「ドラゴン・タトゥーの女」 - 2012.02.12 Sun
質量的に重たいけれど面白い、どっぷりと映画を観たなあ~、という感触。(上映時間が長いこともあるかな?)

オープニングタイトルから、ガツンと、やられた。
なんと、かっこいいことか。
同じ歌を使った、これまた、かっこいい予告編は見ていたのだが、この本編のスタートもかっこよくて、涙が出た。映像の意味はあんまりわからなかったけど。
(民放のテレビ放送のときは、きっと、丸ごとカットされるんだ、これ…! なんてこったい!)

ちまたで話題のミレニアム、ドラゴン・タトゥーの女だが、私はほとんど何も知らなかった。原作も読んでいなければ、原作の舞台であるスウェーデンなどが製作した映画も見ていない。
故人の有名人長者番付で原作者が9位に入っていたので、このヒト誰だ?と調べて、「ミレニアム」の作者なんだ~と知ったくらい、何も知らなかった。
だから、原作ともスウェーデン版映画とも比べていないことを前置きしておく。
そのうえで、面白かった、と思う。映画を楽しむことを満喫した。
正直いって、はじめのほうは眠くなりそうにもなった。それなのに満喫したというのも変かもしれないが、眠くなったのは映画のせいではなくて、しばらくしてからは、がぜん面白く観つづけたから。

彼女が性的な虐待を受ける描写が執拗にも思うが、彼女のそうした経験を観客が知っていることによって、「被害者が女性」という犯罪の捜査協力を求められたときに、すぐさま彼女が応じることに納得できる。
また、彼女の一連の行動から、頭の回転の良さやタフさも分かってくる。
演じたルーニー・マーラ、素晴らしいです。「ソーシャル・ネットワーク」での出番の決して多くはないガールフレンド役から、フィンチャー監督に目をつけられて(笑)、がんばった!

一見、付け足しのように見えなくもない、事件解決後のストーリーは、彼女の「愛」ですね。
それなのに…私は泣きましたよ。
そして、まさにそのシーンで、スパッと終わるのも、かっこいい。かっこよすぎるよ!
だいたいは普通に見えるけど、どこか、なにか、映像も、かっこいいのは、やはり監督の手腕なんでしょう。
(先日やっとこさ見た「ソーシャル・ネットワーク」で、おもしろくなさそうな題材を、あんなに面白くみせたフィンチャー監督に感心しているところだし。)

ダニエル・クレイグも、かっこいい。クールな男を演じると断然いいですね。「カウボーイ & エイリアン」もよかったし。
(ジェームズ・ボンドは洒落っ気があるほうがいいので、彼の真面目一辺倒な007は似合いません。)
ということで、続編期待!
スウェーデン版映画にも興味がわいた。
(2月11日 ワーナー・マイカル・シネマズ 大井)

