「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」 - 2010.11.23 Tue
それに、こういうダーク・ファンタジーのムードは好きだ。
悪役たちの会議(?)から始まって、そうか、こいつらがワルのメンバーか、と一応、確認できる。私が知らない方たちは、単に覚えていないのか、初めて登場したのか。
…しかしスネイブには何か秘めた思惑がありそうなんだけどね…。それはPART2で分かるか。

ハリー・ポッターへの攻撃が本格化、仲間の側で亡くなる者が出るという、つらい雰囲気があるが、それとバランスを取ろうとするかのように、ユーモアも時々入ってくるのが意外でもあって、いいところ。
みんながハリーに変身するシーンなどは笑える。敵から見て、標的がどれなのかわからなくするためだが、忍者でいえば分身の術みたいなもの!?

ストーリーは作者が考えるものだが、大事な人が死んだりするのは、この世の中の厳しさ、戦いがなくならない中でも生きていかなければならないことを、相手が子どもであろうとも、いや、子どもだからこそ、きちんと言いたい、なんて思っているのだろうか、もしかして。
結局というか、やっぱりというか、多くの場面を、いつもの3人組で行動することになる。
で、相変わらずハーマイオニーは、しっかりしてて頭がよくて頼りにもなる。ロンは相変わらず、嫉妬したりなんかして、いろいろと、ふらふらしてる。(笑)
ハリーは、それ相応に中心人物。(笑×2)
3人の俳優とも20歳を越えたんだよねえ。すっかり大人の外見になった。

校長の遺品からヒントを得ながら行動する3人。
ピンチになると、遠くに瞬間移動する魔法を使い、呪文で周囲が安全になるようにバリアを張る。そういう繰り返しで生き延びていく。
特撮映像の出来は安定している。エンドロールで、特殊効果を担当する会社が何社も紹介されていた。関わった人数も、半端じゃない。
監督もシリーズ3回目ということで、手馴れた感覚が感じられる。
3Dにしようとしたけど公開に間に合わなかった、という話を聞いたが、別に無理にしなくてもいいんじゃない? じゅうぶん面白いから。

公開前、読売新聞夕刊の映画紹介で、誰々が死ぬ、とネタばれで書かれてあって、ああ読まなきゃよかったと後悔した。
すでに原作本は発売になっていて、それを読んだ方は内容を知っているだろうが、映画だけで楽しむ人もいるのだ。登場人物の生死という重大問題を、あっさりとバラすのは、どういうつもりだろうか? 脇役だから、いいとでも?
良心的なブログを見習って、ネタばれします、と前置きしてもらいたいものだ。
さあ、最終章PART2は、どうなるのか。ハリーの杖…案外イケるかも!?
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(11月21日 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ)
HARRY POTTER AND THE DEADLY HALLOWS : PART1
2010年 イギリス・アメリカ作品
監督 デヴィッド・イェーツ
出演 ダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、ルパート・グリント、ヘレナ・ボナム=カーター、レイフ・ファインズ
参考:ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1@ぴあ映画生活

