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2017-07

「J・エドガー」 - 2012.01.28 Sat

FBI(アメリカ連邦捜査局)(Federal Bureau of Investigation)の初代長官ジョン・エドガー・フーヴァー(在位1924年~1972年)とは、どんな人物だったのか。

本作は、老いたフーヴァーが自伝のために過去を口述する形で彼の過去が語られ、一方では現在の物語も進行していくので、時間枠が自由自在に配置されている。
主要な人物はフーヴァー(レオナルド・ディカプリオ)、秘書のヘレン・ギャンディ(ナオミ・ワッツ)、フーヴァーの右腕ともいえるクライド・トルソン(アーミー・ハマー)。

3人そろって

エンタメ要素は少なく(笑えるところなど、もちろん、ない)、真面目そのもの
面白くはないが、決して嫌いではない。イーストウッド監督はじめスタッフ・キャストの真摯な姿勢はストレートに伝わる。
なるほど、かの有名なFBI長官とは、そういう人だったのか、と知識が増えた気がするし。真実そういう人なのかは分からないけれど。

よろしくね

共産主義からアメリカを守るために戦う。そのためには違法行為もする。それが正しいことか悪いことかは観客が考えることなのだろう。
社会における正義とは何だろう。
こういう生き方を、フーヴァーは送った。…と映画は提示するのみだ。

わしたちゃ年取ったのう

老けメイクのディカプリオ、フーヴァー本人の写真を見ると、ちょっと似た感じもある。
アーミー・ハマー(「ソーシャル・ネットワーク」では双子の役だった)の老け顔と演技は、かなりインパクト強し(笑)。老け演技がどうこうとは関係なく、ずっと力の入った演技みたいに思えてしまうディカプーより、力の入っていないように見えるハマーのほうが、どちらかといえば個人的には好み。
母親役のジュディ・デンチさんは、この母にして、この息子が…と、うなずけそうな強力さ(?)。
ナオミ・ワッツさんは、クラシックな装いが美しく、現代を舞台にしている最近の作品とは、また違って見えた。フーヴァーを支えて仕事を貫徹する責任感の強い女性の役ですね。

はい読んで

FBIというと、1962年のマリリン・モンローさんの死について、陰で暗躍していたという噂もあった。
フーヴァーが盗聴テープを聴く場面があったが、それはケネディ大統領暗殺のときの話だったので、どうもマリリンとは関係ないことのようだった。
映画界の人物で本作に登場してきたのは、シャーリー・テンプル、ジンジャー・ロジャース。(もちろん本人ではなく、女優さんが演じているのだが。)
資料にはルシル・ボールの名前もあるが、どこに出てきたのかな?

強くあれ

著名な飛行士であるリンドバーグの愛児誘拐事件や、キング牧師にもかかわっていたんですね、フーヴァー長官。
彼の同性愛説、女装趣味説は、ほんの少々ほのめかされている程度だった。

(1月28日 ワーナー・マイカル・シネマズ 板橋)

J.EDGAR
2011年 アメリカ作品
監督 クリント・イーストウッド
出演 レオナルド・ディカプリオ、ナオミ・ワッツ、アーミー・ハマー、ジュディ・デンチ、ジョシュ・ルーカス

参考:J・エドガー@ぴあ映画生活

好き度☆☆☆(3点。満点は5点)


All the photographs (c) 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

● COMMENT ●

事実のみ

ボーさんこんばんは☆
エンタメ性をぐっと抑えて事実をざーっとやったかんじでもありますね。
彼の信念を貫く姿はアメリカの信じる正義なら違法と思えるような事でも貫く姿に重なって見えました。

>ノルウェーまだ~むさん

おはようございます。
そうそう、ほんとに真面目~な作りでしたね。
イーストウッドって、基本的に真面目なんだろうと、いまさらながら思いました。
フーヴァーさんの守る「自由」、アメリカ自身の姿勢と、かぶるところはあるようにも感じられます。

こんにんちは★
ボーさん同様、真面目すぎて正統派すぎて
なんだか物足りなかったな。
映画としての面白さ、演出がもっとあっても良かったと思うんですよね~。
イーストウッド作品、最近ちょっとなぁって感じです。

>migさん

こんにちは。
フーヴァーという人に多少の興味があったのでいいのですが…。
まっとうな伝記映画すぎる、という印象は持ちますね。
FBIの大物だから、あんまり崩せなかった、なんてこともあるのでしょうかねえ。

やっぱりマリリンは出てこなかったんですね。個人的にはちょっと安心しました。

何事も深く追求せず、善悪も問わない。
長年トップに居続けた一人の男を生き様を示した作品だったと思います。
残念なのは老けメイクかなぁ~。
ナオミはシワ有りすぎ…。
その割に、身体はシャンとしてて違和感ありました(^_^;)

>たけしさん

出ませんでした。重大なことで関与がはっきりしないものは、取り上げていないのかもしれないですね。

>オリーブリーさん

う…シワありすぎました? ナオミちゃん。
ヘレンさんは、そういう体質だったのでしょう。…なんて。(笑)
ナオミたんのシワ見たくないと思って、無意識のうちに無視していたようです、私。精神分析してみました。(笑×2)

観てきました、千葉県で!私は、この映画おもしろかったです。2時間で、これだけの人物を伝えきるのは難しいのでしょうけど、フーヴァーやFBIの生い立ちなどに十分興味をもつことができる内容でした♪初代FBI長官を知らなかったことも手伝っているかもしれません。。イーストウッドのファンではないのですけど、彼の作品からは、たいてい作り手の心意気をはっきり感じることができるので、それが強かろうが弱かろうが、すごいエネルギーで映画を製作しているのであろうなぁ、と感心します。先日、はじめて映画館でダーティハリーを観たのですけど、以前ビデオで観たときの印象はなく、なにやら、現在のイーストウッドとつながるポリシーというか、そういうものを演技の中に感じました。☆☆☆☆。

>さえさん

ん、千葉県…!?
なかなか硬派な作品でもOKなのですねえ。素晴らしい!
つまらなくはないのですが、おもしろみも感じず…。
とはいえ、おもしろみを出すシーンは作れなかったのかもしれませんが。
「ダーティハリー」は見ていなくて、昔のイーストウッドというと、マカロニウエスタンしか知らないんですよね。
いまだに監督で映画界を引っ張る、その映画への情熱は、すごいと思います。

ボーさん、こんにちは!

淡々とした作りで面白味が少なかったけど、
私もこれは嫌いじゃないです。

ナオミ・ワッツ演じたヘレンさんは、
なぜあそこまで忠実にフーヴァーさんを支え続けたんでしょうね??
ただの責任感だけじゃない、何か感情があった気もしますが・・・
何も明らかにされていないので分かりません。
とにかく強い信念の女性でしたね~

>YANさん

こんばんは!
ナオミちゃん、地味めな役で頑張っておりました。
ディカプーは、どうも力んでいるように見えてしまって。ねえ。

もしも、もう一度見るとするなら、ナオミちゃん目当てでしかないな…


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