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2019-11

「マリリン 7日間の恋」(Vol.5) - 2012.03.31 Sat

本作の中で撮影されている映画が「王子と踊子」(1957年)。

「マリリン 7日間の恋」(Vol.4)からの続きです。〕

シビルとマリリン

上の画像は「王子と踊子」から、シビル・ソーンダイクさんとマリリンの共演場面。
ちょっと、ぼけてますが。
「マリリン 7日間の恋」では、ジュディ・デンチさん演じるシビルさん、ケネス・ブラナー演じるオリビエと、ミシェル・ウィリアムズさん演じるマリリン、3人での撮影シーンがありました。

酔っちゃったわ

これは「王子と踊子」での、マリリンが酔っ払う場面。
「マリリン 7日間の恋」では終盤に試写室でのシーンにあります。当然ながら、ミシェルも、ちゃんとお酒のボトルを持って演じていました。
この、ボトルを持ちながらの酔っ払いシーンのほかにも、「ひとりダンス練習」の場面や、“I Found a Dream”を歌うところなど、印象に残る、うまい場面を「マリリン 7日間の恋」は選んでいると思います。

アップ!

ついでに、「王子と踊子」のマリリンのアップをのっけておきましょう。
下のミシェルを見比べても、あまり違和感を感じません。

読売新聞の記事にありましたが、ミシェルがマリリン役を引き受けたあとに、マリリンとは、まるでイメージが違う私なのに、と不安になって、ある女性監督に聞いたところ、彼女は「いいじゃない。私が監督するのだったら、姿が見えるような配役は面白くない。でも、あなたがマリリンを演じているのはまったく想像できない。だから、私はいいと思う」と答えたといいます。これは面白い見方ですね。

「マリリン 7日間の恋」を観る前でも、観た後でもいいので、「王子と踊子」を見ると、ああ、このシーン、あったあった! と楽しめると思います。


メイク中
メイク中。

「マリリン 7日間の恋」のオープニングは、コリンが映画館でマリリンを観ている場面でした。
そして、エンディング近く、今度は試写室でコリンはマリリンを見ています。
フィルム上では、マリリンとオリビエのラブシーンで、マリリンがセリフを言います。
ところが、彼女は言い終わったあと、スクリーンのこちら側のコリンのほうに視線を向けるのです! まるで、この言葉は、あなたに言ったのよ、と伝えるかのように!


とにかく役得
マリリンとコリン。…「リン」同士で語呂がいい? スペルは違います。

最後は、マイクの前で歌う“That Old Black Magic”。
これは「バス停留所」(1956年)でマリリンが歌った曲です。
マリリンが演じているのは安酒場の歌手なので、わざと、きれいには歌っていません。ミシェルも似た感じを出しています。
なぜ、この歌をラストに持ってきたかというと、たぶんそれは、歌詞の最後が“love”だからなのでしょう。
「愛」こそが、マリリンが、いや、ノーマ・ジーン(本名)が心から欲しかったもので、しかしそれは幻のように…。


歌います

この映画をきっかけに、ひとりでも多くの人にマリリンの「映画」を見てもらいたいと思います。
マリリン・モンローさんは「映画女優」なのですから。

今回で最後にするといいつつ、おまけに、「マリリン 7日間の恋」(Vol.6 オリビエ自伝より)も書きましたので、読んでくださいね!

関連記事:
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「マリリン 7日間の恋」(Vol.1)
「マリリン 7日間の恋」(Vol.2)
「マリリン 7日間の恋」(Vol.3)
「マリリン 7日間の恋」(Vol.4)


(c) 2011 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved

● COMMENT ●

今回は本物のマリリンの画像が!見比べてもミシェル版のほうもなかなか良く出来ています。ダンスシーンの最後のポーズを微妙に変えたのも、ミシェルならではの演出なんでしょうね。気分がのればマリリンもここまでしちゃう、みたいな。

新聞記事の女性監督の助言「姿が見える配役は面白くない」は、そうなると、ケネス・ブラナーのオリビエ役は面白くないかと。オリビエの再来とか言われてましたし。

>たけしさん

とくに似ている感じの横顔系を持ってきました!
ひとりダンス練習のシーンは、音楽も耳に残って、思い浮かびますね~。

監督の立場からすると、もともと似た人を使うと、単なる物真似になりそうでつまらない面もあるかもしれないですね。
マリリン役以外は、どうでもよかったりして?

こんばんは。
この映画、私はとっても気に入ったのですが、若い知人は退屈だったとの感想。
リー・ストラスバーグやメソッド演技、オリビエやヴィヴィアン・リー、
アーサー・ミラーが何者か?マリリンの薬物依存etc,
なるほど、何も知らなければどんな映画に写るのか?逆に知りたくなって
しまいました。
ミシェルはあまり好きな顔の女優さんじゃなかったのですが、どんどん可愛く
見えて来て、ボーさんの言われる様に、マリリンは色っぽいのではなく「可愛い」
というのは、同性から見てもよく分かります。
この度はミシェルさんとのご婚約おめでとうございます(笑)

>mi~yaさん

こんばんは!
うーむ。何も知らないけど、興味はあったのでしょうかねえ。
もしも興味があったら、つまらなくはないんじゃないかと思いますけれど…。
ミシェルさん、わりと違う顔のはずなのに、似て見えましたよね。格好やメイクの力もありますが、彼女の頑張りはうれしいことでした。
まあ、そんなことも手伝って、婚約なんてことになりまして。ありがとうございます。
…あれ? (笑)って…?

こんばんは☆
すごいいっぱい書いてますね!

