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2019-09

「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」 - 2010.11.07 Sun

のちにビートルズのひとりとして有名になるジョン・レノンが、はじめてバンドを結成する前後、彼と母親、伯母(おば)との関係を描いた好編。

私はビートルズが大好きだが、曲を知ってはいても、メンバーそれぞれのプロフィールはほとんど知らない。
ビートルズ関連というだけで喜んで観にいったので、映画の内容についての予備知識は、まったくなかった。


ジョン
ジョン・レノン(アーロン・ジョンソン)
(c) 2009 Lennon Films Limited Channel Four Television Corporation and UK Film Council. All Rights Reserved.


16歳のジョンは、伯母夫婦と暮らしている。
あることから彼は母親の存在を知り、だんだんと彼女と一緒に時間を過ごすようになるが…。

いうまでもなく、子どもと母親との間の愛情というのは、それがうまく行かないときには、子どもの心に、とくに深い悲しみをもたらすものだろうと思う。
ジョンは母親ではなく伯母に育てられていたのだ。そこに突然、母親が現れる。
しかし、それで、めでたしめでたし、とは物事は簡単にいかない


バンド
クオリーメンのステージ。
(c) 2009 Lennon Films Limited Channel Four Television Corporation and UK Film Council. All Rights Reserved.


エルビス・プレスリーにあこがれて(ニュース映画では、マリリン・モンロー以来の衝撃、などとエルビスを紹介している)、ジョンは学校の仲間とバンドを結成する。
「ザ・クオリーメン」の誕生だ。
やがてポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスンが加入する。
本作のポールは、ちょっと幼い感じを受けるけれど、そっくりさんを出演させる映画ではないのだろうから、それは気にしないことにしよう。
バンドの演奏は多くはないが(それが主題ではないし)、ちゃんと聞かせてくれて、それなりに、かっこいい


誕生日
母(アンヌ=マリー・ダフ)が誕生日のケーキを。
(c) 2009 Lennon Films Limited Channel Four Television Corporation and UK Film Council. All Rights Reserved.


ジョンが母からバンジョーを教わって、練習していくシーンの描写は、時間処理のしかたがユニークで印象に残る。
ジョンはバンジョーから音楽に入ったのか。(真実かどうかは知らないが。)

ジョンを演じたアーロン・ジョンソンは、ジョン・レノンに声が似るところもあるように思えて、顔は違うけれど違和感はなかった。
母親ジュリア・レノン役のアンヌ=マリー・ダフ、伯母のミミ・スミス役のクリスティン・スコット・トーマスともに好演。
私はすぐに感情移入するので、映画やテレビドラマでよく泣くが、本作でも、かなり…来た


対面
母と伯母(クリスティン・スコット・トーマス)
(c) 2009 Lennon Films Limited Channel Four Television Corporation and UK Film Council. All Rights Reserved.


映画のタイトルにある「ノーウェア」とは「どこにもない」という意味だが、じゅんぶんな母の愛に恵まれない心は、むなしく、居場所がない(ノーウェア)状態になりがちだろう。
ジョンの青春期には、こういうことがあったのか。

ビートルズ解散直後のジョンの曲に「マザー」という名曲があり、エンディングにも流れているが、改めて、その歌詞の意味の重さがわかる。

なお、ビートルズの曲には、「ひとりぼっちのあいつ(ノーホェア・マン)」「ジュリア」もある。


彼女
ガールフレンドと。
(c) 2009 Lennon Films Limited Channel Four Television Corporation and UK Film Council. All Rights Reserved.


(11月7日 TOHOシネマズ みゆき座)

NOWHERE BOY
2009年 イギリス・カナダ作品
監督 サム・テイラー=ウッド
出演 アーロン・ジョンソン、アンヌ=マリー・ダフ、クリスティン・スコット・トーマス、オフィリア・ラヴィボンド、トーマス・ブロディ・サングスター

参考:ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ@ぴあ映画生活
「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」の映画詳細、映画館情報はこちら

好き度☆☆☆★(3.5点。満点は5点)

● COMMENT ●

泣けましたか

ボーさん、こんにちは!
感動する内容のようですね。

私もすごくビートルズが好きと言うわけじゃないけど、
この映画、興味あります。
ジョンの母への思いは強いものがあるように感じられるので、
その辺り、見てみたいです。
いつも通り、半年後ですが(^^;

>YANさん

こんばんは! ありがとうございます。
はい、とっても泣けましたよ。
ジョンの「マザー」がどういう内容の曲なのか知っていたので、複雑な関係があったのだろうなとは分かっていましたが、そういうことだったのか、と。
全部ほんとうかどうかは知りませんけれど。

ぜひ、半年後でもいいので、ご覧くださいね~。

こんばんは♪

ボーさんはみゆき座でご覧になりましたか!
私もその予定でしたが、ヒルズで上映がありましたので、
家からはヒルズのほうが近いので、そちらで、鑑賞しました!
こちらは観客層の幅も広く混んでいまいましたが、みゆき座はいかがでしたか?

さて映画ですが・・・
評価も感想もボーさんと同じです(笑)
私もビートルズの曲は大好きですが、ジョンの生い立ちや
ビートルズの結成など知らないことがほとんどで
それを知る事ができただけでも観て良かったです!
主役のアーロンも好演ですが、ミミとジュリア役の
クリスティン、アンヌの演技が素晴らしかったです!
音楽も良かったですよね(^_-)-☆

>ひろちゃんさん

こんばんは!
みゆき座だったんですよ。先日、有楽座の前を通ったら、そのときは、そこで上映していたようですけど。

客層はよく見なかったですが、隣は若いカップル、あと、おじちゃん、おばちゃん…。いろいろだと思います。

たぶん、真実とかけ離れている、ということはないのでしょう。
ふたりの母親、よかったですね。
ジョンがロックを始めたのも、ああいう生い立ちがあったからこそなのかもしれないと思うと、複雑な気持ちにもなります。

こちらにも

ビートルズの大ファンですが、この映画は未見です。
確かにアーロン君、顔は似てないですよね。
ジョンは多感な時代、私生活で苦労してるので、あんなにも繊細な歌詞が書けて哀愁漂う曲が作れるんだろうな、と思ってました。
(因みにポールのファンですが)
独りカラオケ行ったら、ビートルズメドレー1時間位するときあります(*^^)v
機会があったら見たいです、この作品。^^


>mia☆miaさん

おお! こっちに来られましたね。
公開映画館数が少なかったと思いますし、テレビでもあまりやっていないのかな…ビートルズ関連の映画は、音楽の著作権の関係なのか、私の大好きな「アクロス・ザ・ユニバース」もBSでもお目にかからないですね。

私も歌詞カード見ながらなら、ビートルズぜんぶ歌えると思います。ずうとるび、じゃないですよ。(言うまでもない?)


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