ファースト・コンサート 「消しゴムのない手紙」 キョン2ディスコグラフィ(7〔番外編〕) - 2012.07.06 Fri
「消しゴムのない手紙」と題されたコンサートは、石坂浩二の演出。
MC(ライブの合間のトーク)では、自由なおしゃべりは、ほとんどなく、「女の子が彼氏のことなどを“ひとり語り”する」という形をとる。
その物語に沿うような曲が歌われるときもあった。
ファースト・コンサート スケジュール
3月21日(月)大阪毎日ホール、27日(日)東京・中野サンプラザ、5月5日(木)茅ヶ崎市民文化会館、15日(日)愛知厚生年金会館

1983年5月5日(木)茅ヶ崎市民文化会館でのコンサート(13:47~15:33)の曲目リスト
1.ひとときの二人
2.年頃
3.舟が…
4.ある愛の詩
5.いつか、やがて、きっと
6.宛先のない手紙
7.白いバラ
8.回り道
9.PLEASE LOVE ME
10.真夜中のレッスン
11.私の16才
12.素敵なラブリーボーイ
13.ひとり街角
14.ベッグ・フォー・ウォーター
15.ノックは夜中に
16.マイ・ライフ
17.アイル・ドゥ・イット
18.春風の誘惑
19.この時…朝
20.シー・ユー・アゲイン
アンコール
1.春風の誘惑
2.シー・ユー・アゲイン
3.まっ赤な女の子
4.君の瞳に恋してる
以下、記録と記憶をたぐって、レポートしてみましょう。
「ひとときの二人」 ♪レッツ・ビギン・トゥゲザーというコーラスでスタート。♪お願い、ひととき私にください、という歌詞は、オープニングにふさわしい。作曲者など詳しくは不明。昔のことだからねえ…。
語り。あなたに手紙を書いている…
「年頃」 1枚目のアルバム「マイ・ファンタジー」収録曲。アップテンポで、観客の手拍子と声援が起きる。
「舟が…」 よく聞くメロディ。オリジナルがなんという曲なのか分からず。どなたかご存じだったら教えてください。(以下同)
語り。部屋に帰ってくるでしょ、…
「ある愛の詩」 映画の主題歌。
語り。客席の反応もあり。
「いつか、やがて、きっと」 アップテンポの曲。オリジナルは何か分からず。もしくは、これがオリジナル?
「宛先のない手紙」 1枚目のアルバム「マイ・ファンタジー」収録曲。おなじみの曲なので、さすがに手拍子が大きい。
「白いバラ」 イタリア語? 途中から日本語の歌詞に。オリジナルは分からず。
語り。あなたと喫茶店に行って…
「回り道」 1枚目のアルバム「マイ・ファンタジー」収録曲。今日子コールわき起こる!
「PLEASE LOVE ME」 2枚目のアルバム「詩色の季節」収録曲。この曲でもコールが起きる。声もよく出ていて楽しい曲。
語り。男の子って、くさそうだもん…(彼女がそう思っているとかじゃなくて、こういう脚本なんですね。客席から反応あり)
「真夜中のレッスン」 4枚目のシングルのB面。このコンサートでシングルB面を歌うのはこの曲だけ。やっぱり、いい歌だよね。生で聴けるとは嬉しい! ラストの演奏が長かったので、ここでキョンキョン、着替えてきたのかも?(覚えてません。)
「私の16才」 1枚目のシングル。当然、コール&手拍子が盛り上がる。ここからシングル曲を続けて歌う。
「素敵なラブリーボーイ」 2枚目のシングル。
「ひとり街角」 3枚目のシングル。今日子コール最高潮!
語り。あなたのにおいが…言い間違えそうになったのか、照れてるのか、一瞬、笑ってしゃべるキョンキョン。あなたのにおいの作り方を教えましょう…くさい人は自分の手がくさいんですよ。(場内、爆笑)
「ベッグ・フォー・ウォーター」 ここから海外ポップスが続く。どういう選曲のしかただったのかな? これはシーナ・イーストンの、とても美しい歌。歌詞は日本語(以下同じ)。
「ノックは夜中に」 メン・アット・ワークの歌。
「マイ・ライフ」 ビリー・ジョエルの歌。
「アイル・ドゥ・イット」 誰の歌か分かりません。このラストも演奏が長い。着替えかな?