この映画みて興味持ってもらいたいと思いますよね!
現に既にKLYさんやまだーむもマリリンが可愛いってわかってもらえたようで皆映画見始めてくれてて嬉しい事ですよね。
もっと没50年で盛り上がってもいいと思うけど、、、

そうそう、コメ書けなかったのでこちらに書きますが

最後は、マイクの前で歌う“That Old Black Magic”
そっか~バス停留所のですよね。
ベストのCDも持ってるから久々にしまってあるの引っ張り出して聴きたいな。
他の作品もまた観なおそうっと。

>migさん

おはようございます。
なんとなく、いろいろ書こうということに…ひとつの記事だと長すぎるなと思って、分けました。
知ってる方だけでも、マリリン映画を見てくれた人がいるということは、もっと大勢いそうですよね。

没後50年ですけど、イベントないですよね~。
バス停留所での歌、かなり雰囲気変えて、ジャズ風ともいえるミシェル版でした。
たまにはマリリンの歌を、まとめて聴くのもいいですね!

うーむ、読みごたえがありました!
それぞれにテーマが違っていて、しかも写真を適度に入れてくださってるんので、味わい深く分かりやすく。
ミシェルさんのマリリンの姿も本当に彷彿とさせられました。
「fragile」ってボーさんの書いていらしたマリリンの一面を本当に写真からでも感じられる気がします。
素敵ですね~さすがボーさんの心を奪った方!v
そしてやはり、多少はマリリンの背景を知らないと?という感じな所があるのは仕方がないかな?(^^;)
でも邦題とCMを見た時に「え、その路線…?」という感じだったのですが、映画を実際に観ればそんな事もなさそうでホッとしてたり。
うーん、観るのが楽しみ&「王子と踊り子」もまた観なくちゃ!ってなります♪

>まおさん

全体まとめての感想、ありがとうございます!
なるほど、そういうふうに捉えられるんですね。
自分では外側からどう見えるのか分からないので、ありがたいです。

ミシェルで良かったです、本当。
最低限、説明は入っているように思います。ミルトン・グリーンはプロデューサーだと紹介されますし、同様に、ミラーは作家、誰々は何々、と映画のなかで分かります。

「王子と踊子」もセットで見ると、いいですよ。

ボーさん、こんにちは!

さっすがマリリン大好きボーさんだけあって、
思いがどんどん溢れてくるって感じですね~
Vol.1~5とコリン原作についての記事も
全部読ませてもらいました。
最後に来て、マリリン本人の画像があって嬉しかったです!
これ見たかった。
ミシェルはマリリンを内面から演じていてすごく良かったんだけど、
どこかでマリリン本人の顔を思い出しながら本作をずっと観てたんです。

誰でもマリリンが目の前にいたら惚れてまうやろ~☆
ボーさんでなくてもコリンでなくても。
そういう人だったんだな~ってよく分かりました。
こわれやすい女性だからこそ守ってあげたくなるしね~
マリリンのほうは、恋ではなくて、
自分を愛してくれる人、傍にいてくれる人が
欲しかっただけのような気がしますね。

>YANさん

こんばんは!
ありがとうございます。
ん? Vol.6は読んでません?

こうなったら、ぜひ「王子と踊子」も見てもらいたいですね!

かわいいだけじゃなくて、はかなさとか無邪気さとか可憐さとか、大人になっても孤児?みたいな…。
その裏側にある複雑さは、今でこそ、だんだん分かってきたことですが、そういうのをひっくるめて私は好きでいたいのですよねえ。

自分が彼女のそばにいて、恋の対象でなくて、そばにいてくれればいい人、となると、ちょっとさみしいけど…。

ガッツリ読ませていただきました~

>マリリンの繊細な内面を、物真似ではなく~

ホント、これですよね。表面的に似せてもきっと違和感の方を強く感じていたと思います。特徴的な声はあえて似せてないところに、ただの物真似じゃないことを強く感じました。良い女優さんだと思います。

それと、やっぱり邦題は変えてあったんですか。私もマリリンの恋というには違和感があって、傷ついた心を癒してたという方がしっくりきます。
あと監督が長編映画は初めてというのも驚きでした。彼にとっても俳優陣にとってもこの映画は素晴らしいものだったと思うし、マリリンの存在が今でも多くの人に影響を与えていると考えるとすごいことですよね。

>ぐだぐだ言うならマリリンの夫の資格は、なしです。

ですよね~、書けなくなったのを誰かのせいにするなんて最低です。ましてや奥さんのせいだなんて。もっといい夫を見つけていればマリリンも…と思ってしまいました。

他にも、映画だけではわからなかったことまで詳しく書かれていて参考になりました(ジャップ警部にはびっくり)。やはり映画は見ている間だけじゃなく、こうやって他の方の感想や考察などを読めるのも醍醐味ですよね。
マリリンさんもボーさんの情熱に喜んでいると思います!

>宵乃さん

いっぱい読んでいただき、ありがとうございます!
マリリンの真似をするときは、喋り方を似せるのが常道ですが、それだと「物まね」感がまず出てしまいますね。
私はもともとミシェル・ウィリアムズさんは好きなのですが、下手なことしたら、かえって、がっかりするところでしたけど、最高の結果を残してくれました。

この監督の2015年の作品「黄金のアデーレ 名画の帰還」を観ましたが、これもまた素晴らしかったです!
機会があったら、ぜひご覧ください。

実際に彼女と暮らしてみたら、男がどういう影響を受けるのか、偉そうなことを言っても、いざ自分がやってみたらどうなるか分かりませんが(弱気だ)、頑張りたいです(もう無理ですが)。

ジャップ警部、ちゃっかり、いましたねー! 見たことある顔だなと思っても、気づかないこと、あります。

しかし、我ながら、この映画のときは、燃えた(萌えた)なーと、なつかしいです。


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