マリリン in 「ミューズの晩餐」 - 2010.11.11 Thu
![]() |
マリリン、トニー・カーティスの入浴に乱入!? のぞき?(違う) (c) 1959 United Artists. All rights reserved. |
「100年残る名作映画と映画音楽」ということで、あの名作、マリリン・モンローさん(とトニー・カーティス、ジャック・レモン)の主演映画について取り上げたのだ。録画したものを見た。
「お熱いのがお好き」に限らず、マリリン映画のシーンが多く放送されたので、わりと満足。
ただし、聞いていて引っ掛かるというか、そうじゃないだろー、という部分も。
まずは、語りで『ハリウッドコメディの巨匠ビリー・ワイルダー』というところ。たしかにワイルダーはコメディは上手だが、それだけではない。シリアスな映画にだって、たくさん名作がある。これは説明不足。しかも2回も「コメディの巨匠」と言っていたぞ。
「お熱いのがお好き」のストーリー紹介で、『演奏の腕を認められ見事採用』というが、ふたりは、演奏する以前に、すでに楽団に入っていたのだよ。うそを言ってはいけない。
それから、マリリンが『セクシーさが、あだとなって、逆にコミカルな演技を生み出すことに』というけれど、意味がわからない。コミカルな演技はセクシーさとは関係ない。しかも「あだ」とは。
逆にゲストの映画評論家、芝山幹郎さんは、マリリンを天性のコメディエンヌと評価した。えらい!
マリリンが『意外な歌唱力』というのにも、カチンときた。歌が上手くないと思ったライターの思い込みに過ぎないでしょう? どこが意外なわけですか? 考え方が浅すぎる。
…と文句はあるが、テレビ番組なんて、こんなものだろうし、取り上げてくれたのは、少なくとも、うれしいこと。
司会の寺脇さんが、「お熱いのがお好き」が白黒映画なので、モンローだけ色つきにすれば…というのには笑った。同感である。
また、彼はジャック・レモンとジョー・E・ブラウンのタンゴのダンスシーンが好きで、『ダサさをわざとらしくしないのが素晴らしい』とコメント。俳優としての経験から言えることだろうね。
マリリンが歌った“I Wanna be Loved by You”を、川井郁子さんがヴァイオリンで演奏。腰を振りながら演奏、というのはマリリンを意識したのだろうか!(笑)
川井さん、口を開けて演奏する。ナオミ・ワッツさんの演技するときみたいだ。(再度、笑)
そういえば「紳士は金髪がお好き」の二人羽織シーン、編集して短くされていたなあ。あれも、いただけない。
実質20分もない番組だった。
今週、取り上げる映画は「アマデウス」だそうだ。
● COMMENT ●
>まおさん
メモしながら見たら、けっこうな文句がありました!
まー、こんなもんでしょうけれど、録画は保存しておこうかな、と思います。
個人的には映画紹介のところは、もうちょっとツッコミ所がありますけど、マリリンの映像いっぱい+バイオリン演奏のI wanna be loved by you で満足です。マリリンの歌唱力についてはそんなに悪く思わなかったです。マリリン映画を知らない人にはマリリンは歌が下手だと思ってる人も多いようなので、その意外性でマリリンの歌を聴かせるっていうのも良いかと。
>たけしさん
知ってるファンには常識ですけど、知らないとはいえ、下手とは思われたくないなー、というところです。
まだツッコミどころがありましたか? また週末に見てみようかな~。
トラックバック
http://bojingles.blog3.fc2.com/tb.php/1998-7ef14128
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
ふふふ、ボーさんの細かいツッコミどころが成程であります。
でもほんと、コンパクトに映画女優としてのマリリンを映像たくさんで紹介してくれたのは良かったですよね!