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2024-03

シングル「まっ赤な女の子」 キョン2ディスコグラフィ(8) - 2012.09.17 Mon

いよいよ、彼女の転機となる曲が発表される。

(注) 当初この記事中にあったドラマ「あとは寝るだけ」につきましては、シングル「春風の誘惑」 キョン2ディスコグラフィ(6)のほうへ移動しました。コメントもいただいておりますが、時系列修正ということでご承知ください。

5月5日、5枚目のシングル「まっ赤な女の子」の発売だ。
Webの百科事典「ウィキペディア」によれば、オリコン最高順位8位、年間順位54位。「ザ・ベストテン」最高順位は7位。


まっ赤
(c) Victor Entertainment, Inc.

1.まっ赤な女の子
作詞:康珍化、作曲:筒美京平、編曲:佐久間正英

2.午後のヒルサイドテラス
作詞:秋元康、作曲:筒美京平、編曲:佐久間正英

改めて、作詞作曲陣の名前を見ると、稀代のヒットメーカー筒美京平、秋元康、康珍化、ついに来た! という感じ。
事実、「まっ赤な女の子」は、それまでのリメイクや大人しげなシングル曲から一歩飛び出した、親しみやすい明るいポップな曲調で、私はすぐさま大好きになった。
「まっ赤な女の子」というタイトルも、歌詞も、インパクトがあり、小泉さん自身にとっては、少し前から短くしていた髪の見かけともあいまって、単なる大人しい可愛い子ちゃんアイドルのイメージを変えられるチャンスをもらえた。
ここから彼女のブレイクが始まったといっていいだろう。

♪ぬれたTシャツ ドッキリ 脱げばキラリ 赤いビキニ Yeh! Yeh!

全体的に健康的に色っぽく、歌詞のセンスもいい。
センスのいい歌詞といったら、「瞬間ウキウキ 水蒸気」「ビキニのひもまで 燃えてます」「可愛いヒップが東向き」…挙げていけば、全部の歌詞になってしまうくらいだ。
キョンキョン・ソング、初期の大傑作。



B面の「午後のヒルサイドテラス」も、ポップさ満開で楽しい。
これまた、歌詞に色っぽいところが!
「ねえ ねえ 聞いて」なんて言われたら、速攻、聞いちゃうし、「いけないこと 起きたっていいから」などと言われた日には気絶するぞ!

♪恋はいつだって 男の子次第 恋はいつだって あなたから 決めて

このシングル盤から、小泉さんの担当プロデューサーが代わったことも大きな影響をもたらした。

以下は、広島エフエム放送の記事から、要約です。

1982年の暮れのこと。田村充義(みつよし)さんは翌年春からの小泉さんの担当を命じられ、5枚目のシングルのプロデュースに取りかかった。
花の82年組(中森明菜、松本伊代、堀ちえみ、など)のなかで出遅れている小泉さんを、まず3番手くらいにしたいと考えて、当時の音楽業界で、「困った時の筒美京平」とまで呼ばれていた、ヒットメーカーの筒美さんに、シングルの作曲を頼んだ。
筒美さんは2曲作り、その作詞を康珍化さんと、当時、放送作家から作詞家として幅を広げようとしていた秋元康さんの2人に託す。
歌詞を検討した結果、康さんが書いた歌詞をA面の曲として採用。

田村さんによれば、康さんが書いた歌詞は、キュートでポップ感にあふれ、メロディとの相性も抜群だった。
編曲の佐久間さんは、当時流行していたスティクスの「ミスター・ロボット」を参考に、曲の出だしのコーラス部分に、ヴォコーダーを使ったりして、全体にテクノポップの要素を取り入れた。

田村さんは、その後のシングル曲を、筒美さんと、当時、アイドルの曲を多く手がけていた馬飼野康二さんと、交互に依頼するようになる。
マンネリ化と、作曲家の精神的負担を避けるためだ。

田村さんは、自分の力で小泉今日子の個性を作っていきたかったと話している。
アイドルの良い子が松田聖子、悪い子が中森明菜なら、小泉今日子は、どこにでもいるような普通の女の子というイメージを作り、彼女のポジショニングを確立させようと考えたという。


集英社から「わたし今日子」が発売される。(たぶん、5月10日あたり。)

わたし今日子


5月23日、フジテレビ系『月曜ドラマランド』(月曜19:30~)枠で「あんみつ姫」放送。副題(?)が「いたずら姫君お城を脱出! 恋の予感に胸キョンキョン!」と、データに載っていた。(笑)
原作は倉金章介、脚本は奥津啓治、監督は大黒章弘。
出演は、あんみつ姫に小泉今日子さん、ほかには、由紀さおり、東八郎、金田龍之介、小松政夫、コント赤信号、白石まるみ、イッセー尾形など。

