「サニー 永遠の仲間たち」 - 2012.06.27 Wed
あまりにもいい評判を見聞きすると、私は反骨精神が頭をもたげてくるので、誰が観るもんか! となることが多い。
今回はツイッターで、ほめるわほめるわ状態を見て、嫌気がさした。
ましてや、めったに見ない韓国映画。めったに見ないなかでも、「グエムル -漢江(ハンガン)の怪物-」なんていう、おもしろいのもあったけれど…。

しかし、「ミッドナイト・イン・パリ」とともに、ふと観る気になった。
「ミッドナイト~」は前に書いたとおり、フツーだったが、こっちは!
もう、すんばらしかったのでした!!
参った。こんなに、ハートに、ぐいぐい来る映画だとは!

いま思えば、女優さんばっかりがメインなのも良かったかも。これが男ばっかりメインだったら、私は具合が悪くなって途中退場しただろう。(笑)

主婦のナミ(ユ・ホジョン)は42歳。
母の見舞いに病院に行ったとき、他の病室の入り口に書かれていた患者の名前を見て驚く。
ハ・チュナ(ジン・ヒギョン)。高校生のときの親友グループ「サニー」のリーダー格の女性だったのだ。
チュナは、もういちど、みんなに会いたい、と言う。ナミはメンバー7人が再会できるように奔走しはじめる…。

イム・ナミ役は、ユ・ホジョン(現在)、シム・ウンギョン(高校生時代)
現在と、25年前が、並行して描かれる。
ナミがいる現在の情景が、パッと25年前に変わる「転換」が鮮やか。
誰の心にもあるだろう、なつかしい想い出。映画のなかの彼女たちの昔と今に、その喜怒哀楽に、引き込まれていく。

ハ・チュナ役は、ジン・ヒギョン(現在)、カン・ソラ(高校生時代)
笑える場面は多い。けんかのシーンなんて、ギャグに近い。楽しい。すわ乱闘かと思えば口ゲンカ始めるし!(爆)
一方で、シリアスもあってバランスは失わないが、全体的にはポジティブな楽しさが、いくぶんは支配するといっていいだろう。

キム・チャンミ役は、コ・スヒ(現在)、キム・ミニョン(高校生時代)
わかっちゃいるけど、めちゃめちゃ泣けて、笑えて、じーんとして、すごく幸せ。

ファン・ジニ役は、ホン・ジニ(現在)、パク・チンジュ(高校生時代)
高校生の頃と、現在と、わりと似た感じの女優さんを探してきているあたりも、ちゃんとしている。(笑)
私は現在のナミさんの顔立ちが好き。
スジちゃん(ミン・ヒョリン)の美少女ぶりも、キテたよね~!
泣きながら「美人でごめんね」って、あーた。かわいい!

ソ・クムオク役は、パク・チンジュ(現在)、ナム・ボラ(高校生時代)
ただ、「サニー」のメンバーじゃないけど、ひとりだけ、もうちょっと救ってあげたい子がいて。あのままだと、気になるんだよね…。
そこまで仏じゃないか、監督さん。

リュ・ポッキ役は、キム・ソンギョン(現在)、キム・ボミ(高校生時代)
ラストのベタベタさ、好感触で受け入れOK!
スジに対しての演出も、まるで夢のようで見事なエンディング。
Bunkamura ル・シネマ、終わったら、拍手くらい起こるのかと思ったら、なんにもなし。私は、したかったけど…。
(6月17日 Bunkamura ル・シネマ)

チョン・スジ役は、?(現在)、ミン・ヒョリン(高校生時代)
SUNNY
2011年 韓国作品
監督 カン・ヒョンチョル
出演 ユ・ホジョン、ジン・ヒギョン、シム・ウンギョン、カン・ソラ、ミン・ヒョリン
参考:サニー 永遠の仲間たち@ぴあ映画生活
好き度☆☆☆☆(4点。4.5に近い。満点は5点)

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● COMMENT ●
観てよかったでしょー?
>rose_chocolatさん
ツイッターで、roseさんにトライしてみれば~?(正確な文ではありません)と言われたのも多少は影響してるかな~。
ありがとうございました! 「ミッドナイト~」は普通でしたけどね。
観てもいいけど、もう終わりそうな? 上映劇場も少ないですしねえ。
大場久美子さん、うん、似ているかも。美人です。
スジの人生はどうだったの?とも気になりますが、そこはミステリアスな美少女の要素も残していいのかな。
>まおさん
韓国映画、すごいのありますね~。
そうそう、ミステリアスな美少女、でいいんです。きっと。
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でもボーさんこれ気に入ったんだね。 よかったならもう1回観てもいいんじゃないか?
全員の写真出してるし(笑)
ユ・ホジョンって、大場久美子さんに似てません? 綺麗な人ですよね。
子役と大人役がちゃんとマッチしてるのがよかったです。