追記:uさんのコメントにより判明! ありがとうございます。歌ってたのは、パット・べネター! わーお! 私も好きなシンガー。なんと、キョンキョン、パットを歌ってたのか!(日本語歌詞だけど)
「春風の誘惑」 4枚目のシングル。今日子コール復活!
語り。あなたと別れるのは不安…想像のあなた…
「この時…朝」 ♪お願い、ひととき私にください、と、1曲目に戻っていく。メロディの変化があって難しい歌。
「シー・ユー・アゲイン」 1枚目のアルバム「マイ・ファンタジー」収録曲。また逢いましょう、という歌だから、コンサートの最後にぴったりの曲。
アンコールには、すぐに出てきて、「春風の誘惑」。きょう2回目。みんな一緒に歌ってください! 少し間違えそうになる。
語り。というより、脚本がないからMCか。1年を過ぎて自分が変わった…髪の毛が短くなった…男の子っぽい性格…本当の私を見てほしい…ひとつくらい胸を張れるものを見つけたい…
コーラスのミルキーショック、バンドのバースデーを紹介。
最後にもういちど「シー・ユー・アゲイン」を歌いましょう。(「歌いましょう」って自分が言うのは変なのを分かっていて、その部分を笑いながら言ってたキョンキョン。笑)
「シー・ユー・アゲイン」 客席からの、トゥナイト~、マイフレンド~の掛け声が大きいこと!
どうもありがとう…4回言いました。
もう1回アンコールのコール。今度は、ちょっと長め。
MC。まっ赤な女の子の発売日…出し惜しみしてただけ…今までの私のサウンドとはちょっと違う…
「まっ赤な女の子」 5枚目のシングル。発売日に生で聴けるなんて!
MC。君の瞳に恋してるって知ってますか? それを歌いますので聴いてください…
「君の瞳に恋してる」 ボーイズ・タウン・ギャングでヒットした歌。名曲!
終盤の繰り返し部分で間違えて演奏と合わなくなる。
ごめんなさい、最後なのに間違えちゃった…せっかく来てくれたのに、ごめんね…これからも、いっしょうけんめいがんばります!
ファースト・コンサートを観ることができたのは幸せだった。
彼女も、これをひとつのステップとして、さらにジャンプアップするのだ!
参考:小泉今日子 歌の全曲集(第11版)
シングル「私の16才」 キョン2ディスコグラフィ(1)
シングル「素敵なラブリーボーイ」 キョン2ディスコグラフィ(2)
アルバム「マイ・ファンタジー」 キョン2ディスコグラフィ(3)
シングル「ひとり街角」 キョン2ディスコグラフィ(4)
アルバム「詩色の季節」 キョン2ディスコグラフィ(5)
シングル「春風の誘惑」 キョン2ディスコグラフィ(6)
● COMMENT ●
「舟が…」という曲は、何か有名な楽曲に日本語詩がつけられているんですね。メロディがわからないので何とも言えませんが、それでも推理してみますと、例えばチャイコフスキー作曲「舟歌」みたいな、舟にまつわるクラシック曲に詩がついているのでしょうか?他にもドビュッシー作曲「小舟にて」など、クラシック曲には舟の曲がいくつかあります。あくまでも推測ですが、いかがでしょうか?
ファーストコンサートは、どうやら「語り芝居」風な進行のようですね。「小泉今日子という普通の女の子」を演じているような感じでしょうか。
「ノックは夜中に」って…不審者では?非常に怖いんですけど!といいながら、マリリンの「ノックは無用」を連想しちゃう私でした。「アイル・ドゥ・イット」と「シー・ユー・アゲイン」もごっちゃにすれば、ほら、マリリンのあの曲名が!
>kiyotayokiさん
書き直しのきかない…あ、そっか!(今ごろ気づくなって?)
「消しゴムのない手紙」というタイトル、これ、「宛先のない手紙」という持ち歌から来ているんだろう、ということだけしか考えていませんでした!
