「クロニクル」 - 2013.10.10 Thu
男子高校生3人が、地下の洞窟で不思議な物体に触れて、超能力を身につけてしまう。

さわらずに物を動かす力、つまりテレキネシス(念動力)をゲットした3人は、おもしろがって、その力をいたずらに使ったりするわけだ。
なんたって、高校生だし3人一緒だから、ワイワイ盛り上がっちゃうよね~。
「物」で遊んでいるうちはいいが、「人」に対して使うとなると…!
「大いなる力には、大いなる責任が伴う」というセリフがあったのは「スパイダーマン」だったか。
まさに、「力」は使い手しだいなのである。
自分をコントロールできない者が超能力を発揮したら、どうなるか。
荒削りながら終盤はパワーもあって、まあまあ面白いんだけど、いくつか引っかかることも。

降りるための足場がなさそうな地下へと、よく平気で飛び降りていくよなあ、と見ていて、あきれた。
戻れなくなったら、どうすんの。考え足らずじゃない? 無鉄砲な高校生ということで、すませていいのか。もうちょっと脚本考えようよ。
それから、空を飛ぶとき。好き勝手に飛んでるが、誰かに見つかったり、レーダーなんかでキャッチされるんじゃないかな~と思います。違います? そういうのは無視?
はじめはアンドリュー(デイン・デハーン)がビデオカメラを持ち歩いて撮影している画像を映しているので、なんだか自主制作の映画のようなチープさ、ケチくささを感じた。
ずっと手撮りではなかったけどね。

Wikipediaを読んだら、監督は「AKIRA」「キャリー」「フューリー」に影響を受けたらしい。
「キャリー」の制動不能の大破壊なんて思い出すと、なるほど、です。
「フューリー」も念力をもつ少年の話だったか。
この2本、どちらもブライアン・デ・パルマ監督作。
あ、もしかしたら「クロニクル」って、デ・パルマが若い頃に作りそうな映画だったのかも?
(その場合、若い女の子の存在をもっと大きくして作るだろうけれど。)
(10月8日 日劇3)

CHRONICLE
2012年 アメリカ作品
監督 ジョシュ・トランク
出演 デイン・デハーン、アレックス・ラッセル、マイケル・B・ジョーダン、アシュリー・ヒンショウ
参考:クロニクル@ぴあ映画生活
好き度☆☆☆(3点。満点は5点)
(c) 2011 TWENTIETH CENTURY FOX.
● COMMENT ●
こんばんは♪
>kiraさん
ええ、すごく好きってことはないです。
視点として、いいとこ突いたなとは思いますが…同情も共感もしないので…わー、ごめんちゃい!(苦笑)
ビデオカメラ、最後にどうなってたか、まったく覚えていません!(どうなってました? 誰か拾いそうだったんですか?)
>ふじき78さん
普通でした。。
84分という短い上映時間以上の時間を感じてしまいました。。
BJさんと同じ感じでした。
日常の出来事の中にマジックのような超能力シーンを自然なVE映像で
表現したことで、おおおー、となるはずが、カメラ目線映像でリアルさ
(ドキュメンタリー風)が逆に傍観目線になってしまい、「すごい」が
私的には半減してしまいました。。
エンドロールが流れたとたんに観客のみなさんがどっと席を立ち、
急ぐように退席された方が多かったのは、やはり上映時間を長く
感じてしまったのではないのかなぁ・・?
悪く書いているようになってしまいましたけど、
そうではなくて普通でした〜♪
番外ですけど、想定外に楽しめてしまったのが
「地獄でなぜ悪い」。流血映画苦手なのですが、なぜか
最後まで観ることができて且つ楽しめてしまった、のが自分でも
驚きでした(笑)
>さえさん
ゆえに、スケールが大きく感じられなかったということでしょうか…?
私は観ている最中は、彼のカメラで撮っている映像が主である、ということは、あんまり把握していなかったのです。
逆に、みんなが、そのように把握していることに驚いたといってもいいくらい。
「POV方式で」なんて解説を後で見て、なんだそりゃ?と思ったほどです。
有楽町のほうは、エンドロールの終わりまで観ていた人は多かったですよ。
私も「普通」。とくに素晴らしい、というところは感じなかったので。
「地獄でなぜ悪い」は、気が向いたら&機会があったら。
ボーさん、こんにちは!
ワイワイ盛り上がっている所が微笑ましかったです(^_^)
未熟な若者が超能力を持ったらどうなるか、
その変化が背景ごとに上手く描かれていたと思います。
ボーさんはスカートめくりで留まるでしょうか?
>YANさん
評判ほどには好きじゃなかったです。
青臭いというのか…。
私だったら、原発廃炉にために囲いを作るとか、まあ、いろいろ…やります。スカートめくりのあとに…(おいっ!)
超能力使うと自撮りもこうなるのか…というのが妙に新鮮だったりも(笑)
好きとはいえないけど、いろいろ興味深い映画でした。
>まおさん
この映画は、いまの時点では、なんとも興味をひかれない状態。
再見したら分からないですけどね。
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私はコレ、すっごく好き~♪
まあ、、少年のこういう痛い青春ものに弱いってこともあるんだけど、
スイッチを入れるスタートから、ラストのあの誰か・・の手に渡るだろうところまで
全部すきかな