「マルホランド・ドライブ」(11回目) - 2010.11.25 Thu
ナオミ・ワッツさんとローラ・エレナ・ハリングさん、ふたりが演じるキャラクターの関係性がメインストーリー。秘め事感もチラチラするムード。
ほかの話は、おまけみたいなものだけど、その部分も、また面白い。
下の画像は、記憶喪失のローラ嬢が思い出した名前が彼女自身のものかもしれないと、電話帳にあったその名前の番号にナオミ嬢が電話してみるシーン。
ナオミ嬢が、自分に電話するなんて変な気分ね、などと言うのだが、これは真実を知ってから考えると、実に「意味深」な言葉になっている。

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次の画像は、住居の管理人役のアン・ミラーさんと、ナオミ・ワッツさん。
往年のミュージカル・スターのアン・ミラーさん。出演しているだけでも感慨深い。

次は、記憶をなくしたローラ嬢が、ナオミ嬢に名前を聞かれたあと、鏡に映ったリタ・ヘイワースさんの映画のポスターを見るところ。
彼女は自分の名前をリタとしてナオミ嬢に告げる。

この映画の仕組みを理解するためのヒントは、ふたりが真夜中に行くクラブ・シレンシオにあるといっていいだろう。
前回書いた「マルホランド・ドライブ」(10回目)も、よろしければ、どうぞ。
コメント、TBも、ありましたら、そちらのほうへお願いします。
(11月23日)