演出が石坂浩二って、びっくりですよね。
ほかのアイドルは、もっと早くにコンサートをしていたのでしょうが、キョンキョンは1年後。
満を持したのか、理由はわかりませんけど…・。
もう30年近い昔。って、気が遠くなりそうです。(笑)
>たけしさん
貴重だと思いますよ。こんなラインナップで歌った、なんて調べようにも分からない方が、いっぱいいると思います。(調べようとするかどうかは別として。)
「舟が…」のメロディはですね、ランランランランランランララララ~ってヤツです。(それじゃ分からんわ!)
誰でも知ってると思うんですが、曲名が分からないんですね。「舟が…」で検索してもダメで。
ポップス系統です。
「ノックは夜中に」って、大ヒットした洋楽でした。夜中のノックは無用にしていただきたいのは確かです。
あ、「Do It Again」ですね! ファースト・コンサートから、マリリンの偉大さをキャッチしていたキョンキョンということで、えらい!?
というか、その組み合わせに気づくたけしさんがマリリンファンすぎる!
貴重な情報ありがとうございます
現在、小泉さんのこれまでのライブ情報をまとめようと思って、整理しています。
非常に参考になりました。
小泉さんのコンサートの情報って、案外、残っておらずとても貴重な情報だと思います。
でも、初めてのコンサート行かれたんですね。羨ましい。
ありがとうございました。今後も、デビュー当時の情報があれば、載せて頂けると幸いです。
>moonstarさん
貴重だと喜んでもらえると、うれしいです。
彼女のアイドルの頃のライブ、検索しても、あまり分からないですよね。
私はキョンちゃんのアイドル時代には、かなりコンサートを観に行っていますが…。
ディスコグラフィの記事でシングル、アルバム、コンサートと書いていきたいですが、映画などの記事も書きますので、こちらのほうは、いつ書けることやら、という状況です。
これからもよろしくお願いします。
追伸:先日、ビルボードライブに行って来ました、今回の小泉さんは80年台の曲を当時と同じ感じで歌って頂き、感動しております。
>moonstarさん
彼女のツアーは、とくに初期には、年に2回(2種類)やったりしていましたから、やるほうも大変だったと思います。
歌の全曲集というのは、彼女の歌や活動の資料的な本を、個人で作っておられた方がいまして、なぜか無料で送付していただいていたのです。非売品です。
ライブは4日の追加公演に行ける予定です。楽しそうですね! 楽しみにしています。
今回のライブは特に良いですよね。私も、行く予定です。
一緒に是非、盛り上がりましょう。
>moonstarさん
盛り上がるといいですねえ!
洋楽、ピンとキタ━(゚∀゚)━!
一曲、早速、ピン!と来るものが(笑)
17曲目はボーさんも好きなパット・ベネターの4枚目のアルバム「ゲット・ナーヴァス」の収録曲だと思います(^-^)
http://www.amazon.co.jp/Get-Nervous-Pat-Benatar/dp/B00000EL1O/ref=sr_1_9?ie=UTF8&qid=1359638693&sr=8-9
Youtube動画
http://www.youtube.com/watch?v=vaKsEy2LeYs
聴いて確かめてくださいませ。
発売時期が82年あたりですので、多分、これかと・・・
I'll do itって読んだだけで・・・これしか思い当たりません(パット命やからね^^)
高校生の頃、このアルバムから2曲ほどバンドで歌ったりしてました。リンダの曲もバンドで歌ってり、で、ある意味(時代が)キョンさんとダブってまんねんわ。
他の洋楽も、オリジナルタイトルが判明すれば、意外なところから出てきたりしてね♪
>unikoさんっ!
i'll do it のところのメロディで、わかります。
なんと、パット・べネター歌ってたのかっ! いやー、知らない曲だったから、もー。
このアルバム、I Want Out とか Shadows of the Night とか Anxiety とか知ってますけど、これは知らんかった~。
歌ってたなんて、かっこいーですね!
また、本文に追記しますね!
ありがとうございました。
オリジナルが分からない曲、メロディは分かるんですが、口ずさんで聞かせられないのが、もどかしい…。
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石坂浩二さんってインテリ俳優のさきがけみたいな人でしたけど、いかにも“らしい”演出ですよね。
でも、その中でデビューしたばっかりのキョンキョン、精一杯頑張ってステージを努めたんでしょうね。
それを憧れの目で見てる約30年前のボーさん、う~ん、想像すると微笑ましいで~す(^_^)v