「リアル~完全なる首長竜の日~」 - 2013.06.08 Sat
ファンの私にすれば当然である。たとえ1シーン、推定5分未満の出演であっても!

黒沢監督とは、「贖罪」の監督・主演という、つながりがあるから、友情出演のようなものだったのだろう。
息子の浩市(佐藤健)が捜し物をしに実家に来たときに出迎えて、少し会話をする。彼女は、浩市の父親ではない、新たな男性と暮らし始めているのだが、物語の大筋には関係がないのだった。

さて、物語は、昏睡状態の妻・淳美(綾瀬はるか)の意識のなかに入る(この技術をセンシングという)浩市を描いていく。
淳美は、おどろおどろしい漫画を生業にしていたので、浩市の目(意識?)にも、ときおり恐ろしいイメージが飛び込んできたりする。
怖さは黒沢監督の得意分野であろうけれど、私としては、いろんな映画で慣れているのか、それほどでもない。
かえって、浩市が車を運転するシーンで、事故に遭ったりするのではないかと、ヒヤヒヤした。
車が走り、外の景色が流れていくビジュアルが、少し普通じゃないのだ。あとから思えば、このあたりも、なるほどと納得できることだった。

中谷美紀さん演じる女医も、どこか冷たい感じで、浩市の体験を聞き出して、なにか企んでいる悪い人なんじゃないかと思ったり。
意識下で出遭う淳美以外の人間をフィロソフィカル・ゾンビというのだが、無表情でゆっくりと動き、顔が銀色っぽい(?)。
おなじみの俳優の顔が、フィロソフィカル・ゾンビを演じているのを見ると、笑いそうになってしまった。(特に、松重豊。)

途中で急展開があり、首長竜も出てくる。
あるシーンの怖さは「グエムル -漢江(ハンガン)の怪物-」を思い起こさせた。
首長竜と対決するなら、やっぱり陸の上ですね。ヒレを使って地面を進むのは大変だから。
エンディングも含め、何がリアルで何が幻想なのか、そんな雰囲気も面白いのでは?
(6月1日 TOHOシネマズ 有楽座)

2013年作品
監督 黒沢清
出演 佐藤健、綾瀬はるか、中谷美紀、オダギリジョー、小泉今日子
参考:リアル~完全なる首長竜の日~@ぴあ映画生活
好き度☆☆☆(3点。満点は5点)
(c) 2013「リアル~完全なる首長竜の日~」製作委員会
● COMMENT ●
不思議な雰囲気
>ノルウェーまだ~むさん
いや、鳥肌は…。
他人の意識に入る、という設定からしてミステリアスになりえますよね。
無害とわかれば怖くないゾンビなのでした~。
やっぱり(笑)
>小泉今日子さんが出ているから観る。
絶対に観ると思ってました(笑)やっぱりね~
でも、キョンキョンだけでなく、ちゃんと映画も
ご覧になっていたようで良かった(笑)
松重さんのゾンビ、確かに笑えますね(;^ω^)
相変わらず、女優がらみの写真ばかりだ~(笑)
>ひろちゃん
観ますともさ!
予感どおり、ほんのちょっとの出演でしたが!
…いや~、いろんな誰かのファンでもありますが、基本的に、一般的な映画ファン(?)ですから、ちゃんと観ますョ。
オダギリとかのゾンビは笑わなかったんですけど、なんで松重ゾンビで笑えちゃったんでしょうね? 失礼でしょうか?
はい、女優さんが出てなきゃ画像載せたくありません。
こんちは。道のりが長い話をします。
「県庁おもてなし課」で田辺愛美が演じている錦戸君の女性同僚の役名が「小泉恭子」というのです。
>ふじき78さん
小泉恭子でも小泉京子でも古泉強固でもいいです。好きです。
こんにちは
びっくりしました
説明とかありましたっけ。。。?
色んな点において腑に落ちないところが多い作品でした
小泉ママはきれいでしたねー^^
あんなお母さん欲しいです
>makiさん
小泉ママ、役によっては、こわいですよー?
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トリ肌立ちませんでしたかー?
でも不思議な雰囲気の映画でしたね。
私も緑の顔のゾンビにはちょっと笑いました。