「エンジェル ウォーズ」 - 2011.05.08 Sun
「DOA/デッド・オア・アライブ」が好きだった私なら当然かも。
3月5日の「アンチクライスト」以来、映画を見ていなかった。
3・11の大地震のせい、というよりは、引越しのせいだ。いろいろ物件を当たって部屋を決めて、3月末に引っ越した。
部屋を整えるのと働くのに忙しいのとで、録画した映画を見るような態勢も、なんとなく、できなかった。
一方、パソコンは、おニューがやってきた。設置してから2週間ほど経って、いくらかは以前のソフトやデータも普通に使うことはできるようになってきた。
よれよれWindows98パソコンを使っていたところから、いきなりWindows7にジャンプアップ。30秒で起動する。飛躍的に速い。時間の節約になるのは大きい。
映画感想は、見た順番に書くのがポリシーだが、今回は、1か月以上の映画観賞ブランクを乗り越えて観た記念作(?)を先に書いておいて、あとで順番を直す。
…と前置きが長いぞ!

予告編を観て、これは楽しそうだと、その時点で、ほぼ観るのは決定していた。
だいたいは、期待どおり。
まず、ヒロインがある場所に行くことになる理由を、セリフなし、映像と音楽だけでスピーディに見せる。スローモーション多用。
やはり、この監督、映像派。
若い女の子がいっぱい、という状況設定も、すばらしい! それだけで私には得点アップというものなのだ。
彼女たちは「脱出」を決意するのだが、さて、ここで何が「エンジェル ウォーズ」なのか。現実の生活から、どうやってド派手なアクションが出現するのか。
その切り替わりの「きっかけ」のアイデアが、とても上手い。
映画が想像と創造の世界であることを堂々とあらわしてもいる。

ベイビードール役のエミリー・ブラウニングは、調べてみると私は出演作を2本ばかり見ていたのだが(テレビ映画の「偽りのブロンド~マリリン・モンロー」〔2001年〕にも出ている!)、記憶はなく、今回初めてご対面するようなもの。
たしかにベイビードール、童顔です。そういう人が戦う仲間の中心になるのが、うん、やはり正しいのだろうな。
最初のファイトでは、和風ウルトラ超人武士3人と戦う! 監督の日本映画好き(とくに黒澤明か)がうかがえて楽しい。
映画の挿入歌も、たぶん3曲歌っている!

スイートピー役はアビー・コーニッシュ。彼女の作品では、「キャンディ」(2006年)を見ている。そのときの感想にも書いたように、私の好きなタイプ! 主役5人の女の子のなかでは大柄に見えた。で、調べてみると、身長173センチなんだって! エミリー・ブラウニングは公称165センチというが、このふたりは、もっと差があるように思う。

スイートピーの妹で、ベイビードールと仲良しになるロケット役のジェナ・マローンは、私が見ている映画では「ドニー・ダーコ」(2001年)や「コールド マウンテン」(2003年)などに出ている。
5人のガールズのうちでも、わりと、だいぶ、かなり、好きなタイプっす。今回。
以上3人が、戦闘に多く参加。訓練は大変だっただろう。
あとのふたりは操縦者だったり飛行機の機銃手だったりもする。

ブロンディ役は、ヴァネッサ・ハジェンズ。「サンダーバード」(2004年)、「ハイスクール・ミュージカル ザ・ムービー」(2008年)を観ている。
髪がブロンドじゃないのにブロンディとは、これいかに?

