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2023-06

「ウルヴァリン:SAMURAI」 - 2013.09.28 Sat

ハリウッド映画が描く、変な日本をどう受け止めるかは、観る人の許容度しだい。

変になるのは、日本独特なものについては研究不足なんだろうけど。
今回も変なんだろうなという心構えで観たせいか、それほど変でもなかった。いや、変だけど想定範囲というか、笑って許せるというか、ね。

対ニンジャ

笑いの(変な)ポイントを挙げてみると…(すべての文末に(笑)の文字をつけてお読みください)
女性に「ユキオ」という名前。雪緒とかならありえるけど、ユキオは男の名前でもあるから、ちょっと変。
シンゲンという名前も、普通、ないでしょ。ヤシダってのもポピュラーじゃない。
長崎に原爆が落ちたときに、早くも「ハラキリ」という「日本」が登場。

ウルちゃん(ウルヴァリン)、「(日本に行くのは)1日だけだぞ」と言いながら、当然、1日じゃ終わらない。
汚いからお風呂入りなさいといわれ、女中2人に無理やり裸を触られる(洗われる)ウル(ヒュー・ジャックマン)。女性陣の夢想か!
パチンコ店やラブホテル。秋葉原のメイドさんも、ちらっと見えたような。東京タワー、新幹線、お寺(僧侶)、ニンジャ、ヤクザ、和服女性に今風な女性…。もろもろの日本イメージ。

パチンコ

ヤクザ、バレバレ。ニンジャ、目立ちすぎ。
新幹線の上でウルとヤクザ大決戦! ウルと対等にジャンプしてナイフを新幹線に突き立てて張り合うヤクザ。(超人かよ!)
獣医に治してもらうウルちゃん。俺はケモノか。
長崎行きのバスが、どう見ても普通の乗り合いバスで、長距離には見えない。

近所のおばちゃんと会ったとき、マリコがそのまんま説明的に「近所のおばちゃん」なんて言ってるが、ふつう「あ、おばちゃん」ぐらいでは?
そのおばちゃんが、木が倒れてさあ、とか変なこと言うもんで、いきなり、ウルちゃんが、転がってる木を斧で切ってる。木こりか? でも、なんて、いい人なの。
最後はロボットみたいの出てきて、もう何がなんだか。
ボディガードだといって、ウルちゃんに同行してきたユキオなのに、出口のシーンではウルちゃんしかいないけど?

闘うボディガード?

ウルに絡む(ひとりは体も?)日本女性ふたり、よく知らない人だったが、世界で活躍するモデルさんなのか。
リラさんは逆三角形の面白い顔(ごめんね)だな~と思ったけど、アクションをちゃんとやってるので見直した。がんばれ!って応援したよ。

ひとつ、こりゃいかんだろと思うのは、父が娘の命を「何の疑問も葛藤もなく」狙ったり、孫が祖父の(以下、同文)。
根本から間違ってる。変な日本より、こっちのほうが大問題。

相変わらず、エンドロールが始まると帰りはじめる観客が多いが、アメコミの映画はとくに要注意!
まだ何かあるぞ! と考えてなきゃいけません!
本作はエンドロールの途中に、何かある! しかも、ちょっと長めだよ!
…なんて書いたって、最後まで観ないで帰るタイプの人は、ブログの映画感想なんて読んでないか。

毒女

ヒュー・ジャックマンというと、こないだ偶然見た「スマスマ」で、料理を食ってたのを思い出すが、ホントに日本が好きなんだね~。ありがたいけど。
「スバラシイ!」

(9月23日 ユナイテッド・シネマ としまえん)

THE WOLVERINE
2013年 アメリカ作品
監督 ジェームズ・マンゴールド
出演 ヒュー・ジャックマン、TAO、福島リラ、スヴェトラーナ・コドチェンコワ、ファムケ・ヤンセン

参考:ウルヴァリン:SAMURAI@ぴあ映画生活

好き度☆☆☆(3点。満点は5点)


(c) 2013 Twentieth Century Fox.

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● COMMENT ●

おおっ!コメントがないぞ! ウルヴァリンに怒られるぞ!
”What kind of monster are you?”

「ウ・ル・ヴァ・リ・ン!」

こんにちは

やっぱり外人から見た日本なんだけど、
そこまで変には描かれてなかったので
タイトルから想像するおかしな映画にはなってなかったですね
しかしまあツッコミどころはありましたが…
忍者さんいちいち回転するのとか笑っちゃいました
ヤクザもお前ミュータントか?ってレベルでしたね
逆三角形の顔形のユキオさんはアクションも様になっててなかなか良かったですね!

>makiさん

こんばんは。
笑って楽しめる程度の変さ、でしたね。
日本人が、ちゃんと映画製作アドバイスをしないのかってことも思いましたけども。
ふと、わざとやってるのか? と思ったり。
面白いから、いいかということで。

2度もTBごめんなさい。
でも消えてしまったのですね。
後ほど入れさせていただきますm(_ _)m

結構な言い様に一見見えますが
すっごい愛情溢れるレビューですね。

でもどの感想も(うんうん分かります)です(笑)

>タケヤさん

いえいえ、すぐにTBが表示されなかったりすると、受け付けなかったのかと思って、再度送ってしまう、なんてこともありますし。

「好き度」としては普通ですが、変な日本も楽しめたし、決して嫌いではなかったですね。

ボーさん、こんにちは!

ほらね~ 福島リラさんの事、面白い顔って言ってるじゃないですか~
まあ応援もしてるけど。絶対にボーさんの好みじゃないでしょう?(≧ε≦)

変な日本は、私も笑って受け入れましたよ。
いかんと思ったのは、ボーさんと同じく、
日本人の人間としての行動のほうです。

>YANさん

おはようございます。
おもしろいものはおもしろいので間違いないです!(わら)
好みじゃないのも間違いないですねー。

ジャパニーズ・ガイどもは確かに、ろくなもんじゃなかったですねえ。
そこは、ちょっとアレでしたよね~。(アレって?)

あはは、ツッコミどころ満載!(笑)
私はもう麻痺して「まだマシかな」と思いながら観てしまいました。
ほんと、ラスボスの展開以外は笑えたんですけどね…

>まおさん

本作の場合は、笑える(楽しめる)ツッコミどころ寄りに思えたので、まあいいかなと。
ラスボス…あんなことになっちゃってましたねえ。
ウルヴァリンのは、X-MENシリーズ番外編という感じです。


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☆☆☆(3)…GOOD.観て損はないかな。
☆☆(2)…NOT SO GOOD.ちょっとなあ…。
☆(1)…BAD!いいかげんにせい!
という感じ。★を0.5点とします。星5つは、ほとんどつけませんから、4.5点なら最高と言えます。 自分にとって面白いかどうかが重要で、世間の評判や、意義がある映画である等々は重要視しません。
好きだなあと思ったら3.5点に星が到達。


クリックで救える命がある。

小鳥頭
忘れっぽい人の同盟。
クリックしたら説明があるかもしれない
(忘れた)。


プロフィール

ボー・BJ・ジングルズ

  • Author:ボー・BJ・ジングルズ
  • HP「シネマ停留所」の管理人でもある。♂。単純に映画が好き。綺麗な女優が好き。マリリン・モンローさんは、わが永遠のミューズ。

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