「死霊館」 - 2013.10.28 Mon
しかも、実話だというのだから、これは、もう!

人形が看護師たちに危害を加えるという心霊現象、「アナベル事件」(1968年)を解決して有名になったウォーレン夫妻が、あまりの邪悪さゆえに、40年以上、誰にも語らなかった事件を映画化。
映画は、そのアナベル事件から始まり、ウォーレン夫妻(ヴェラ・ファーミガ、パトリック・ウィルソン)の講演の様子などと並行して、ある一家に襲い掛かる恐怖の現象を描いていく。

一家が引っ越しをしてくる、ということから、ああ、これは「この家」に何かあるな、とは、すぐ分かる。
案の定、飼い犬が嫌がって、家に入ろうとしない。
やがて、不気味なことが起き始めて…。

子どものなかのひとりに、最近よく見かける、ジョーイ・キングちゃんがいた。観たあとに調べて、気づいたんだけど…。
とくに、「ホワイトハウス・ダウン」では、大活躍してたよね。

一家が、夫婦と、子どもが5人いて、すべて女の子だというのも、なんだか、すごい。
恐怖に襲われるのが、かよわい女性がほとんどという状況だから…。
公式HPにあった、ロレイン・ウォーレンさんの話。
「家に入ってすぐ、この家が取り憑かれていることが判りました。ベールのような気配に包みこまれ、エネルギーが吸い出されます。霊体が出現するためにはそうしなければならないからです。人からエネルギーを得るのがたった一つの方法なのです。家の中は本当に重々しくて、引き倒されそうになります。とても薄気味が悪いのです」

オーソドックスな「恐怖の家」ものだけど、いつ何が起きるかが分からず、スリルが継続する。
こんな家で、目隠しして、かくれんぼ遊びするなんて怖すぎる。見えずに階段を落ちたりしたら、どうするよ~! 目の前に怖いものが出てきたら、どうするよ~! わー!
一家の主婦役の、リリ・テイラーさん、いちばん大変な役でした。すぐ前に観た「マリリン・モンロー 瞳の中の秘密」にも出演していたんだよね…。

原題は“THE CONJURING”。conjureの意味を調べると、魔法[魔術]を行う、手品[奇術]をする、(呪文・まじないで)悪魔[霊]を呼び出す、などとある。

ホラー映画は数多く見ているほうではないが、そのなかでは、これは、かなり、じわじわ、気持ち的に、怖かったよう。
ああ、こわ。でも映画のスリルとしては、面白い。
(10月19日 新宿ピカデリー)

THE CONJURING
2013年 アメリカ作品
監督 ジェームズ・ワン
出演 ヴェラ・ファーミガ、パトリック・ウィルソン、リリ・テイラー、ロン・リヴィングストン、ジョーイ・キング
参考:死霊館@ぴあ映画生活
好き度☆☆☆★(3.5点。満点は5点)
(c) 2013 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.
● COMMENT ●
こんにちは
実際にあったというから怖さ倍増しますよね。
うっかり夜遅くに観てしまいました(汗)
>yukarinさん
これは、なかなか正統的に、こわかったですね!
夜、見ちゃいけません…怖さを増したいのなら、いいですが…。
目隠しかくれんぼ
落とされないかハラハラしてたけど、いないはずの場所から手拍子と声が…のくだりだけでも心臓止まるかもしれない!
みなさん演技も上手くて、傑作ホラーと紹介してもいい作品ですね。
>宵乃さん
正体がわからない(見えない)うちが、いちばんこわいですよね。
「死霊館」の続編も、そのうちに見てくださいねー。
>ふじき78さん
こんばんは。
この手のオカルトは、気を許していた瞬間にドーン!と来る場面が多いのでびっくりしてしまいます。もう心臓が弱いので、コメントが無くなったら死んだと思ってください。(@@;;
「ホワイトハウス・ダウン」のジョーイ・キングちゃんでしたか!
あれはよかったですね。昔(ってほどでもないけど)っから体当たりの演技だったんですね。
続編も観ましたよ。
こちらも怖かったですが、感想はまたレビュー後に。(^o^)
>白くじらさん
音で驚くのは心臓によくないですが、そんなこと言わずに、霊界からでもコメントをください! 六道りんねに手伝ってもらって。
女の子については、気になったら、ちゃんと調べます! 差別です。
怖い映画ばかり出るのも、どうかと思いますけど、出ないよりはいいですね。
おお! 続編も観賞済みですか。怖いのに…。(苦笑)
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