アンバーを演じるのは、ジェイミー・チャン。韓国系アメリカ人2世だという。「DRAGONBALL EVOLUTION」(2009年)に、チチ役で出ていたんだ! いま検索して知った。
すでに2回観賞したあとなのだが、あくまでも1回目に観たときの感想を書く。
キュートで、かっこよく、映像と音楽で魅せる、空想SFチック・ガールズ・アクション、大好き。
映像の色も凝っていて、いい。
評論家の否定的な評価は信用しない。あんたたちは退屈だろうが、そうでない人間もいるのさ。
…なのだが、終盤の展開がリアルすぎやしないか、と思った。現実の世界で。
そこまですることはないだろうと。詳しくは書かないが。
私はゲームはしないので知らないが、このようなゲームって…あってもおかしくなさそう。もちろん、細かい点は違うだろうけど。
Wikipediaによると、監督はベイビードールには当初アマンダ・セイフライドを希望したという。ああっ、それ実現してほしかった! 大好きなんだもん、アマンダ。「マンマ・ミーア!」(2008年)で披露したとおり、当然、挿入歌も歌えるし。
また、エヴァン・レイチェル・ウッドにもオファーが行っていたらしい。ううっ、なんと私のツボを突くキャスティングアイデアであったことか。
(アマンダ・セイフライド、アビー・コーニッシュ、エヴァン・レイチェル・ウッド、ヴァネッサ・ハジェンズ、エマ・ストーンというのが最初の構想。)

マダム・ゴルスキー役で、カーラ・グギーノも出演。
エンディングで、主役5人以外の登場人物ふたりが歌うシーンが入るのだけど、あれはカットされたショーの一部か。
原題の“Sucker Punch”とは、「予想外のパンチ」「不意打ち」の意味だそう。
最後に。
スコット・グレンおやじ、最高! (いきなりですが。)
(4月17日 TOHOシネマズ六本木ヒルズ)
All the pictures (c) 2010 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
SUCKER PUNCH
2011年 アメリカ・カナダ作品
監督 ザック・スナイダー
出演 エミリー・ブラウニング、アビー・コーニッシュ、ジェナ・マローン、ヴァネッサ・ハジェンズ、ジェイミー・チャン
参考:エンジェル ウォーズ@ぴあ映画生活

