「東ベルリンから来た女」 - 2014.03.05 Wed
いい映画だと思う。
東ドイツでのお話。
医者であるバルバラ(彼女の名前が本作の原題でもある)は、いなか町の病院にやってくる。
彼女は自転車での通勤途中に、誰かと密かに連絡を取りはじめて…。
一方で、同じ病院に勤める男との距離が次第に近くなっていき…。

当時の東ドイツでの状況が分かるのも興味深いし、主演ふたりの佇(たたず)まいが良い。
ラストシーンも好き。この場面を含めて、あんまり、くどくど説明しないのがいい。
すべては彼女の決断による結果だが、彼女がどんな思いでいるのかは、エンディング曲で「とうとう私は自由になった」という歌詞が流れることから想像していいのではないか。
(2月26日)

BARBARA
2012年 ドイツ作品
監督 クリスティアン・ペツォールト
出演 ニーナ・ホス、ロナルト・ツェアフェルト、ライナー・ボック、ヤスナ・フリッツィ・バウアー、マルク・ヴァシュケ
参考:東ベルリンから来た女@ぴあ映画生活
好き度☆☆☆☆(4点。満点は5点)

(c) SCHRAMM FILM / ZDF / ARTE 2012
● COMMENT ●
いい作品でしょう?
>rose_chocolatさん
うん、よかったです。淡々としたのは、つまらないと思うことが多いですが、シンプルでも、これはそういうのとは違ったし、感情面で、こちらも共振できるようなものだったので!
>ふじき78さん
バルバラ、という名前も印象的な、何か心に残る映画でした。
>まおさん
バルバラは英語読みするとバーバラですけど、イメージがなんとなく違いますよねー。
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こういうテイストが好きなんですよ。
今ってシンプルな映画がなかなかないからね。