好き度☆☆☆★(3.5点。かなり4点に近い。満点は5点)
● COMMENT ●
こんばんは♪
>ひろちゃんさん
スクリーンは2階の5番だったと思います。隣の6番でも同じ時間から上映していて、あれ?5?6?どっちだ?と迷いました。
六本木の特徴というか、外国の人も多くて、子どもは時々、声を上げて驚いていましたね。
新聞やテレビのネタばらしには、断固として文句を言いたい(書くだけですけど)です。知っているものについては。
出演者が多いので、少ししか出番がない人もいましたね。いろんな俳優を見るのも楽しい、とも言えますけれど。
パート2が3Dだったら、私はヒルズの重たいメガネは敬遠するかも。
このシリーズもよくここまでつづいてきたなーって感じですよね。
主人公が成長してしまって(してしまった・・・なんて悪い言い方ですが)
不思議でかわいい魔法物語・・・といった雰囲気はなくなってしまったように思います。
私は原作読まない派で、もっぱらテレビでの放映やDVDでの鑑賞です。
最新作公開ということで、以前の作品をテレビでじゃんじゃんやってくれたので、
それはそれで楽しめました。
今頃、前作品で盛り上がっている私。
時代遅れでごめんなさい(笑)
>こころさん
子どもは大人になるんですねえ。
いろんな重たいものを背負っていきます。
テレビで、前の作品を放送していましたね。
それを見てから劇場へどうぞ、というわけですが、旧作を見る、いい機会でもあります。大いに楽しんじゃってください!
わ~い☆
冒頭の楽しくてダークな場面、大好きです。
ヴォルさんが、キッチリお誕生日席に座ってて、「誕プレ(誕生日プレゼント)は、なにくれるの~?きゃはっ(笑)」みたいなシーンのところですね。ニコニコ♪
前回、前々回から大人が楽しめるファンタジーになってきてますね。
実績バッチリの名優さんたちがカッチリ、キャラ作りしてくれているので安心して見れます。
それがイチバンかな。
対して、お子さんお持ちのお母さんたちは複雑な心境だそうです。原作&映画でも余りにも登場人物がバッタバタ死んでいくので、子供たちがボロ泣きしてしまうそうです。。。
う~ん。。。
そうそう、私が見た映画館では、なんだか荒野をハリー&ハーマイオニーがさすらうシーンで場面が雑に移りかわるシーンが2~3度、ありました。
3Dを予定していたものを、間に合わなくて2D公開にしたので、編集に不具合が生じたのかな?
>unikoさん
そうそう、盛りだくさんな俳優の面々を楽しめるのは、すてきなことです!
悪の親玉、このくらい凄みをきかせてくれると楽しい。(顔が、のっぺらぼうなだけに、せめて。笑)
子どもも世の中の現実を直視せよ! なーんて、うまいふうにはいかない…でしょうね。
不具合は気づかなかったです。注意力散漫なのが自慢!(威張れない。)
荒野に、ぽつねんと。というシーンは今回、心象風景としても印象に残りますね。
No title
ところで、私はあの鼻のないとっつぁんにラスボスの凄みを感じないんです。
うーん、ラスボス、セガールとかでどう?
あ、もちろん、鼻は付けて。
ラスボスがセガールだと、どんな魔法を使っても勝てない気がする。
(確か『グリマーマン』で呪術と戦ってた筈だし)
>ふじき78さん
セガールだと重そうで飛べないかも。(爆)
ゲーリー・オールドマンとか、よさそうかもしれません。キレっぷりが。
でも、あの仮装をすると、誰でも一緒かも~!
No title
見応えがありましたよね~
私も誰が誰だか分からなかったり、物語をイマイチ把握し切れていなかったりですが、それでも面白く観れました。
続きが楽しみですよね~
スネイプ先生の秘密が一番気になっています。絶対に何かありますよね!
>由香さん
予想外に、といっては申し訳ないですが、おもしろかったですね。
クライマックスに向けて、盛り上がらないと困るわけですが。
スネイプ先生…もしも、このままだったら拍子抜け!?
話題作のネタバレは
私もネタバレは避けたい派なので、CMなどでバンバン情報が入ってくると見る気がなくなってきます。
今回は間を置きすぎて、オンエアの最初にやる「これまでのあらすじ」みたいな部分が役立ちましたけどね(笑)
>宵乃さん
テレビ放送で続編のときは、これまでのあらすじがあるといいですね。
ただし、それで本編の放送時間が減ってしまうことに。
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この作品は、大スクリーンで観たいですからね~
迫力ありましたよね?
ダークでシリアスな内容でしたが、ユーモラスで
笑えるところも結構あって、バランスが取れていたと私も思います(^_-)-☆
新聞でそんなこと書いてあったんですか?(^^;
読売ですが読まなくて良かった(笑)
なので、ラストのほうのあのシーンにはビックリ、涙、涙でした(T^T)
ネタばれには気をつけて欲しいものですよね(ーー;)
そそ、なんでもかんでも3Dにしなくてもね~
今回も映像は十分に良かったのに~
次回は3Dなんですね(^_^;)
大好きなアラン・リックマン、シーンは少なく残念
でしたが、スネイプ先生の謎?がわかるパート2の
お楽しみとしておきます^^
2は、ヒルズで観よ~っと(笑)