「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」 - 2011.12.10 Sat
「ウィンターズ・ボーン」から続けて、同じ映画館の同じスクリーン、同じ席で観賞。こういうのも珍しい。

なんたって、チンパンジーやらのお猿さんを普通に動かして主役にできるのが、すごい。
表情だって細かく作り出す。
CGの働きは大きいようだ。
いまさら「猿の惑星」かと、今まで観る気はしなかった。が、いい評判が聞こえてきたし、たまったポイントを使ってタダ見ができるので、興味本位で臨んだ、お猿さん映画。
面白いやないか!
人間が演じた表情を、CGを使ってお猿さんの表情に置き換えることができるらしい。お猿さんは、すべてCGの作り物とは思えない、この技術。
いま、「猿の惑星」をつくる意味はあったのだった。
しかも、ちゃんと1作目「猿の惑星」につながるであろう話になっている。新たな設定も取り入れながら。
前日談なら当たり前ではないかというかもしれないが、その当たり前ができていない、どこかに疑問が残るような映画もよくあるわけで。

エンドロールにまでストーリーを組み込んだのは素晴らしい。
ああ、こうして地球は、人類は…と最後の最後に分かるという鮮やかさ。
脚本家を調べてみたら、「ゆりかごを揺らす手」(1991年)にかかわっていた人か。あれは、なかなかインパクトがある映画だったっけ。
じゃあ、監督はと見れば、過去の監督作は数本しかなく、日本公開は、これまでないんじゃないか!? それで、こんなちゃんとした映画を作るってか?
アルツハイマーを治したいという夢から、すべては始まった。
動機は崇高だったが、私欲を出してルールを破ってはいけないのだ。
結局、人間が元凶。滅びるべくして…
これは、続編ができるのならば、ぜひ観たい。「猿の惑星」へとつながる途中の話も作れるはず。
ただし、きちんとした脚本でね。

(11月27日 TOHOシネマズ シャンテ)
RISE OF THE PLANET OF THE APES
2011年 アメリカ作品
監督 ルパート・ワイアット
出演 アンディ・サーキス、ジェームズ・フランコ、フリーダ・ピント、ジョン・リスゴー、トム・フェルトン
参考:猿の惑星/創世記〈ジェネシス〉@ぴあ映画生活
好き度☆☆☆☆(4点。満点は5点)
All pictures (c) 2011 Twentieth Century Fox Film Corporation
● COMMENT ●
>オリーブリーさん
続編はドラマティックなストーリーが作れるかどうか、ですね。
欲望、、、
欲望が進化させ、また破壊につながる道を歩むと言う、
忘れがちな愚かな人類に、これはやはりいい薬となる作品でしたよね

>kiraさん
そういうところを考えていくと、たとえば、原発だって…ね…。
>ふじき78さん
今度は猫とかモーションキャプチャーしてほしいです。(できない?)
こんばんは☆彡
でも、サスペンス好きなので、好きな作品でした^^
さすが、あの脚本家ですよね。
ボーさん、スクリーンで、タダで(笑)観れて良かったですね♪
それだけ、期待しないで観たら、さぞ面白かったことと思います(笑)
この作品、上手く続編が作れそうですよね(^_-)-☆
>ひろちゃんさん
「ゆりかご」は、けっこう昔見たので詳しく覚えていませんが、怖い映画でしたよね。
映画館で上映しているうちに観られてよかったです。
橋の場面のアクションとか、映画館のほうがいいですしね。
続編は、ぜひ期待!
こんにちは
こちらの映画は気に入られたようですね~
CGもさることながら、お話もよくできていましたよね。
続編が楽しみです。
>ノルウェーまだ~むさん
予想外に素晴らしい出来でした。
お猿さんは大切にしないといけません。
また、脚本をしっかり作って、次を製作してほしいですね。
ボーさん、こんにちは!
本作はドラマ性のある内容で、私も楽しめました。
1作目への繋がりを新たな設定で・・・と言う所、
良い出来だったと思います。
シーザーに感情移入してしまうほど、
細やかな表情が上手かったですね~
>YANさん
そう、期待すると、がっかりする場合があるから、期待はしないほうがいいですね。
猿の惑星なんて新鮮味がないと思っていましたが、観たら、まあ面白くできてるじゃないの、と感心しきりでした。
今の技術も、大いに作品づくりに貢献できていましたよね!
こんにちは。
ボーさんは、映画館で見られましたか。私は残念ながらTV鑑賞でした。この映画こそ、映画館向き作品の最高峰といえそうですね。私ももし劇場鑑賞でしたら、もっと高評価したかもしれません。
私の場合、フランクリン・J・シャフナー監督の第1作が念頭にあるので、その後のリメイク作品は、どうしても損をするようです。
でも、リメイクの中では、創造性と新鮮味が勝って居り、水準の上を行くレベルの作品と思います。
ボーさんが仰って居られるように、将来新たなリメイクも出来そうな予感もします。
>ascapapaさん
アクションものは、映画館だと大きい音と映像の相乗効果で楽しいですね。(ただし、基本から面白くないといけませんが。)
1作目のインパクトが強いと、それを越えるのは難しいですね。私の場合は不幸なことに、それほどでもなく…。それこそテレビで見たせいかもしれません。
このくらい面白ければ、続編を期待してしまいます。
手作りの索引があるところはまだしも、作ってない人もいるだろうし早く復旧して欲しいです…。
シーザーは表情が凛々しくて、お猿さんとは思えない時もありました。
キャプチャー技術と演技が素晴らしいです。
わたしも期待しないで映画館で観てたら大感動したかも。
このあと、人類がどう退化していくのかが気になります!
>宵乃さん
我が家は、左カラムにあるカテゴリーから「映画感想タイトル検索用リスト」をクリックすれば、タイトル一覧が出ますよ。
昔の「猿の惑星」は人間にメイクアップして、猿の役をやってたと思いますが、いまは技術が進みました!
つい最近、続編を観ましたが、まー、すごいことになりつつあります…でも前日談なので、「猿の惑星」に話がつながるはずですね。
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あの自由の女神の姿が見たい(*^-^)