放送に先立って、5月19日には元祖あんみつ姫の中原美紗緒さんが激励に来てくれていた。「あんみつ姫」は昭和32年から2年間TBSで放送された人気番組で、キョンキョン主演のドラマはテレビ番組としては25年ぶりの復活だったのだ。(スポーツニッポン、5月20日の記事による)

キョンキョンが可愛すぎて、もう、どうしようもないくらいなドラマ!
主題歌は「まっ赤な女の子」!
私は当時からビデオレコーダーを買っていた(24万円くらいしたような記憶が…)ので、録画して見た。

姫

これはVHSビデオが出たので、いまでもオークションなどで入手できるかも?
「あんみつ姫」は、以後、3作目まで続く。
(2008年、2009年には、井上真央さんも、あんみつ姫を演じた。)


参考:ウィキペディア 小泉今日子、小泉今日子 歌の全曲集(第11版)、スポニチ秘蔵アイドル全集 小泉今日子

関連記事:
シングル「私の16才」 キョン2ディスコグラフィ(1)
シングル「素敵なラブリーボーイ」 キョン2ディスコグラフィ(2)
アルバム「マイ・ファンタジー」 キョン2ディスコグラフィ(3)
シングル「ひとり街角」 キョン2ディスコグラフィ(4)
アルバム「詩色の季節」 キョン2ディスコグラフィ(5)
シングル「春風の誘惑」 キョン2ディスコグラフィ(6)
ファースト・コンサート 「消しゴムのない手紙」 キョン2ディスコグラフィ(7〔番外編〕)

● COMMENT ●

ボーさんへ

「あとは寝るだけ」ご覧になっていましたか。この存在はもちろん知っていましたが、全く、情報が無く。。。これも、久世さんでしたね。

「あんみつ姫」は、なんとか2本は入手できそうです。

私もそろそろ冷静にならないと、お金がどんどん消えていく。。。

ビデオ整理開始

ついに重い腰を上げて、ビデオのデジタル化に入りました。
そうしたら、出てきましたよ。「瞳に星な女たち」(1993年)
もっと早くやっておけば良かった。画像大分悪くなっています。。。
でも、観られないレベルではないので今デジタル化しておけば、今の画質は
キープできるかと(汗)

ちなみに、「ボクの女に手を出すな」も出てきましたが、こちらは残念ながら
すでに裏写りが激しすぎて、部分的にしか再生できず。。。
この映画はDVDが出ているみたいなので、そちらをレンタル等してデジタル化して
おきたいと思います。

あと、ラベルには「Kyon2」とあるのですが、全く再生できないビデオもあり、これはそもそも何が録画されていたのかさっぱり不明。何が入っていたのか気になります。。。

>moonstarさん

ありがとうございます。
見ましたねえ。
コンサートで、役名の「なつみちゃん」、と声をかけられることもありました。
独特の味があったドラマ。キョンちゃんの出番は多くなかったと思いますが、また見たいものです。
あんみつ姫は、オークションだと値が張りそうですね…。

「瞳に星な女たち」というのは、まったく見ていないです。というより知らなかった!
ビデオは、デジタル化しておきたいですよね。

「まっ赤な女の子」は5枚目・5月5日の5並び発売なんですか。mixiニュースでシャネルの5番も5月5日の5並び発売とあって、世界一有名な香水として認定されたとか。(有名にした火付け役はもちろんマリリンですけど。)キョンキョンも5並びで転機となりますし、5並びは縁起がいいのかもしれません。
「月曜ドラマランド」もキョンキョン、何度か出てましたね。懐かしいです。

たけしさんへ>

5並びの件、初めて知りました。
ちなみに、うちの娘(トイプードル)も5月5日生まれです。(脱線してすみません)

「月曜ドラマランド」 なつかしいですね。でも、わたし、あんみつ姫観てないんすよ。
(観たのかもしれないですが、全く記憶ないです)

「夢カメラ」は記憶があるのですが。。。

当時、DVDとかあれば、全部録画してデジタル化しておいたんですけど、まー、しかたないです。

今後とも、よろしくお願い致します。

# ボーさん、場所借りてすみませんでした。

ボーさんへ>

「あとは寝るだけ」観たいですね。。。パリンコの次に観たいです!!

30年近く前になると、TV局にもオリジナルが無かったりするんですかね。
残っていれば、ネット配信でもしてもらえると有り難んですが。。

話を戻すと、この曲から、康珍化さんが詩を書いているんですね。康珍化さんはこのあと、かなり小泉さんに詩を書いてますよね。しかも、カップリングは秋元さんですか。
そういう意味でも、このレコードは転機となる1枚ですね。

>たけしさん

3か月くらいのサイクルで新曲を出すのは普通でしたから、5月5日に5枚目なら、こりゃちょうどいいな、という程度だったのかもしれません。
シャネルは狙ったんでしょうかねえ。
3回あった「あんみつ姫」のキョンキョンは破壊的に可愛かったですよう。

>moonstarさん

「夢カメラ」、いま思い出しましたよ!あったあった!
いまのデジタル録画環境が、当時あれば! つくづく惜しいです。
たけしさんは、特大のマリリン・ファンですよ。キョン2の話にも、ちょっと乗ってくれます!
「あとは~」、BSなんかで再放送という手もありそうですけど。リクエストとかやってみるといいのかな…。「パリン子」は、伊代、ちえみ、今日子ファンが、みんなリクエストしたら、大きな力になりそう!?

そうそう、康珍化さんも、このあとお世話になります。ありがたいですね~。

ボーさんへ>

「夢カメラ」は私の記憶が確かなら、大学受験の前日に放送されていて、それを観た、翌日受験した記憶があります。「夢カメラ」はたしか、かなり後に再放送録画したと思います。

「あんみつ姫」は破壊的な可愛さですか。やっぱり、絶対観ないと。。。

>moonstarさん

受験日前日に見るとは! いえ、そのくらいの余裕があるほうがいいです!
どんな話だったか、もう記憶もないですね~。
あんみつ姫、和装のコスチュームプレイ(!?)ですからねー。ギャグなどは他愛ないけど、楽しいです。

moonstarさん、こちらこそ、よろしくです。「キョンキョンが」というより「キョンキョンの時代が」ちょうど青春オンタイムだったので、たまーに話題にのっからせてもらってます。キョンキョンについてはほとんど詳しくない私です。

で、話題の「夢カメラ」。三話の最終話がキョンキョンでしたが、その前の2話がほのぼの系だったのに対してキョンキョンの話だけものすごく怖い話でした。タイトルは「じゃんけんぽん」キョンキョン、2役やってます。ナレーションが岸田今日子だったのが「今日子つながり」だったというのが後にボーさんのこのブログで気づいたのでした。(岸田今日子さんの亡くなった時の話題でしたね。)
夢カメラの「じゃんけんぽん」、少年時代の自分にはちょっとトラウマになるくらい怖かったです。つまりキョンキョンは、当時から女優としても優れていたという証です。
「あんみつ姫」のキョンキョンも健康的な可愛らしさがありましたね。こっちも好きでした。

「夢カメラ」

たけしさん、今後とも、よろしくお願いいたします。

「夢カメラ」、今再生しています(笑)。
一話が中山美穂さん、二話が荻野目洋子さん、三話が小泉さんが主人公です。
小泉さんが一卵性双生児と、「きょうこ」と「てるこ」という役です。
内容はホラーです。

岸田さんは、なにげに小泉さんとの共演が多いですよね。
舞台も一緒にやってられたし、ドラマも何本か一緒に出られているのでは。。。
# 今日子つながりなのでしょうか

この小泉さんは本当に暗いです。。。明るいあんみつ姫が観たいもの。

>ボーさんへ

 田村さんという名前は確かに、何度も聞いた記憶がありますね。この方も今の小泉さんに影響を与えた方であることは、間違いないかと。

 花の82年組の女性アイドルでは、当初は、伊代さんが飛び抜けていて、そのあとを、小泉さんや、堀ちえみさん、早見優さん等が2番手争いをしていたというのが私の記憶です。明菜さんがブレークしたのは、少し後だったような。そのころは、すでに、小泉さんは2番手の位置を確立していたのが私の認識です。

とはいうものの、数字になっていないものを比較することは難しいので、あくまで主観ですが。。。

現時点での82年組のトップは小泉さんだと思います!!。(これも完全なる主観)

昭和から、平成のアイドルという枠に広げると、聖子さんがトップでしょうね。あとは、すでに現役でないので伝説になりつつある百恵さんでしょうか。(百恵さんはある意味殿堂入りといった感じでしょうか)
小泉さんはお休み入れてもいいので、伝説になることなく、これからもずっと活動していただきたいと願うばかりです。

>moonstarさん

明菜ちゃんは2曲目の「少女A」から注目されてましたね。
ちえみちゃんは「パリン子」でも一緒だったし、仲良しな妹に見えましたね。伊代ちゃんは、ちょっとお姉さんっぽい。

シングルの2曲目までがオリジナルじゃなかった、というのは、おとなしくて暗めだったみたいですから、ビクターでも、どういうふうに売り出すか困った結果でもあると思えます。
3曲目からはオリジナルですが、そんなわけで、とてもトップ集団(?)ではないという認識がプロデューサーとしてあったのではないかと。

いまは女優としては同期では抜群の活躍、歌も再び、というところですね。
がんばりすぎずにマイペースでと望みたいですが、あまり活動がないと、また、こちらの熱がさめそうな恐れもあります。(笑)


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