「ザ・ウォード/監禁病棟」 - 2011.09.28 Wed
ジョン・カーペンター監督の10年ぶりの新作ということで、これはチェックしたいと思う。(でしょ?)
カーペンター作品、とくに好んで見てきたわけでもなく、見た本数も少ないが、見たものについては独特の面白さがあって、印象に残りやすいと思う。

もうね、職人技というか、娯楽のツボを押さえて、余計なことはせず、ピシッと締まったホラー風味。
昔なつかしい時代のサスペンス・ホラーといってもよさそうな、正統派な安心感、安定感。

どこで出るか、どきどき、という怖さはあるけど、全体的には、そんなに怖くはないと思う。
地下鉄の走る音が時々聞こえる、銀座シネパトスは、こういう感じの映画も、なんだか雰囲気ぴったりかも。

真っ当な脚本と音楽があるのを前提として、主役のアンバー・ハード嬢の魅力で、じゅうぶんに、この物語を引っ張っていける。その時点で半分以上は本作は成功も同然。
美しい。かわいい。戦う美少女。めげない。
アンバー嬢、今後も注目!

周囲を固める女の子たち、怖そうな看護婦も良し。この時点で90パーセント成功も同然。(笑)

若々しい女の子たち、やっぱり、こういうお話にはピッタリです。(ね?)
ストーリーのことを書くと、未見の方にとっては面白みがグンと減るだろうから、書かないが…。

だんだん観ていくうちに、んー、これは、ああいうことでなければ説明がつかないぞ…と考えた。そして、そんなような結末が待っていた。
先読みしない私としては珍しいことだが、それでも楽しめるのは、やはり、監督の力量に負うところが大きいのではないか。
ジョン・カーペンター印の魔法の粉が、映画に降りかかっているのでは?

(9月27日 銀座シネパトス 2)

JOHN CARPENTER'S THE WARD
2010年 アメリカ作品
監督 ジョン・カーペンター
出演 アンバー・ハード、メイミー・ガマー、ダニエル・パナベイカー、ローラ=リー、リンジー・フォンセカ

参考:ザ・ウォード/監禁病棟@ぴあ映画生活


好き度☆☆☆☆(4点。満点は5点)
All pictures (c) 2010 Chamberlain Films, LLC. All Rights Reserved.
● COMMENT ●
>わさぴょんさん
コメつけてくれて、ありがとうございます。
んー、無理はしないです。だから、たいてい土日に訪問ということに。
いまはホラー系でも、いろんなトンガリもの(?)がありますからね。
オーソドックスというほうに感じられるようになっている気がします。それはそれで、いいかなと思われますです。
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「記事を書けてもコメまではしに行けない」よーくわかります~
そんな時は、無理しなーい♪♪
これ観たいです~~♪
面白そうだな~と思ってたんですが、カーペンター監督でしたか!
うんうん、「正統派な安心感」、ワカルワカル!
昔はかなりトンガッタほうだったと思うんですが、なんでしょうベテランの味?
妙にノスタルジーさえ感じさせる色合いの絵ですが、これは2010年作品とは・・・