコソコソ(汗)

ベストの中では、あなたが寝てる~と
8月の鯨しか観ていません(汗)
8月の鯨は、とても印象に残っていて、
派手なエンタメ作品ばかりでなく
80過ぎのおばあちゃんたちが主役の
映画を作るハリウッドって、すごいなあと感じたことを覚えています^^
DVDないんですか(驚)私もまた観たいなあと思っていたのに(泣)

そそ、私のジョニーのギルバート~も
入れて下さってありがとう!

で、ワーストなんですが、スターゲイト
だけ鑑賞しています(汗)しかも、カート・ラッセルとジェームス・スペイダー
好きなんで、ちょっとショック(笑)
まあ、内容的には私も・・・な部分も
あるのですが(汗)
ワースト1はショックでした~(泣)

PS.ボーさん、もう、ノーウェアー~ご覧になったんですね(はやっ!・笑)
私も今週中には行きたいと思っていますので、鑑賞したら
またお邪魔しますね~♪

>ひろちゃんさん

こんばんは。
会社から、こそこそと、ありがとうございます!
「八月の鯨」は、DVD化を望む声は高いです。(見た人の中では。)
これはイギリス映画のような気もしましたが。(追伸:たしかにアメリカ映画でした。)
ハリウッドらしくないですよね。

あ、ジョニデ。入ってましたねー。おめでとうございます! いい映画ですからねえ。

「スターゲイト」はワースト1じゃないですよ。3本の中では順位なしです。
俳優が誰にしろ、つまらんと思った、と記録にあれば、変えられないんですよ~。
俳優のせいじゃないと思います。たぶん。

「ノーウェアボーイ」、みゆき座です。ご覧になったら、ぜひまた、ご来館を!

ベスト8のうち、見てないのは「グース」。(←多分この先も見ない)

「ストレンジ・デイズ」「恐怖の報酬」「マディソン郡の橋」「誘う女」「フェノミナン」
これらはどれもこれも大好きです~~~~!!!
そうそう、ニコール!ニコール!

「あなたが寝てる間に・・・」と「八月の鯨」はフツーだったな~。
(「八月の鯨」を観た頃はまだまだ小娘だったので、良さがワカリマセンでした★)

あと、「ブリキの太鼓」はトラウマ的に好きです・・・(^^;

「美しき諍い女」当時ヘアヌードがかなり話題になりましたが
今では珍しくないですね~~~
(私もボーさんと同じく、ツマンナカッタです。)

>わさぴょんさん

見ましょうよー、「グース」! 子どもと動物だけじゃなくて、大人も出てますよ。

どれもお好きですか? 好みが合いますね!!
「誘う女」はDVDを保持しております。(持っていても、めったに見ないですけどっ。)

「ブリキ」は、子どもが超音波!?という予告編?で、あんまり乗り気ではなかったのですが、見てみたら、よかったなと。(だから「グース」も案外面白いかもしれませんよ?)
「美しき」は興味本位で見たら、つまらなかったぞ、という結果ですね。

観ました♪

「グース」子供と観ました♪
飛び立つシーンでぐっと来て泣いちゃいました・・・(;;)
ちなみに子供は泣いてなかったです★ 何故泣かないか~

アンナ・パキン、子供の頃と大人になってからと、あんまり変わってないですよね~

>わさぴょんさん

ありがとうございます!
「グース」は、いいです! 文部科学省も推薦するでしょうね!
感動しますよね! 泣きますよね! 
子どもは、きっと、まだ、わかってないんだ。うん。泣くほどには。

この頃は、仕事の切り替え時期で、試写会に行けたんですよね。今はまったく行けない環境…。

あら、「グース」もあったんですね。ホント、心洗われる作品でした。アンナちゃんも、ふわふわなカモも可愛い♪

>「恐怖の報酬」
これは緊張感がヤバイ作品でした。「悪魔のような女」と聞くと微妙なリメイクの方を思い出してしまいます。オリジナルは「恐怖の~」と同じ監督作品だったのか。

>「マディソン郡の橋」
不倫ものが苦手なので、あまり印象は良くないです。雰囲気は良かったですけど、あえてわが子に頼むというのが…。親友とか兄妹とか他に頼める人いないのかよと思ってしまいました。

>「あなたが寝てる間に…」
大好きな作品です。サンドラ・ブロックの魅力が余す事なく発揮できてる、彼女の代表作ですよね。

>「フェノミナン」
感動した覚えがあるけど、ずいぶん前なので忘れかけてます。でも、ラストのオチは覚えてるんだよなぁ。まあ、過程がメインの作品だからいいのかな?

>「スターゲイト」
中学生頃に観た気がします。当時はそれなりに楽しめたけど、大人の鑑賞には堪えられない感じかも(笑)

>当時、つまらんの一言で終わってますね。若い女性のヌードがあるけど、4時間の映画だった。再見したら感想は違うかも?

4時間なんて再見する気もなくしそうです。これを映画館で観るとか拷問かよ、と(笑)
昔みたいにインターミッションが入ったんでしょうか?

長々失礼しました~!

>宵乃さん

ありがとうございます。
「グース」はよかったです。今見たら、アンナ・パキンさん、こんな子どもだったんだなーという感慨もプラスされそう。
「悪魔のような女」は、ぜひオリジナルのイメージで上書きしていただきたいです!
「マディソン~」「あなたが~」の2本立ては感動しちゃって印象に残ります。

4時間もよく見たなと思います。しかも、ほとんど覚えていないなんて。インターミッションの有無も記憶なしです(苦笑)。


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://bojingles.blog3.fc2.com/tb.php/1993-9a2d4bc9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

小泉さん in GLOW «  | BLOG TOP |  » 人気記事ランキング、わが家の実際は?

おなじみの映画ブロガーさんの多いgooブログもTBを廃止。多くのブログがTB廃止の事態になってきた。こうなると、TBから記事をたどることができないブログが多くなる。ブログのURLをお気に入りなどに登録して、何を書いているのかなと、いつも見回りに行くしかない。

マリリン応援+映画雑文などのブログ。
下のほうにアクセスランキング、ツイッターがあります。



このブログのトラックバック・ポリシー (2009年1月10日、修正)

過去の記事の一部には「ブログランキング参加中~」という文面がありますが、現在はブログランキングから離脱しています。該当するすべての文章を削除することは大変なので、そのままにしてあります。

映画感想の「好き度」について。
☆☆☆☆☆(5)…GREAT!文句なし!
☆☆☆☆(4)…FINE!かなり、いいぞ!
☆☆☆(3)…GOOD.観て損はないかな。
☆☆(2)…NOT SO GOOD.ちょっとなあ…。
☆(1)…BAD!いいかげんにせい!
という感じ。★を0.5点とします。星5つは、ほとんどつけませんから、4.5点なら最高と言えます。 自分にとって面白いかどうかが重要で、世間の評判や、意義がある映画である等々は重要視しません。
好きだなあと思ったら3.5点に星が到達。


クリックで救える命がある。

小鳥頭
忘れっぽい人の同盟。
クリックしたら説明があるかもしれない
(忘れた)。


プロフィール

ボー・BJ・ジングルズ

  • Author:ボー・BJ・ジングルズ
  • HP「シネマ停留所」の管理人でもある。♂。単純に映画が好き。綺麗な女優が好き。マリリン・モンローさんは、わが永遠のミューズ。

ブログ内検索

最近の記事

最近のコメント

最新トラックバック

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

アクセスランキング(30日分累計)

Twitter

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSフィード