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2019-12

「ハッカビーズ」 - 2005.08.28 Sun

カップルその1:ジュード・ロウとナオミ・ワッツ

(c) 2004 Twentieth Century Fox. All rights reserved.

例によって、ほとんど予備知識を入れないまま観に行った。ただナオミ・ワッツ嬢が出ているからというだけで。

パスカルは「われ思う、ゆえにわれあり」と言ったが、自分自身というものは確かに、ここに在る。
この映画は、虚飾をまとって生きている自分、自分の存在って何なんだと自信をなくしている自分に、
そんなに思い悩んだってしょうがない、自分は自分でいいんだよ、
と言っている…
…ように思う。

観ている間は、なんとも不条理でワケが分からないというか、ばかばかしいドタバタ劇なのだが、エンドクレジットの最後に、“How am I not myself”と出る。「私が私自身でないなんてことがあろうか」というような意味だが、観客がワケ分からないと困るかと思って監督が配慮したのだろうか。
私も、この言葉を見て、ああ、そうか、と思ったのは確か。(笑)
監督によれば、この映画はコメディだが真面目に考えてもいる、のである。

自分探しにジタバタする人間が滑稽(こっけい)な、風刺コメディというか。
キャストは豪華だが、話が「ひねて」いて分かりにくいので、そんなに受けないだろうと思う。

リリー・トムリンとダスティン・ホフマンが、実存主義風な哲学探偵(この設定からしてヘンでしょ?)を、ばかばかしく演じているのは興味深かった。


カップルその2:リリー・トムリンとダスティン・ホフマン

(c) 2004 Twentieth Century Fox. All rights reserved.

主演の男が誰なのか、ずっと分からず、帰ってきてから調べたら、ジェイソン・シュワルツマンという人。そういえば「奥さまは魔女」でウィル・フェレルのマネージャー役だったと思い当たった。(気がつかないなんて、情けない。)
彼は女優のタリア・シャイア(「ロッキー」の彼女エイドリアン役が有名ですね)の息子。つまり監督のフランシス・フォード・コッポラは叔父で、俳優のニコラス・ケイジは従兄弟(いとこ)で、監督のソフィア・コッポラも従姉妹(いとこ)で…と、書けばキリがないほど映画関係者がいる家系なのだった。

イザベル・ユペールさんが出ていたのは驚いた。これはアメリカ映画だし、フランスの名女優を拝見できるとは思わなかったのだ。
ヘンな役なので、かえって面白がって出たのかもしれない。

主演のジェイソン君の母タリア・シャイアさんや、ヒッチコックの「鳥」の主演女優ティッピ・ヘドレンさんも出演している。
私は観ているときには、まるっきり気づかなかった…。
ダスティン・ホフマンの息子ジェイクも出ているというが、もちろん分からなかった。顔、知らないし…。
歌手のシャナイア・トウェインさんも知らなかったしね…。

お目当てのナオミ・ワッツ嬢については、まあまあ、でしょうか。脇役大勢の中のひとりという感じなので、その中で頑張ってはいる。
自分に目覚め、「ハッカビーズ」関係者に向かって「ファッカビーズ!」と卑猥な造語(!)でタンカを切るあたりは痛快だった。
なんてナイスな、ののしり方ができる店名!

なお、原題にある“HEART”は、映画の字幕では、ハートマークである。
(8月27日)

I HEART HUCKABEES
2004年 アメリカ作品
監督 デヴィッド・O・ラッセル
出演 ジェイソン・シュワルツマン、ジュード・ロウ、ダスティン・ホフマン、リリー・トムリン、ナオミ・ワッツ、マーク・ウォールバーグ、イザベル・ユペール、シャナイア・トウェイン、タリア・シャイア、ティッピ・ヘドレン、アイラ・フィッシャー、ジェイク・ホフマン


カップルその3:イザベル・ユペールとジェイソン・シュワルツマン

(c) 2004 Twentieth Century Fox. All rights reserved.

トラックバックは、ハッカビーズ@映画生活様に。

評価☆☆★(2.5点。満点は5点)

● COMMENT ●

え!!

これってジュード・ロウとナオミ・ワッツが主演なのかとばっかり思ってました!それにしてもやけに豪華な脇役陣ですねー。

ナオミ嬢のような方がこういう腰履きスタイルでパンツを着こなすと、スタイルいいからかっこいいんです。
電車の中で、お腹とかヘソとかだしてる日本人、かっこいい人、少ないです。ていうかお腹冷えるぞ!!

わー、楽しそうー!!

実存主義風な哲学探偵ってどんなだ!
イザベル・ユペールさんにも会いたいです。
星ふたつ半ですけれど、興味アリアリです。
(しょーもないコメントで、すみません。。。)

>紅玉さん、とーふさん

紅玉さん。主役はジェイソン君でしょう。彼が対立するのがジュード君。ナオミさんはジュード君の彼女で、ジェイソンVSジュードからは少しハズれます。
ナオミさんのファーストシーンは、そのパンツスタイルで、つかみはOKでしたよっ!

とーふさん。哲学探偵なんですが、調査対象のヒトのあとを堂々とつけまわしたりして、笑わせます。実際、あの探偵たちが何やってたんだか、役に立ったんだか、どうも思い出せません…。
イザベルさん、ムードありますね。たとえば彼女には「ピアニスト」という映画がありましたが、際どい演技で驚きますよ。

う~ん...

なんだか難しそうな映画ですね~(^^;
私には恐竜100万年の方があってるみたい(笑)
ニコールの「奥様は魔女」は見たいと思ってるんですけどね~

>予備知識を入れないまま観に行く~
これがすごいと思います。私はやっぱり、自分にあう?映画なのか、ある程度、評判というか、内容をチェックしてからじゃないと見ないので...

私もてっきり、

ジュード・ロウが主役だとばかり思ってましたよ! 予告もジュードくんがばんばんだったし。違うんですねぇ。とっても豪華キャストで、一風変わった内容のようですし、観たいのですが、人数が多そうだから見ていて結構混乱しそうですねぇ・・・。

>ルッカさん、香ん乃さん

ルッカさん、そんなに難しくはないですよ。一応コメディ風ですし。何を言いたいのか分かりにくいですけども。
予備知識は、監督や主演者や、最小限の内容は把握します。それじゃないと、さすがに好みの範囲をハズしますから。

香ん乃さん、ジュード君…2番目の主役といえばいいのかな…たくさん顔を出すので、ファンにとっても不満はないと思いますよ。
観ていて、人間の多さで混乱はしませんでしたよ。豪華キャストがヘンなコメディやってるのを観たいならば、鑑賞しても。

こんにちは。

TBしました。よろしくです。
私はこれ、なかなか気に入りました。
イザユペの泥んこにはビックリ。

>かえるさん

こんばんは! TBだけじゃなくてコメントもしてくれる方は、うれしいです。温度が伝わってくるというか。

この映画、ダメという人が多いですよね。かくいう私も2.5点ですが…。こんな映画があってもいいんじゃないか、とは思いますねー。

変てこではありました

でも実は、この主人公って、自分に似ているところが随分あって、興味深くみてしまいました。
私も、実はエコロジストだったり、世渡り上手でない人間であったり・・・
さらには、私も、石油製品を使用するのに、抵抗を感じる方だったりするのですよ・・・
なので、すっかり自分を投影して見てしまいましたよ。
ははは・・・

>とらねこさん

そうなんですか! 私も世渡り上手ではないですけどね…
ナオミ・ワッツさんが目当て、というだけで、なにはともあれ、映画の中身を知らなくても観に行く、こんな私も、へんてこだったりして!


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