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2017-09

「恐怖の報酬」 (映画館観賞記事祝500本) - 2014.06.08 Sun

ニトロをトラックで運ぶスリル満点の映画として、よく知られる傑作。
「映画感想(映画館などで)」のカテゴリー(左欄参照)としても、500本目!


500本目といっても、マリリン・モンローさんや小泉今日子さんに関する映画は、「映画館観賞」のカテゴリーではなく、それぞれ彼女たちのカテゴリーに入れちゃってるので、本当なら、とっくの昔に「映画感想(映画館などで)」は500本を超えているはずなのであるが。

映画紹介でもよく見るシーン

本作は「第二回 新・午前十時の映画祭」で観賞。
TOHOシネマズ 六本木ヒルズで、プレミアスクリーンでの上映だった。以前、少なくとも一度は入ったことがあるが、椅子がゆったりしてリクライニングになってる、ぜいたく。

ニトロをトラックで運ぶ話、として知っている人には、映画が始まってからニトロを運び始めるまでの前半のドラマが長いので、意外に思うのではないか。
だが、ここでの人間関係の描写もおもしろい。

リンダ(ヴェラ・クルーゾー)とマリオ

貧しさ、暑さ。仕事がなくてヒマを持て余す男たち。出口のない空虚感。
そこに、飛行機で逃亡してきた男、ジョー(シャルル・ヴァネル)がやってきて、そうした日常風景に多少の波紋もおきてくる。
マリオ(イヴ・モンタン)とジョーの関係は、のちのニトロ運搬のときに変わっていくから、この前半のストーリーは不可欠でもある。

ニトログリセリンは衝撃を与えると爆発する危険があり、ましてや舗装道路なんかないところをトラックで運搬するのは、確率の大きな死をかけてでも金儲けをしたい人間がいなければ成立しない。
それでも志願者が殺到するのは、男たちの状況を前半で描いているからこそ、すぐに納得できる。

ジョーとマリオ

悪路、切り返しでの転落の危険、落石、オイルの池といった難関でのスリル。
人間って、こういうふうに行動しちゃうんだ、という興味や皮肉。
危機を切り抜けてから、ほっとしたとき…緩急の置き方もいい。

いちばん印象に残ったのは、タバコを巻こうとして紙の上にのせたあと、ふうっと風に吹かれてタバコが飛ぶところ。
そのあとに続くシーンには呆然となり、タバコの描写の上手さを改めて思うことになる。

(6月7日 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ)

ルイジ(フォルコ・ルリ)とビンバ(ペーター・ヴァン・アイク)

LE SALAIRE DE LA PEUR
1953年 フランス・イタリア作品
監督 アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
出演 イヴ・モンタン、シャルル・ヴァネル、フォルコ・ルリ、ペーター・ヴァン・アイク、ヴェラ・クルーゾー

参考:恐怖の報酬@ぴあ映画生活

好き度☆☆☆☆★(4.5点。満点は5点)


ハラハラドキドキ

(c) 1953 Cinédis. All rights reserved.

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● COMMENT ●

私も先月参りました。久々の六本木ヒルズ。「あ、プレミア・スクリーンなのね」と得した気分でした♪
以前、私も鑑賞数を数えておりましたが、途中で眠っちゃったもの、録画が切れちゃったもの、周りが喋り出して、こっちの会話の方が面白くなっちゃったもの…は、カウントするか、しないか?分からなくなって、やめました。目と耳が、あと2つずつあればいいのですが…。

ゴキブリ

私がこの映画を観たのが、調べると2007年でした。
印象に残っている場面は、冒頭の「ゴキブリ」(笑)それに最後の写真の「崖の上のトラックがバックする」場面。そしてラストの崖から転落するトラック...
妙なもので、ここでのゴキブリとか、「西部戦線異状なし」のラストの蝶々とかが不思議と記憶に残っています。

この映画はやはり「演出のうまさ」につきますね。「いつ爆発するのか」ハラハラドキドキさせる手腕。ちょうどヒッチコックの「マクガフィン」みたいに。

冒頭の美人女優は監督の奥さんかな?
当地では今月「第三の男」がやってきます。今から楽しみ。

500本目おめでとうございます!
「恐怖の報酬」は結構前に見た事があるんですが、そういえば前半はかなり丁寧に彼らの事を描いてましたね。
後半の緊張感ある展開ばかりが印象に残ってました。
今見てもハラハラドキドキさせられます。

たばこのシーンは忘れてしまいましたが、いつか機会があったら見直してみますね~。

>モペ改め「謎の」ミトンさん

先月というと…「サウンド・オブ・ミュージック」か「オズの魔法使」か…。
そうそう、プレミアスクリーンだけど値段は別に高くないので、得な気分でしたね。

私だったら、途中で止めたものは数えないですっ。
完全制覇した映画を(たとえワケがわからなくても)、よしよし、1本! と数えます。

>又左衛門さん

最初のはゴキブリなんですね…遊んでる男の子が下半身すっぽんぽんなのが印象に残っていました。
バックしたトラック、横滑りまでするんですよ。映画撮影とはいえ、ドキッとしますね。

いつ爆発してもおかしくないというスリルを基本に置いたうえに、なおかつ、上手い監督ですからねえ。素晴らしいです。
女優さんは、監督の奥様ですね。これまた傑作の「悪魔のような女」でも印象的でした。
「第三の男」は観に行かれるのですね。お楽しみください。

>宵乃さん

ありがとうございます!
一応、500本目ということに気がついたので、お祝いしてみました。
トラック運搬が始まるまで、1時間あるかもしれないくらい長いです。
ハラハラするのは後半で、見たあとの印象も、やっぱりニトロ運搬のシーンが強烈ですよね。
何年か経って、いろいろ忘れた状態で見直すと、なおさらドキドキして楽しいかもしれません。

マリオとルイージ

この映画の登場人物の役名。
マリオとルイージ。あのニンテンドーの有名キャラ。「スーパー・マリオ・ブラザーズ」の元ネタがこの作品らしいですね。そう考えて再見してみると、また面白いかも(笑)上から4番目の写真の、帽子とひげの写真なんかそっくりですね!

>又左衛門さん

マリオとルイージがキャラクターのゲームですね。
映画ではマリオもルイージも出てくるし、ルイージがゲームキャラと似ているので、そういう話になったようです。
ネットで調べてみると、ゲームのほうは、マリオは実在の人物からとった名前で、そのマリオに「類似」しているからルイージになったと、メーカーは答えたのこと(笑)ですが、真実はいかに?ですね。


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☆☆☆☆☆(5)…GREAT!文句なし!
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☆☆☆(3)…GOOD.観て損はないかな。
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☆(1)…BAD!いいかげんにせい!
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ボー・BJ・ジングルズ

  • Author:ボー・BJ・ジングルズ
  • HP「シネマ停留所」の管理人でもある。♂。単純に映画が好き。綺麗な女優が好き。マリリン・モンローさんは、わが永遠のミューズ。

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