カセット「KYON KYON倶楽部」 キョン2ディスコグラフィ(16) - 2014.07.05 Sat
カセット2本入りということでは、半年前の1983年9月5日に発売された「SEPARATION KYOKO」と同じだが、入っている箱は今度のほうが2倍以上大きい。
「アイドルパック」という名称も書かれているが…。

「SEPARATION KYOKO」では、洋楽カバー3曲とオリジナル3曲プラスおしゃべり、だったが、今回はオリジナル6曲プラスおしゃべり、になっている。まあまあ、似たような構成ではある。
なぜ、この頃に、カセットでの商品発表が続いたのか。カセットテープで音楽を聴く需要が大きかったのかなあと考えてみると、たしかに自分自身、携帯型のカセットプレイヤーを使っていたっけ。
CDウォークマンが出たのが、この年、1984年ということで、これ以後はカセットの発売は減ったのだろうなあ。
現在は、こちらやこちらで試聴できます。
1本目のカセットのSide 1 は、
1. クライマックス御一緒に
作詞:森 雪之丞、作曲・編曲:井上 大輔
1月1日に発売された8枚目のシングル曲(あんみつ姫名義ではあるが)で、キョン2ディスコグラフィ(15)で紹介済。
ただし、間奏でトランペットが入ってくるところにアレンジの違いがあるように思える。
♪夢見る瞬間 誰もが 不思議な小説家
2. JAJAUMA コネクション
作詞:康 珍化、作曲:網倉 一也、編曲:難波 弘之
わたしのことだけ心配してほしいから、じゃじゃ馬みたいに振る舞う。独占したいから、愛してるから、じゃじゃ馬…。
かわいい風でポップな曲。
♪別に用事ないけど 夜中過ぎのテレフォン
3. アゼリアの旅
作詞:湯川 れい子、作曲:網倉 一也、編曲:難波 弘之
スローでムーディー、聴いていて、いい心地になる。
ひとり旅のホテルの窓辺にアゼリアの花が…きれいな風景がイメージできちゃいますね~。
♪海に抱かれたような 小さな町なの

1本目のカセットのSide 2 は、
1. 逆光線ボーイ
作詞:康 珍化、作曲:井上 大輔、編曲:大谷 和夫
エレクトリックな前奏に始まる、小気味のいい、ノリのいい曲。
ライブでやれば、ノリまくること間違いなし、ファンの間でも、かなり人気があったと思う。
♪SF映画のように あなたの瞳が光る
2. No More Lover Chase
作詞:秋元 康、作曲・編曲:馬飼野 康二
かっこいい的な曲ですね。
もう恋人なんて追いかけない、ひとりで生きてゆけるわ! って、今ここに私がいますので考え直してください。
♪No More Lover Chase 涙が止まれば
3. 東京モガ
作詞:康 珍化、作曲:井上 大輔、編曲:大谷 和夫
モガというのは、モダン・ガールのこと。くわしくは検索してね。
これも、ノリはいいですよ~。
♪事件ダネ! あせるよね! 目立ちたいのは 東京おしゃれなモガ

2本目は「おしゃべりカセット」。20分弱。
Side 1で注目なのが、《Kyon Kyonコール傑作集!!》として、「艶姿ナミダ娘」と「春風の誘惑」に、親衛隊がどんなコールをつけているかを、実際に歌に乗せて聞かせてくれている。親衛隊を呼んで録音したんだろうかねえ…。
親衛隊のコールのセリフまで書かれている歌詞カードがなかったら、なんて言ってるか分からないところも、いっぱいある。
親衛隊のコールには、慣れるまでが大変で、1回か2回は笑ってNGを出しちゃう、と語るキョンちゃん。(「キョンちゃん」もコールの中にある。)
「か・り・あ・げ」とか「ちえみに聞いたエレベーター あごでボタンを押さないでー」のコールには笑ってしまうよね。
ちえみ、というのはお友達の歌手・堀ちえみちゃん。
そのほか、昼メロを1人で演じてみたり、「誰にでもできるミエの張り方」講座、具体的には、ボーイフレンドがいるように見せかけるにはどうしたらいいかなど。
脚本があるにしても、楽しく、おしゃべりするから、いいんですね。
関連記事:
シングル「私の16才」 キョン2ディスコグラフィ(1)
シングル「素敵なラブリーボーイ」 キョン2ディスコグラフィ(2)
アルバム「マイ・ファンタジー」 キョン2ディスコグラフィ(3)
シングル「ひとり街角」 キョン2ディスコグラフィ(4)
アルバム「詩色の季節」 キョン2ディスコグラフィ(5)
シングル「春風の誘惑」 キョン2ディスコグラフィ(6)
ファースト・コンサート 「消しゴムのない手紙」 キョン2ディスコグラフィ(7〔番外編〕)
シングル「まっ赤な女の子」 キョン2ディスコグラフィ(8)
アルバム「Breezing」 キョン2ディスコグラフィ(9)
シングル「半分少女」 キョン2ディスコグラフィ(10)
カセット「SEPARATION KYOKO」 キョン2ディスコグラフィ(11)
セカンド・コンサート「出逢いの瞬間(モーメント)」 キョン2ディスコグラフィ(12〔番外編〕)
シングル「艶姿ナミダ娘」 キョン2ディスコグラフィ(13)
アルバム「Whisper」 キョン2ディスコグラフィ(14)
シングル「クライマックス御一緒に」(あんみつ姫名義) キョン2ディスコグラフィ(15)
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● COMMENT ●
ボーさんへ>
>moonstarさん
「アゼリアの旅」の歌詞、「JAJAUMA~」のをコピペしたあとに歌詞を書き換えるはずが、変わっていませんでしたー。
書くのに調べてみて改めて分かったのは、当時、カセットでのリリースが続いたんだなあということ。
カセットだと、いまや、めったに聞かなくなりましたから、この際PCに入れてスマホに転送しておきました。それにしてもスマホで聴けるんだからCDウォークマンも要らなくなっちゃいましたね…。
おしゃべり編は、前の「SEPARATION KYOKO」も同じですが、いまさら配信はしないでしょうねえ…。本人、恥ずかしいでしょうし!(笑)
親衛隊コールは、なんて言ってるのか、ちゃんと歌詞カードに書いてあるのが素晴らしいです。というか、書いてないと分からない。(苦笑)
言葉の意味を知らずに聞いてるって、よくありましたよね。今のようにネットですぐ調べられるなんてことはなかったですし。
突然なのですが、
相互リンクをさせていただいている件で、訳あってリンクを削除しなければならない状態になりました。
大変申し訳ないのですが、貴サイトのほうもリンクを削除していただいてもよろしいでしょうか?
ご迷惑をお掛け致しますが、よろしくお願い致します。
牧本遥
>牧本 遥 さん
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これは、間違いなく持っていました。
懐かしい!!
2本目の内容。コールの件は、私もうっすら覚えています。
講座の方は言われてみればあったような、なかったような。。。
これも、是非、iTunesにアップして欲しいところ。
当時というか、ずっと、レコードプレーヤを持っていなかった私にとっては
カセットの発売というのはとても嬉しかったです。
今や、カセットのウォークマンや、MDウォークマンを使っている人って、
居なくなってしまったかもしれませんね。時代の変化を感じます。
そのうち、全部クラウドになって、音源は全く持ち歩かない時代になるでしょうね。
あと、モガの意味は、この曲がリリースされたかなり後に知りました。
当時は、単なる人の名前だと思い込んでいました(汗)
追伸:「アゼリアの旅」の歌い出しが、
「JAJAUMA コネクション」のもになっています。記憶では「海に抱かれたような~」だったと思います。