THE GIRL WITH THE DRAGON TATTOO
2011年 アメリカ作品
監督 デヴィッド・フィンチャー
出演 ルーニー・マーラ、ダニエル・クレイグ、クリストファー・プラマー、ステラン・スカルスガルド、ロビン・ライト
参考:ドラゴン・タトゥーの女@ぴあ映画生活
好き度☆☆☆☆(4点。満点は5点)
● COMMENT ●
原作
>まっつぁんこさん
スウェーデン版も! これは忙しいなあ~。
こんばんは☆彡
私も原作未読オリジナル未鑑賞だったのですが、がぜん読む気に、観る気になりました♪
ボーさんの前半の睡魔わかるような気がします。あんなに事件に関わる人物が多いんですもん(苦笑)
予告編の映像と音楽の迫力から、観る気満々でしたが、OPのタイトルバックも
カッコ良かったですよね^^
監督曰く、あの映像は、リスベットの悪夢を現しているとのことでしたよ(^_-)-☆
>ひろちゃんさん
このぶんでは、映画公開で、本とDVDレンタルの売り上げも増えそうですね!
う~、睡魔は、観る前に、ごはん食べたからじゃないかと…(爆)
オープニング、最後のほうは、頭部だなとは分かりましたが、なるほど、そういうことですか。
リスベット? のキャラクターは興味深いです。今後どんな話になるのか…3話まで書いて作者は亡くなってしまったんですよね。惜しいです。
イヤー・オブ・ザ・ドラゴン
出来を比較すると、やはり最初のが一番いい。最後のは、リスベットの動きが少ないのでイマイチかな。彼女がオートバイでぶっ飛ばしてこそ面白いというもの。ミカエルも顔はあばただらけ(笑)で、決してハンサムではないけれど、彼が出てくると安心感があります。
原作者が亡くなったのは残念だけど、多分どこかがこのキャラを生かして、続編を作らせると思いますよ。まだまだ出来そうだもん。
>又左衛門さん
オリジナルごらんになりましたか。
ノオミ・ラパスさんのリスベットは評判がいいみたいです。アメリカ版と比べる気はないですが、チェックしてみたいですね。
原作者の遺稿というのか、アイデアはあるようですけど、どうなりますか。
ノオミさんは新作の「シャーロック・ホームズ」に出ていますね。これから英米の映画に活躍しそうです。
>さえさん
そうそう、最後にコスプレじゃないけど、あんな格好も見せてくれて、よかったです。
なるほど、吹替版だと、ほとんど英語のとおりの情報量になるから、観てみたいですね!
吹替、やってましたっけ。
オープニングが、リスベットの頭の中にかかわるものとは知らず…知って見ると、また違うかもしれないです。
ボーさんはじめ、オリジナル版観てない方はゾンブンに楽しめたみたいですね、
私はどうしても比べちゃっていまいちでした~
とはいってもダニエルは原作に近いみたいで
かっこ良すぎるけどそこがまたやっかいなところで
リスベットの片思い、みたいな別物の映画で終わっちゃってたのが残念です~
オリジナルに最後の20分はないので、、、、
ぜひ比べてみてくださいね★
>migさん
同じ話をすでに映画などで見ている場合は、比べないほうが無理ですよね。
最近では「ぼくのエリ」と「モールス」など、ありました。
ラストは、スウェーデン版と意識的に変えた部分なのかもしれないですね。そこで差別化を図ったのかも?
そのうちに、オリジナル見てみたいと思います!
ありがとう
同じく、スウェーデン版も原作も知らずに見ました。だからなのかは分かりませんが、かなり満足度が高かったです。こうなるとやっぱりスウェーデン版が気になりますね。
>kiriyさん
なんだかお知らせしてしまった罪の意識が! 事件を闇に葬らない腕利きの捜査員のようで申し訳ないです。(苦笑)
スウェーデン版は3作あるのですよね…いまはレンタル絶賛回転中かな~。
WOWOWでやんないでしょうかねえ。
楽しめたのですね~
かなり楽しめたようですね。
私もこの作品だ最初なので、存分に楽しめました。
ただラストのパートは長すぎるのもあって、必要ない気がしましたが・・・
>ノルウェーまだ~むさん
おもしろかったです。
いえいえ! ラストのパートは、私は好きです。
何が何してどうなったのか、詳しくはわかりづらかったのですが、いじらしくていいです!
続き、作ってほしいです。
というのも、旅行前で仕事が立て込んでいて睡眠が足りていなかったから。
案の定、前半は睡魔との闘いでした(^_^;)
だけど、中盤からは眠気など吹き飛んでしまいましたけど。
>kiyotayokiさん
暗くなって、寝るにはいい場所ですから!
吹替版があったのは知りませんでした。近所の映画館は字幕でしかやってなかったのではないかなと。
こんにちは♪
ただ、ノオミ・ラパスさん演じるリスベットが野性味のあるインパクトのある女性だったので、そのぶん少女的に感じてしまいましたが。
しかし面白い原作ですので、話には全く文句がない。そういう意味ではラスト以外はほぼ忠実なリメイクで、良かったように思います
>makiさん
オリジナル版を見ていないので、単純に面白く楽しめました。
ほぼ忠実だったのですね。
映像、音楽、かっこいい映画でしたねえ。
ボーさん、こんにちは!
純粋な感想が生まれるかもしれませんね。
私は、どうしてもノオミさんのリスベットの印象が強くて、
比較ばかりの記事になってしまいましたよ(^^;
オープニング映像と音楽はほんとにカッコよかった★
「移民の歌」は強烈ですよね~♪
この映画、民放のテレビ放送なんて無い気がします(^▽^;)
けっこうきわどいシーンが多いもんね。
>YANさん
前に同じ原作作品を見ていると、比べてしまう。
前のコメにも書きましたが「ぼくのエリ」と同じようなことなんですよね。
とにかく、オープニングから、かっこよかった! そこから、ずっと引っ張られていった感じです。
そういえばスウェーデン版、見てないな…。
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原作読んでノオミ・ラパス版もみて、続編に備えましょう!(笑)