好き度☆☆☆☆(4点。満点は5点)
関連記事:
映画「エンジェル ウォーズ」の音楽
「エンジェル ウォーズ」(2回目)
「エンジェル ウォーズ」(3回目)
「エンジェル ウォーズ」(4回目)
「エンジェル ウォーズ」(5回目)
「エンジェル ウォーズ エクステンデッド版」
「エンジェル ウォーズ」(6回目)
「エンジェル ウォーズ」(7回目)
「エンジェル ウォーズ エクステンデッド版」(2回目)
● COMMENT ●
こんにちは!
>まっつぁんこさん
ありがとうございます。権力者には反抗したくなる私なので、意見の違う、偉そうな評論家たるものにも同様になってしまいます。
アマンダ、エヴァンが入っていたら、私にとっては、もう悶絶するくらいの夢のキャストでした。
映画同様、空想世界でアマンダたちのファイトを思い描いてみるのもいいですね~。
おもしろかったです!!(長文すみません)
なんと私は昨日も含め4回観ました(笑)。六本木で夜中に字幕版も観ましたけど、長いセリフがないので、字幕もほぼセリフに忠実に表現できていました。エンディングも音楽がかっこよかったし、ショー風景も楽しめました♪そうそう、Emily Jane Browningは、157cmのようです。NHKの「東京カワイイ!」にも是非出演してほしいものです。ベイビードールの装いはまさに東京カワイイ風で好きです~!それから、戦闘シーンが多くて、ばっさ、ばっさシーンの連続なのに血が流れないので、安心して観れましたし、これには◎(二重丸)映画館では女性にうけがよい感じです。「観おわってみたら、結構楽しんじゃっていた」と私のお友だちも大満足でしたよ☆まさに映画ですよね、エンジェル・ウォーズ♪
>さえさん
4回観るほど好きになってくれたとは、予想もしなかった驚きのうれしさです!
いや~、かっこいいですよね! 映像センスは抜群。文句なし。
ストーリーの根本は重いですが、それもありだな、と2回目観賞時は感じていました。
字幕が言葉の省略が少ないのなら、吹替でなく、また字幕版で観てこようかなあ、なんてことも考えています。
エミリーの背丈、やっぱり、そんなでしたか。そう見えます!
まさに、国際語の「カワイイ」を体現してますね。
血が流れない。なるほど! この監督、映画は作り物だとわかるのがいい、という考えらしいので、リアルな血は、なしなのでしょう。
ちょっと悲しいけれど、わくわく感いっぱいの物語ですよね!
この映画、わたしは楽しみましたが、賛否両論というか否定的な意見をよく目にします。こんだけ褒めちぎってる記事は初めて見ました。がんばって引き続き応援してあげてください
女の子はやっぱりベイビードールとロケットちゃんが好みですね。ポスターのアビー・コーニッシュ怖い・・・
>SGA屋伍一さん
きのうも女子高生が「わけわかんない」って言ってましたが、ま、わかりにくい点もあろうかと思いますが、おもしろいですよ。
応援します。…といっても、いつまで公開なのか…4回目は、さすがに観ないだろ、というのもあり…。
ポスターは、アビーちゃんだけ、こんなんで、いいんでしょうか。
こんばんは♪
>5人のガールズのうちでも、わりと、だいぶ、かなり、好きなタイプっす。
大好きなんだもん、アマンダ。
ほらほら、ボーさん、人のこと言えないぞ~~(笑)
この映画、予告編観て、映像と音楽がすっごく好みだったんですが
観に行く時間が取れなくてσ(^◇^;)
そうこうしているうちに、耳にする感想が、あまりよくなかったりしたので
もう行かなくてもいいかあ~なんて思ってしまいました。
ボーさんの感想や皆様のコメント読んで、行く気になりましたが
そろそろ上映が終わってしまいますよねσ(^◇^;)
この映画は、スクリーンで観たほうがいいですよねえ・・・
行けるかなあ。。。
ボーさん、愛するアマンダ(笑)のジュリエット~は、いつご覧になるのかな?
>ひろちゃんさん
お互いに面食いですねえ。ふっふふ。
この映画は、乗れる人と乗れない人、きっと、分かれますね。
ただ、映画館で観ないと、戦いの迫力が減るのは確かでしょう。
映像と音楽とストーリーの組み合わせが素晴らしいです。今度の木曜日終映が多いと思います。
「ジュリエット」、今週末に観たいです。「赤ずきん」の予告編も、2回見ました。「クロエ」も来るし、アマンダ集中攻撃ですね!
こんにちは。
「エンジェル ウォーズ」5回も観られたんですね。
ザック・スナイダー監督の独特の映像には魅せられます。今回も堪能しました。
美女たちが大勢出てるのは、観ていて楽しいです。
ほんとスコット・グレンおやじ最高ですね!(笑)
>チェズさん
5回、観てしまいました! まさか、こんなにハマるとは。
美女たくさんなのも、もちろん見どころ!
映像も音楽も抜群ですもん。
オヤジもサイコー!
でもDVDでは、どうかなと多少思います。完全版ブルーレイが出るらしいので、チェックはしますけど。
私は3回・・・(^^;
この映画、すごく良かった!私も好きになりました。
ボーさんは確か7回観たよねと、途中で頭に浮かんできましたよ(≧ε≦)
それで、全部の記事を読ませてもらいました!
やっぱりボーさんも、映像や音楽のカッコ良さ、
それと少女たちの頑張りに感動したようですね。
スコット・グレンの助けが良かったよね~☆
私はストーリーの魅力にハマっちゃいました。
私のような感想を持つ人は珍しいのかなあ。
共感してもらえたら、うれしいんだけど。。。(^^;
>YANさん
わー、ありがとうございます! 好きになってもらえて、うれしいです。3回といわず、100回くらい見てください…って、返しちゃいましたか?
かっこいいし、お話もいいですよ。
友情や自己犠牲。勇気。大きな意味での愛情。弱い者への応援と取ってもいいと思います。
まだまだ見たいですよ。エクステンデッド版も。
ラストにグレンおやじ出てきて、よかった! 最後まで救いの神であってほしいです。
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その通り!拍手喝采雨アラレ(笑)
アマンダ・セイフライド、アビー・コーニッシュ、エヴァン・レイチェル・ウッド、ヴァネッサ・ハジェンズ、エマ・ストーンというのが最初の構想だったんですか。
このキャスティングならどうだったか想像するの楽しいですね。