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2019-11

「モールス」 - 2011.08.07 Sun

ハリウッド・リメイク。オリジナルを観て話を知っているから、どうしても新鮮な驚きはないのだが…。

(下の画像は日本製作。ずっと下のほうにポスターをいろいろ載せたが、これがいちばん、かっこいい画だと思う。)

日本製は出来が良い?

原題は「私を入れて」ということだが、招かれないと入ることができないというのが、ふたりの微妙な関係性を象徴していて、いいのである。
マット・リーヴス監督はオリジナルの「ぼくのエリ 200歳の少女」を完璧と評したそうだが、それでもリメイクを引き受けたとすれば、大変な挑戦だっただろう。

幸い、主役の子役ふたりのキャスティングは悪くはなく、かなりオリジナルに沿ったストーリーを作り上げてきた。元が良い脚本は、それほど、いじらなくてもいいということか。
「パパ」のドジさ加減も一緒だし。。。

仲良くなってゆく

舞台はスウェーデンから、本作はアメリカに移った。土地が異なると、やはり印象も変わる。
森閑とした北欧の雰囲気はなくなっている。それは悪いわけではないが、オリジナルの雰囲気が好きだった私は、やはり比べてしまうのだ。
1年後にリメイクを見るのは、オリジナルの記憶がはっきりとありすぎるのか。何十年後のリメイクなら、もっと新鮮に見られるのだろう。

あまずっぱいなあ

ハリウッド製だなあと思うのは、「はっきりしている」こと。
うまく言えないが、すべての面での印象が、はっきりするのだ。
感覚的なことだが、そこも、その映画が好みかどうか、というところにつながってくる。

わたしを入れて

オリジナルの「ぼくエリ」を見ていない人にとっては、本作のオリジナリティは新鮮だろうと思う。
つまり、どちらを先に見るかによる早い者勝ち的な部分があるかもしれない。
比べて見るべきではないのだが、私の場合、全体的には、オリジナルのほうが好きなものだから、やっぱり比べてしまうのだよね。

雰囲気あるねえ

ひとつ引っかかるのは、彼が「彼女の正体」(あいまいに書きますが)を完全に知ったのかどうか、ひいては観客にも「彼女の正体」がオリジナルのように明確には伝わっていないから、このリメイク版がどう解釈させようとしているのかが、はっきりしないこと。
まあ、はっきりしなくてもいい、ということなのかとも思うけれど。

ポスターです

俳優の面では、「キック・アス」クロエ・グレース・モレッツちゃんが出ているのは注目点で見どころだが、男の子・コディ君は、役柄にピタリだった。
クロエちゃんは、これまでの出演作でも知られているし、どうしても少女に見えるから「私は女の子じゃない」と言われても、ウッソー?と思っちゃうよね。

スウェーデン版ポスター

(上の画像は映画のオリジナル版を製作したスウェーデンのポスター。ちょい恐。)

スティーヴン・キングが2010年のお気に入り映画ナンバー1に選び、「この20年で最高のスリラー」と言ったようだが、彼はオリジナルの「ぼくエリ」を見ていないんじゃないかなと想像する。
見ていたら、ほとんど同じ内容のリメイクの本作を、それほど絶賛はしないと思うのだが。
…と思ったら、チラシなどには、この20年のアメリカで最高のスリラー、って書いてあった。アメリカで、か…。

(8月6日 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ)

アメリカ版

LET ME IN
2010年 アメリカ作品
監督 マット・リーヴス
出演 コディ・スミット=マクフィー、クロエ・グレース・モレッツ、イライアス・コティーズ、リチャード・ジェンキンス、カーラ・ブオノ

参考:モールス@ぴあ映画生活
「モールス」の映画詳細、映画館情報はこちら

好き度☆☆☆★(3.5点。満点は5点)


これもアメリカ版。まだまだ他にもあり。

All the pictures (c) 2010 Hammer Let Me In Production. LLC

● COMMENT ●

やはり・・・

ボーさんも、オリジナルのほうに軍配みたいですね^^
北欧の寂寥感とか閉塞感が、ハリウッド版ですと
感じられないみたいですね。
クロエちゃんは、キックアス観たばかりだから、その印象が強く
やはり、女の子にしか見えませんが、オリジナルは観ていないので
彼女の透明感みたいなものが、私は結構気に入っています^^

ハリウッド版を先に観た私が、スウェーデン版を観ると
どんな感じを持つのかと楽しみです♪
TB入らなかったですか?(汗)

>ひろちゃんさん

ですよね。
こっちはこっちで、いいと思います。
同じストーリーだと、脳みその働きで(?)、どうしても比べざるをえなくなるもので…。
実際、クロエちゃん、先が楽しみな女優さんです。
本作が出たことで、オリジナルを見る人が、また増えるのですねえ。良きことです。
…TB? こちらには問題なく入りますけど…

こんばんは

ボーさんと全く同じです。
私もオリジナルが好きだから、どうしても見比べて物足りなさがあったりなんかもして(;^_^A アセアセ・・・
例のぼかしも、観賞後にあれこれ検索して「そこまで?!」の衝撃もありましたから(苦笑)

>どちらを先に見るかによる早い者勝ち的な部分があるかもしれない

その通りですね。
だからこちらから観た方は、早々に「ぼくエリ」を観たくなるんじゃないですかね。
エンタメ系と文学系かな~あとは好みですね。

>オリーブリーさん

おはようございます。
ありがとうございます。
同じ話ですからねえ。。。競作みたいなことになって。
ハリウッドらしいエンタメ寄りな作りになっていましたね。
こちらも大好きだという方が、けっこういるようなので、ストーリー自体がいいのですね。

ボーさん、こんにちは!

色々なポスター、初めて見るものが多いです。
白い雪の上に仰向けに倒れているのは、
ホラーに見えない、クールビューティーって感じでいい♪

こちらのリメイクは明快&ホラー度アップで、
ハリウッドらしさが出てましたね。
かなり良い出来だと思いました。
両方、好きです☆

>YANさん

こんばんは!
雪のポスターは、ホラーには思えないですよね。純愛か? って?
このポスターには英語で、純真さは失われるがアビーはそうではない、とか書かれているのかな…? 意味がよくわかりませんけど。

評判は悪くない作品ですね。リメイクの宿命はありますが…。


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好きだなあと思ったら3.5点に星が到達。


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ボー・BJ・ジングルズ

  • Author:ボー・BJ・ジングルズ
  • HP「シネマ停留所」の管理人でもある。♂。単純に映画が好き。綺麗な女優が好き。マリリン・モンローさんは、わが永遠のミューズ。

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