「デビル」 - 2011.12.10 Sat
エレベーターに閉じ込められた5人が、ひとりずつ殺されていくという話。
5人のなかのひとりが悪魔で、そいつの仕業である、という推理がなされる。
誰かが殺されるときは暗くなるので、犯人が誰かは分からない。エレベーターみたいな至近距離内で、こんな目に遭ったら、たまらない!

でも、狙われた4人(ひとりが悪魔ならば)は、みんな悪いことをしていたという共通点が。
じゃあ、いい人なら大丈夫なんだ、この場合。よし、安心…できるかな…。
自殺者が出て、悪い気が満ち、悪魔を呼ぶ。
狭い箱の中で、お互いが疑心暗鬼になりつつ…シチュエーション・サスペンスとして面白い。
悔い改めよ、そうすれば、という救いの提示とか、何か運命的なもの、はシャラマンだかシャマランの根底にあるような気がする。今までの監督作品のすべてに、はっきりあったかどうかは、さっぱり思い出せないのだが(それじゃダメじゃん)、なんとなく。

オープニングの、意味深な逆さま風景空撮から始まって、すっきり、しゃっきり80分で終わっちゃうキレのよさは大歓迎。
もう最近、たいして面白くない場合に長々とやられると疲れるんですよ。(え、年のせい、と言ったのは、どなた?)
この、シャラマンだかシャマランが、自分のアイデア(原案)を別人に託して製作するプロジェクトが、あと何本かあるそうで、また面白いのをお願いしますね。

(12月3日)
DEVIL
2011年 アメリカ作品
監督 ジョン・エリック・ドゥードル
出演 クリス・メッシーナ、ローガン・マーシャル=グリーン、ボヤナ・ノヴァコヴィッチ、ジェニー・オハラ、ジェイコブ・バルガス
参考:デビル@ぴあ映画生活
好き度☆☆☆★(3.5点。満点は5点)

All photos (c) 2011 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED
● COMMENT ●
>BJさん
でしょうか。
80分ってところがイイですね♪
>kiyotayokiさん
逆さなのはデザインというか、普通じゃつまらないとか?
火のようでもありますね。地獄の業火?
ボーさん、こんにちは!
良かったですよね~
ポスターの十字架が逆さなのは、その流れかも。
本作では5人ともが悪人で狙われてましたよ。
悪い事をしていなければ大丈夫なんですよね。
安心できるかどうか、
ボーさん、あのエレベーターに乗ってみて。(≧ε≦)
>YANさん
ありがとうございます。どんどん見てらっしゃいますねえ。
おおっ! それで逆さ十字架!
考えてみたら、エレベーターは怖いですね~。吊り下がってるんですもん! やっぱりエスカレーターにします。
いえ、悪いことはしていませんけど。
80分?
内容が濃くて面白かったので、短さはあまり感じませんでした。
それって、映画として理想的かもしれませんね。
先週、映画見た後で高層エレベーターに乗る機会があったのですが、
「デビル」思い出して、微妙に戦々恐々でした。(笑)
>小夏さん
本編30分でエンドロール60分とか。それじゃダメじゃん。
エレベーター、こわいです。
ナオミ・ワッツさんの「ダウン」は見ましたか? B級エレベーターホラーです。
http://www.eurus.dti.ne.jp/~hi-ro-s/sub1-55.htm
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