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2017-06

「インポッシブル」 - 2013.06.25 Tue

家族って、すごいなあと感動する。

物語はごく単純で、津波に遭った一家5人が、苦難の末に…というもの。

ポスター

日本では大きな津波の被害が記憶に生々しいので、いろいろな意見が本作に対してあるようだが、あくまでも「映画」としての観賞である。

楽しい夜

まず、あれっ?と思ったのが、地震が起きずに、いきなり津波が襲ってきたこと。
2004年のスマトラ島沖地震のときの実話で、このとき、実際に地震の揺れを感じなかったのは、場所によるのかどうか分からないが、間違いではないらしい。

振動

母と長男が、もがきながら、抵抗しながらも、漂流物にぶつかりつつ、流されていく描写が、おそろしいほど真に迫ってくる…。
母親役のナオミ・ワッツさんが、傷だらけのメイクで熱演。
「マルホランド・ドライブ」から、ずっと彼女のファンである私が見てきた、彼女の映画のなかでも、かなりいい演技と感じる。
演技といっても、大けがを負ったために寝ていることが多いのであるが。
自分の具合は悪い、そんななかでも、そばにいる息子を気遣う気持ちや、家族への思いなどが表情でうかがえる。…逆に、表情や声だけで表わさなければいけないのだ。

津波

母親といっしょにいる長男が、じつのところ、この映画の主役といえる。
母はベッドから動けないとなれば、どうしたって彼がひとりで行動せざるをえない。
この長男の成長物語という側面が大きい作品なのだ。
そして、この子(トム・ホランド)が、かっこいいのだよ!

流されて

次男も幼いなりに、三男の世話をしなければならず、いやがおうでも、たくましくなる。

父子

自然災害の大きな力には、ほとんど、なすすべもないけれども、そのなかでも見られる、いや、そんななかでさえも見られる「人間の愛や思いやり」は、このうえなく尊く、見ていて何度も泣けてしまう。
この映画は、ほぼ1家族5人のことを中心にしてしか描いておらず、もっと悲しく悲惨な場面が山のようにあったであろうことは忘れてはならないだろうが、「この一家が遭遇した途方もない体験」に焦点をしぼって映画にしたということでいうなら、見事な作品といえる。

生き残れ!

(6月16日 TOHOシネマズ シャンテ)

THE IMPOSSIBLE
2012年 スペイン・アメリカ作品
監督 J・A・バヨナ
出演 ナオミ・ワッツ、トム・ホランド、ユアン・マクレガー、サミュエル・ジョスリン、オークリー・ペンダーガスト

再会

参考:インポッシブル@ぴあ映画生活

好き度☆☆☆☆(4点。満点は5点)


(c) 2012 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

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● COMMENT ●

家族のお話

悲惨さにまで広げちゃったらただのドキュメンタリーとか報道になっちゃうので、
これでよかったんだと思いますよ。
ナオミは凄かったです。

>rose_chocolatさん

そうですね。家族5人を追った映画。
日本では、まだ生々しい記憶があるので、その他の人々のことにも触れて書いておきましたが、ある一家の物語として見ごたえのある作品でした。

トム・ホランド君は、面構えも子役では終わりそうにない顔をしてますし、
これからが楽しみですね。
ナオミ・ワッツ、最近ちょっと老けたかなと思っていましたが、
いやいやまだまだ、認識を改めました。

>kiyotayokiさん

男には基本的に興味ないのですけど、ホランド君は、かっこいいと思えました。
これまでに、もっと、いろいろ映画に出ているのかなという印象だったのですが、そうではなかったのは意外。
ナオミさんも素晴らしかったですね!

観てきました〜♪

南の国にも、この映画がようやく回ってきました(7/13-7/26の2週間の上映)♪
さっそく観てきましたが、実話の重みはずっしりでした。。
当時は、この時の災害の大きさに関心がうすかった私。
2年前の東関東大震災の津波の恐ろしさをテレビで観て、そしてこの映画を観るまで、
この災害の当時の深刻さと被害にあわれた皆さんの苦難を考えることすらしなかった。。
でも、こうして体験を映画として残してくれたことはとても意義深いことだと
思いました。この映画がずっしりと心の深いところまで伝わってくるのは、
ナオミ・ワッツさん他、柴らしい演技があってのことだとも思います♪
そして、この映画がスペインの製作映画であることも映画を観て知りました☆
10月公開のナオミ・ワッツさんが演じる「ダイアナ」の公開も楽しみに
しています。ナオミ・ワッツさんは、言い女優さんになってきていますよね☆
あと、実話の子どもたち。9年が経過していますけど、どんな人へと成長して
いるのかなぁ☆



>さえさん

期間限定特別上映ですか。
津波の怖さは、多くの人には分からないものでしたよね。高い波が来ても、そんなにたいしたことないんじゃない? なんて思ってしまったりしそうで。
その怖さを、少なくとも映画を見た人には伝えられたんじゃないかと思います。

ナオミさんとトム君は、とくに良かったですね。
ユアンが父親役はじめて、というのは驚きました。

え! 10月に「ダイアナ」が公開ですか? また、楽しみです。


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