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2017-06

「Ricky リッキー」 - 2010.12.19 Sun

フランソワーズ・オゾン監督の新作は見逃したくない。

赤ちゃん
(c) Eurowide Film Production - 2008
- Tous droits reserves

なんだか好きなんだよね、オゾン監督の映画は。

最近は「女性映画の~」なんていう冠がついて語られて、たしかに、そういう映画は多いとは思うけど、それだけでもないはず。
彼の昔の映画は見ていないものがあるので、なんとも断定はできないが、いろんなタイプの映画を作ろうとしている人のように思う。

今度は、赤ちゃんに羽が生えて…という話。
まず、現実にはありえないから、普通ならファンタジーといえるのだが、オゾン監督は現実的に物語を進めていく。

以下、ネタばれ気味に。
幼い娘をもつシングルマザーが、男と出会って一緒に暮らすようになり、子どもができる。
母親は羽が生えた赤ちゃんでも当然のごとく愛する。母性愛ですよね。

この羽の生え始め、羽毛が出る前の見かけが、鶏の手羽そっくりすぎるんですけど。(笑)
羽が生える前に背中が赤くなったとき、母親は男の暴力を疑う。
やっぱりオゾン監督、容赦ないです、女性については、とくに生々しく迫るような感覚。
演じるアレクサンドラ・ラミーという女優さんも、疲れ気味な表情などネガティブな方向も含めて、ずいぶんリアルな女性像を見せてくれていると思う。

ついでに書けば、彼氏役のセルジ・ロペスといえば、あの「パンズ・ラビリンス」の、おっそろしい男じゃないですか! もちろん本作では、怖くないですが。


家族
(c) Eurowide Film Production - 2008 - Tous droits reserves

最後まで観て、あらためて考えると、子どもは天使だ(翼が生えてるから、文字通り!)、母親であること(母性愛)。
なんてことを語っているのではないか。
日本では「子はかすがい」という言葉があるが、そんな感じも?
ラストの彼女の姿を見れば、メッセージのひとつは確実に感じ取れると思う。

90分の小品で、不思議なファンタジー風味にも見せながら、人が「生きること」を描くあたりが、やっぱり好きだ。

(12月12日 Bunkamura ル・シネマ)

RICKY
2009年 フランス・イタリア作品
監督 フランソワ・オゾン
出演 アレクサンドラ・ラミー、メリュジーヌ・マヤンス、セルジ・ロペス、アルチュール・ペイレ

参考:Ricky リッキー@ぴあ映画生活
「Ricky リッキー」の映画詳細、映画館情報はこちら

好き度☆☆☆★(3.5点。満点は5点)

● COMMENT ●

No title

面白そうな映画だと思ってたら、オゾン監督作だったのかー☆
ますます観たくなりました(^^)

この画像の赤ちゃん・・・・・!!!
こんなホントに天使みたいな顔が現実世界に存在するとは・・・(@@)
この時点で私、ノックアウトかもです。

>わさぴょんさん

そーうなんです。オゾン。
それぞれの映画で、なにかしら、やりたいことをちゃんとやっている監督。

赤ちゃんはカワユスですよ。目が青いのが信じられない。
…って、外国人は普通か~。

機会があれば見てみてくださいねー!

No title

こんちは。
遅コメ失礼します。

赤ちゃんも可愛いけど、長女もかわいっすよね。

パパがいい人なのかどうか不明な部分で、ちょっとドキドキしましたが『パンズ・ラビリンス』の男と知っていたらもっと冷静に観れなかったかもしれません。

>ふじき78さん

ありがとうございます。
長女もかわゆいですよね。動物と子役には勝てない、といいますが、ごもっとも。
おとこは「パンズ」の人の生まれ変わりで、ちょっと得体が知れないところがあったとか?


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