「わたくし率 イン 歯ー、または世界」 川上未映子 - 2010.11.20 Sat

まあ、その写真が色っぽく撮れまくりやないかという話でもあるわけでして、しかしそこで、純真な男子の心わしづかみ戦略の成功は目も当てられないほどの鮮やかさをもって遂行されておりました。
読んでみたら、なんやわけわからん女の妄想頭誇大症のような思考が、ずらんずらんと並んどって、どうなっとるんか訳がわからんようになりつつも、すっかりスピード読書しはったのが電車の中ですやろから速いのは当たり前のことですよ。
ところが、どんどんどんどん読んでいったゆき止まりには、ああ、そうか、そういうことやってん、なんと悲しき。と合点がいったとともに意外なことに、まさかの泣き態勢と化してしまったのでした。
ただのいいかげんな文章がつながってきたんやなかった。著者の考えがわかった気がしたのです。あくまで気ですが。
歌手から作家へと華麗な展開、本作は芥川賞候補にもなり、才能なんかどうなんかは、もっと読んでみんことにはわからへんかもしらん。
「歯ー」はher(彼女)に掛けてあるんやと、あとから気づいたのでした。
(11月15日読了)
● COMMENT ●
おひさしぶり♪
>いまいまいさん
似た感じで書いてみたのですけど、あんまりうまくいってません。
いいと思うかどうかは、わかりませんが、とてもユニークな書き方です。お試しあれ~。
でも、みやすけはトラックバックのやり方が分からないので、トラックバック出来ません。ずらかしや。
>みやすけさん
でもコメントいただきまして、ありがとうございます!
>みやすけさん
私には合いませんでした(´д`)
(でもやっぱりボーさんの方が読みやすい^^;)
この人はまずビジュアルが良いので話題になったところがありますよね~
私も以前読んだことがありますが、全然良さが理解できませんでした・・・★
でもボーさんは最後で納得したっぽい?ので
私の理解力が足りなかったのかなぁ~なんて(ーー;
町田康の小説も、私には全然良さがわかりません・・・
人気あるらしいので、とても不思議です☆
(てか自分のマイノリティーさを改めて感じたり)
>わさぴょんさん
なんとなく、ですが。
ビジュアルで話題? やっぱりそうでしたか。私も例外ではなく、そちらから引っ張られたのでした。
納得したのは、主人公の彼女がああいう過去・現在をもった人だから、それなら分からないこともないかなあという。かわいそうで泣けたわけです。
町田康は読んだことがないのです。
いや、マイノリティじゃないと思いますよ。きっと。
No title
>みやすけさん
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最近珍しく読書家みたいな生活してんの。でも、読むの遅いんだけどね~。