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2017-03

「テンペスト」 - 2011.07.01 Fri

やっぱり、ジュリー・テイモア監督だな。このヘンな味覚は。

彼女の作品「タイタス」(1999年)を見たことがある人なら、わかるはず。
ああ、こういう感覚ね。

ポスター

どこか突拍子もない場面、あっけにとられるような場面をつくるのである。
大傑作「アクロス・ザ・ユニバース」(2007年)では、そんなに変なところは目立たなかったけど、ミスター・カイトのサーカスみたいなシーンは、けっこうキテた。

だから、映画慣れしていなかったり、慣れていても、ごくオーソドックスなものにしか免疫がないと、「ナンダコレハ」と感じるに違いないのだ。
そこで乗れなくなるのか、ついていけるのか、が好き嫌いの分かれ道なのだ。

母娘

私は…好きです! 
とくに、空気の精アリエル(ベン・ウィショー)のビジュアルがおもしろい!
自由自在な動きと表情。笑ってもいいよ~、みたいな、それでいて真面目なのかもしれない、微妙な面白さ。
助けてもらったとはいえ、こきつかわれて、せっせと働く彼。
それでいいのかとも思うが、いいんだろう。(笑)

王子のヘッポコぶりにも、あきれる。まるで素人俳優かのようで、加えて、こともあろうに、歌まで!
プチ・ミュージカル化してしまうのだ。下手な歌で!
これがワザとでなくて、なんであろうか。(笑×2)

妖精&主人

シェークスピア原作の戯曲となれば、大仰な芝居もあり、だろうから、使用人同様に扱われている島人と難破船の2人のお笑い珍道中も、考えてみれば戯曲っぽくあり、見ていて白ける1.5歩手前のおかしさ、というべきか。
しかも、このお笑いメンバーのなかには、アルフレッド・モリーナ、ジャイモン・フンスーといった実力派俳優がいるのである。嬉々として演じたのだろうなあ…。

どんと構える主役は、ヘレン・ミレン。彼女の存在感の大きさが、シェークスピアと釣り合っている。さすが。

ほかにも、クリス・クーパー、アラン・カミング、デヴィッド・ストラザーンなどといった魅力的な面々が。

主人&使用人

復讐のために魔力を磨き、それを駆使して起きる事態。
彼女は、どこまで復讐を続けるのか。
人間は、どのように「赦(ゆる)す」のか、そのあたりが一番のテーマなのだろうが、まあ、観ていてヘンで、おもしろいから、それだけで見応えあり。(私にとっては、ですが。)

お笑いコンビ?

(6月19日 TOHOシネマズ シャンテ)

THE TEMPEST
2010年 アメリカ作品
監督 ジュリー・テイモア
出演 ヘレン・ミレン、フェリシティ・ジョーンズ、ベン・ウィショー、ジャイモン・フンスー、アルフレッド・モリーナ

再会

All photographs (c) 2010 Miramax Films. All right reserved.

参考:テンペスト@ぴあ映画生活
「テンペスト」の映画詳細、映画館情報はこちら

好き度☆☆☆☆(4点。満点は5点)

● COMMENT ●

TBありがとうございました

ボーさん、こんにちわ♪

私も好きでした! 特にエアリアルの映像処理は好きでした。
両性具有っぽくて、ベン・ウィショーの個性を生かしてましたね。

そしてやっぱり役者が良かったです!
ヘレン・ミレンはさすがの存在感でした。
個人的にはアルフレッド・モリーナがお目当てだったので、濃い演技を堪能しました(笑)

>maru♪さん

こんばんは!
濃かったですねえ、みなさん演技が。若手カップルは別として…。
こういう「けれん」味のある映画って、わりと好きなのです。
エアリアルも面白かったし、モリーナさんは出ているとは知らなくて、でも出てきたら、彼に違いないとわかりましたけど。
俳優も豪華でしたね。

無料鑑賞券2枚当選したのですが、今いるところ近辺では上演されないので、誰かにあげようかなーと考えておりました(応募したことも忘れていた…)。
あーやっぱり「ナンダコレハ」な映画なんですね。

もし観に行けたら、通りがかりの方に、1枚差し上げようかと考え中です。
こういうのを「逆ナン」ていうのでしたっけ?

シェイクスピア物って、字幕を追うのがくたびれることがあるのですが、そのあたり如何でしたでしょうか?

>モペットちゃんさん

う~む。逆ナンされたいなあ!
シェイクスピアですが、字幕を読む大変さは感じませんでしたよ。
私は好きです。適度に変なの。
いい俳優が出てますから、試しに観てみたらいかがでしょう? さすが「ライオンキング」の演出家だって思いますよ、きっと。(私は「ライオンキング」観てないけど。爆)


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